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マスカレイド 温羅  作者: 一等神 司
怪人 【麺】《饂飩》
27/35

第十八話 必殺!トリプル破邪!

サルヴァさん強いです。

二枚の【変化札(へんげふだ)】【猿王(えんおう)】と【白虎(びゃっこ)】を【魔神帯(まじんたい)】から抜いて、【犬王(けんおう)】の【変化札(へんげふだ)】をバックルに挿す温羅(うら)


《マスカレイド ウラ ケンオウ》


右手に【破邪(はじゃ)牙斬(がざん)(とう)】を握った【犬王(けんおう) モード】に姿を変えた。


そのままバックルの右側のスロットに【青龍(せいりゅう)】の【変化札(へんげふだ)】を挿し込む。


《レイド セイリュウ》

そう言霊を発すると、右肩に青い龍の意匠の半面が浮かび、それが肩当ての形に変わって着く。

右手の【破邪(はじゃ)牙斬(がざん)(とう)】は形を大きく変え、刃が幅広で湾曲した青竜刀の形状に変わる。

刃には風を纏っている。


「せいっ!」


温羅(うら)が一声あげて一体の鬼を真一文字に斬ると、その余波で突風が起こると


グォーーーーッ!


真空が剣の軌跡に沿って飛んで行き、斬った鬼の後ろに構えていた鬼達を


ズバッ!ザシュッ!


真一文字に切り裂いて行く。


「おう!凄い!正解だな。やっぱり玄武(げんぶ)より青龍(せいりゅう)を選んで良かった」

そう温羅(うら)は言うと


「えいっ!」


と、サルヴァに向かって【破邪(はじゃ)牙斬(がざん)(とう)】を真一文字に(なぎ)いで、真空の刃を飛ばす。


グォーーーーッ!


「ふん……こんなもの」


と、サルヴァは右手を横に振ると


ブワッ!


飛んで来る真空の刃に、右手の勢いで発生させた真空の刃をぶつけて相殺する。


その隙きを突いて京児(けいじ)が垂直に刃を打ち込んでくる。


バシッ!


サルヴァは右手で京児(けいじ)の剣を受け止める。


「懲りぬ奴じゃの」


と、サルヴァは言うと破邪(はじゃ)紺狼(こんろう)(けん)の刃を握って、剣ごと京児(けいじ)を投げ飛ばす。


ドンッ!

ガラッガシャン!


近くの商店に激突する京児(けいじ)


「ぐっ…… くっクソ!つえぇ……」


何とかダメージが少なかった様で、化身も解除されず、ヨロヨロと立ち上がる京児(けいじ)


「【化身帯(けしんたい)】の戦闘力では、こいつの相手は無理な様です。俺が相手しますから、京児(けいじ)(たける)護姫(ごき)は、他の魔族や怪人の相手をお願いします!」

そう京児(けいじ)に告げる温羅(うら)


「なっ!?なにを!?一般人の素人の…しかも、学生が……何を生意気な事を!?」

温羅(うら)の言葉に(いきどお)京児(けいじ)


「こんな時に一般人も素人も学生も関係無いでしょう!?協力し合わなきゃ!」

襲い来る鬼の相手をしながら叫ぶ様に京児(けいじ)に言う温羅(うら)


「くっ…… わかった!その代わり、ケガしたりするなよ!」

そう温羅(うら)に告げて、サルヴァの相手を温羅(うら)に任せる京児(けいじ)


「わかりました!」

そう応える温羅(うら)





その頃 (たける)護姫(ごき)の兄妹が、うどん怪人と雑魚の鬼達の相手をしている。


「気を抜いてケガすんじゃねぇーぞ!優美子(ゆみこ) 良いか!?」

そう言う(たける)


「化身している間は、私の事は護姫(ごき)って呼んでよ。それと、保護者ヅラしないでよ!」

(たける)の発言に怒る護姫(ごき)


ゴンッ!

ガゴンッ!


「お前の兄貴なんだから当たり前だろ!」

と、自分や護姫(ごき)への攻撃を盾で防ぎながら言う(たける)


ズブッ!

ドスッ!


「こんな時にまで、兄貴ヅラしないでよ!」

と、(たける)が攻撃を防いだ鬼に対して、【破邪(はじゃ)白鶴(はくかく)(けん)】で、刺し貫く護姫(ごき)


いがみ合いながらも、良い連携を見せる日幡(ひばた)兄妹。


ゴキッ!

ガンッ!


「兄貴ヅラするなって、俺はお前の実の兄だ!兄貴ヅラして当たり前だろ!」

鬼達の攻撃を盾で防いだり、盾で鬼達を殴りつけたりしている(たける)


ズシュッ!

ドシュッ!

ズシャッ!


「私は一人でも大丈夫なのっ!」

(たける)に盾で攻撃を防がれた鬼達を突き刺して行く護姫(ごき)




ザンッ!

ズバッ!


「まだそんな事をやってるのか!?」

そこに鬼達を叩き斬りながら京児(けいじ)が現れる。


「うるせぇーよ!他人の家族の事に口を出すなよ!」

悪態を吐く(たける)


「すみません……うちの兄が……」

申し訳無さそうに応える護姫(ごき)


ズリュッ!

ズルルルッ!


「うぉっ!?なんじゃこりゃっ!?」

白い(ひも)にぐるぐると身体を巻かれる(たける)


「うっ!?動けん!?切れねぇ!でぇれぇ固てぇが!?」

白い紐を切ろうともがくが、強くコシのある紐は、(たける)が暴れても切れない。


ザシュッ!


「大丈夫かっ!?」

白い紐を京児(けいじ)破邪(はじゃ)紺狼(こんろう)(けん)で斬って(たける)を解放する。


「あっ!?ああ、大丈夫だ!助かった!ありがとうよ!」

京児(けいじ)に礼を言う(たける)


「えいっ!」


ズブッ!


と、護姫(ごき)(たける)に攻撃してきた うどん怪人 に破邪(はじゃ)白鶴(はくかく)(けん)を突き刺す。


「!?深く刺さらない!?」


うどん怪人の全身をぐるぐる巻きに(おお)っている【うどん】のコシの強さに、破邪(はじゃ)白鶴(はくかく)(けん)が深く刺さらず困惑する護姫(ごき)


「三人で連続で攻撃するぞ!」

和を乱していた(たける)が連携をしようと声をあげる。


「「わかった!」」

と、応じる京児(けいじ)護姫(ごき)の二人。


「俺から行くぞっ!」

そう叫ぶ京児(けいじ)


「めぇぇぇぇぇんっ!破邪(はじゃ)(てん)流星(りゅうせい)()(ざん)!」


紺色の夜空を思わせる京児(けいじ)の身体から、流星(りゅうせい)(きら)めきの様に、刃を上段の構えから真一文字に打ち下ろす。


弾力のあるうどんに包まれている うどん怪人 は、深く刃が打ち込まれていない。


「おりゃぁーーーーっ!破邪(はじゃ)破邪(はじゃ)乱打(らんだ)(こう)!」


愚鈍ながら走って うどん怪人 に近付き、その勢いのまま、回転して盾を打ち付ける(たける)


攻撃を受けた うどん怪人 は、ヨロヨロとはしているが、これでも倒し切れていない。

それでも、仰向けに倒れそうになる うどん怪人。


そこに……


「必殺!破邪(はじゃ)飛天(ひてん)()()(とつ)!!!」


丹頂(たんちょう)(づる)が高く飛び上がる様に舞い、水中の獲物を狙うかの様に、うどん怪人 を突き刺す護姫(ごき)


「うぉーーーーーーーーーーーっ!」


そう叫ぶと、うどん怪人 は、黒い霧を霧散させ、元の男の姿に戻る。


「大丈夫ですか!?」

京児(けいじ)が走り寄り、介抱する。


「ここは危険なのであちらの方向に避難して下さい。この住所に県が準備した避難所があります。ここを目指して下さい」

そう言い、男に一枚の紙を渡す京児(けいじ)





ドガシャーン!


そこに温羅(うら)がぶっ飛んで来た。

そして、置かれていた自動販売機のゴミ箱に激突する。


「大丈夫!?白神(しらが)君!」

そう問い掛ける優美子(ゆみこ)


「あ……何とか大丈夫だよ……」

と、フラフラしながら応える温羅(うら)


優美子(ゆみこ)!お前 俺には化身後の名前で呼べって言っといて、そいつは白神(しらが)って呼んでんじゃんかっ!」

と、(いきどお)(たける)


「うるさい!」

と、怒る優美子(ゆみこ)


「うっ……うるさいって……」

そう落ち込む(たける)


「今度は四人でボス戦だな……」

と、呟く京児(けいじ)


「言ってた様に、本当 強いですよ。こいつ」

そう京児(けいじ)に伝える温羅(うら)


「「「「いくぞっ!」」」」


四人はサルヴァに向かって駆けて行く。

今の所 最強のマスカレイドである温羅(うら)でも勝てないサルヴァです。


うどん怪人は順当に討伐されました。

岡山県のおうどんは、本当に美味しいんです。

最近も秘密のケンミンSHOWって番組で取り上げられてましたよね。

隣接している関西圏や広島県、海を挟んだ香川県から、大きく影響を受けているのが、岡山県です。

特に食に関しては、隣県のハイブリッドと言っても言い過ぎではないです。

是非 岡山のグルメを食べに来て下さい。

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