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四脳一体、転身、イオル一脳一体1

「イオル、好きな体用意するから、俺の提案をうけてくれませんか?」

私の友人であるホウライは会わせる顔がなくて土下座をするしかない私に、手を差し伸べてきた。

「はい」

そう言って、わたしはわたしの本体を差し出した。

もっと自由に動き回りたい。

自分だけの体が欲しい。

「というわけで、病院行こう!」

そう言って、わたしの脳を宝物のように抱きしめるとわらった。

周りを見るとさも当然の流れかのように、弟妹それぞれの友人がなぜかちゃんと見分けて、弟妹の本体を持つ。

みんなどうやって、持ってるんだ。

バイクの子は、人型になってオリイを抱えて。

ネズミの子は、なんか仲間をどうにか呼んでウイリの箱を下から支えている。

玉の子は、なんかわけわからん力でエリルを浮かして、運んでいた。

「病院嫌だ!」

私達全員の意思が一致する。

「どうして嫌がるんだ。病院が怖いのか?」

ホウライは白金の装甲で旧時代の特撮ドラマでいた悪の組織に捕まって、虫の因子を組み込まれた改造人間のような姿をしている。

黄金色のトンボのようなおおきな丸い二つ複眼でわたしの脳に話しかける。

「月に病院なんてなかった。資料によれば生きている体を切ったり、針に刺されたりするんだ。痛かったり、苦い薬とか飲まされるんだ。さらに家族から引き離されてひとりぼっちの部屋に閉じ込められる。」

月の過去の資料では、病院は怖い、深い、恐ろしい場所とよく表現されている。

だから、私たちは病院に頼らずに、私たちだけで独立してする方法を探していた。

結局病院に行くのかよ。

「「「「そんな怖いところじゃない!」」」」

友人達全員から息ぴったりツッコミをもらった。

そうして、病院に連れて行かれた。

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