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1こうして地球に落ちました。

生体部品としての運命を受け入れていた私たち。

ある日、姉さんが現れたことにより、運命に争うことに目覚めて、そして地球に落とされました。

「イオル、ウィリ、エリル、オリイ」

姉さんから名前をもらった時、ただの生体コンピューターだった私は、イオルとして目を覚ました。



四脳一体。

それが今私たちの状況だ。

生まれた時からほとんど頭以外の臓器がなく、青い培養液の中でしか生きられない。

ほぼ機械で人権なんてものがない。

それが私だ。

だいたい一年がすぎるたびに新しくわたしの仲間が増えていく、騒がしくなって寂しくなかったし、そのおかげで負荷が軽くなり、計算以外にも余裕ができた。

さらに、メンテナンスを楽にしたいという周りの意見から私たちは一つの人形に繋がれていた。

それら肉なんてほとんどない完全な機械で、私たちの脳のメンテナンス以外で暇な時は雑用係として使いっ走りにされていた。

また、新しい子が追加されるって時に姉さんが現れた。

『姉さん』が現れた時も、みんな姉さんを見ること、話すこと、愛でることに集中したいから、雑用を押し付けられていた。

私たちである生体コンピューターの説明を本機なんだから詳しいから説明できるだろう。

そう言われて、姉さんを私たちの本体の前に導いた。

自分たちと同じ遺伝子で同じ人工子宮から完璧に生まれた存在に対してすごく誇らしかった。

同じ遺伝子を持つ部品として嬉しかった。


月の人のために頑張ろうと思っていた。

それが当たりでそう思い込ませていた。

反乱、反逆に近い感情なんて持てば、即ネットワークから切り離しの死ぬまで禁錮、もしくはほぼ死刑の地球落としだったから、考えないようにしていた。


このアギロって人もきっと他の人や機械のように『部品』でしかない私たちのことを気にもしないだろう。


「アギロ様は、下の子達にあって何をしたいのですか?」

わたしはなんとなくが問いかけて見た。

「名前をつけるのじゃ。

上からイオル、ウィリ、エリル、オリー。

姉さんって呼んでもらうのじゃ」

そう言われた。

アギロ様は、スキップを踏みながら、歩く。

ただ名前をつけられるだけなら、他の機械や人にもうされている。

一番、二番、三番、四番だ。

上から順に、それがイオル、ウィリ、エリル、オリーになるだけ、名前なんて個体識別番号と変わらない。

もう一人も生まれることを知らないようだ。

私たちと同じにされてから伝えられるのか。

そう思いながら、私たちの本体を見せた。

「わらわと同じ一族で同じ子宮から生まれたんじゃったら、わらわと同じ完璧なはずじゃろ」

アギロ様は、怒って小さな体で私たちにつかみかかってきた。

驚いた。知らなかったのか。部品と知ってなんで怒る。わからない。

私たちはただ部品として生まれてきただけの存在。

どうして、そんなに怒るの。

わたし以外の脳がフリーズした。

その驚きが出ないように淡々とわたしは答えた。

「もともと、アギロ様が生まれた子宮は生体コンピュータ用でした。ですがアギロ様は完璧に生まれました。だから、コンピューターにならずにすんだ」

離していくに連れてアギロ様の愛らしい顔の眉間にシワが刻まれていく。

「指一本でもかけていたら、アギロ様もこの中でした。

本来、罪悪がないよう頭以外かけて生まれてくるように設定していたのですが、なぜかアギロ様は完璧に生まれた。」

指一本は言い過ぎたかもしれない。

私たちは本来頭だけの神経の塊で生まれてくる。

けれど今日生まれる予定の子は、首から下も手足が一つしかない以外普通だ。

けれど、生体部品になることが決まっていた。

「指一本でもか。なんてことをしてるんだ。」

アギロ様が私たちの服を握りしめて睨んでくる。

周りから嫉妬の視線がくる。

明日から雑用の量増えそう。

まるでわたしが、生体部品にしたかのようにアギロ様は見てくる。

「したのは私ではありません。私はただ管理を任されているだけです。」

一応、そのことは伝えておこう。

雑用が増えるであろう部品の私たちは、あなたにあなたの望む姉という資格があるかを試したいという考えがわたしは浮かんだ。

「今日六番目の脳が生まれる予定です。イレギュラーで四肢の欠損しかないのですが、それでも会いたいですか?」

周りが何言ってるんだこいつという目で見てくる。

本来ここの私たちを見て終わりだったのを私たちが変えた。

完璧を望む他の人たちと機械と同じなら、ここでもういいとなるだろう。

余計なことをしたわたしは叱られる。

「会いたいに決まってる。もうわらわの家族をこんな目にあわせない。」

その目は涙ぐみながらもわたしたちをしっかりと見て、怒ってくれた。

わたしたちは誰からも大切にされない知られもせず箱ので、朽ちていくだけの運命だと思っていた。

けれどこうして、大切に思って怒って助けようとしてくれる存在がいる。

そのことを知って、抗って見ようと決意した。

他の子達も満場一致だった。

「わかりました。」

そう言って、わたしは『姉さん』を抱き上げた。

「急がないと。『姉さん』。どうか『家族』を救ってください。」

わたしは姉さんを抱えて、生産室に走った。

他の子達は、建物のネットワークを通して、私たちを捕まえようとしてくる人たちの足止めをしてくれた。

追いかけてくる人を防火シャッターで防ぎ、配膳ロボットをぶつけたり、支配権取り返そうとハッキングしてくるなら逆ハッキングをしたりした。


生産室に着くまでに五分もなかったけど、その間に私たちの状態、正体を明かした。


「だから、まだ体がある下の子を助けて。私たちはどうなっても構わない。おねがい姉さん」

生産室前に着くと姉を降ろし、扉のロックを秒で解除した。

開けるとちょうど末っ子が生まれようとしていた。

周りには、末っ子の体を奪おうと準備している人たちがいた。

やめろと叫ぼうとした。

「わらわの家具や」

姉さんが強く叫んだ。

「コンピューターにしないで、その子は私の大切な家具や」

月の法律では、人間は機械を家具や道具として所有できる。

完璧な姉さんが所望とあらば末っ子は機械になることが確定である。

私たちは歓喜した。

運命を変えることができたんだ。

人工子宮から落ちそうになっていた末っ子をギリギリでキャッチして姉さんに手渡す。

もうひと暴れして、月の人間たちに生体部品を作ったことを後悔させてやろ。

噴水からジュース出させたり、冬のリゾートを夏に書き換えたり、食品工場の塩を砂糖に入れ替えたりした。


「こうして、人と機械が死なない程度に反抗した結果、私たちは月から地球に追放されました。

だからさ、地球の文化なんて、機械融合知的生命体の求愛行動なんて、ほとんど知らなかったんだ。

君たちのことは友達と思っていて。」


地球に落ちた私たちは現在、今の地球の覇者である機械融合知的生命体四体に迫られています。

全員、私たちそれぞれのアルバイト先で互いに内緒にしていた友人である。

私たちは私たち本体が入った箱を見せて必死に浮気でないことを説明している真っ最中だ。



人形、ネズミ、球体、バイク

融合生命体っていろんな形があると遠い目で見ていた。


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