7/7
四脳一体、転身、イオル一脳一体2
これにて イオルとホウライの話は一旦完結。
「イオル、起きて」
わたしは目を覚ました。
起きると考えは静かでそして、とうとう手に入れたわたしだけの体になっていた。
病院に連れて行かれた後、色々検査させられた。
月から落とされて生き残ったヒトや機械はけっこういるようで、おかげでスムーズに話が進んで行った。
ナノマシンも順調に馴染んで、ホウライが用意してくれた体に入ることができた。
また、細やかな作業ができるように、人形にしてもらった。
月の体よりも細やかに動くわたしが欲しかった体だった。
「ありがとう。ホウライ。これからわたしのメンテは一生タダにしてあげます。」
「イオル、自分を安売りするな」
「独立するために必要なナノマシンの提供をしてくれたホウライからは、代金取りたくない」
「でしたら、お金の代わりに俺の愛を受け取ってくれませんか?」
ストレートな言葉をわたしに投げてきた。
「それはもちろん受け取ります!」
月から落ちたら、わたしだけの体とわたしだけの愛を手に入れた。




