第十八話 必殺!トリプル破邪!
サルヴァさん強いです。
二枚の【変化札】【猿王】と【白虎】を【魔神帯】から抜いて、【犬王】の【変化札】をバックルに挿す温羅
《マスカレイド ウラ ケンオウ》
右手に【破邪牙斬刀】を握った【犬王 モード】に姿を変えた。
そのままバックルの右側のスロットに【青龍】の【変化札】を挿し込む。
《レイド セイリュウ》
そう言霊を発すると、右肩に青い龍の意匠の半面が浮かび、それが肩当ての形に変わって着く。
右手の【破邪牙斬刀】は形を大きく変え、刃が幅広で湾曲した青竜刀の形状に変わる。
刃には風を纏っている。
「せいっ!」
温羅が一声あげて一体の鬼を真一文字に斬ると、その余波で突風が起こると
グォーーーーッ!
真空が剣の軌跡に沿って飛んで行き、斬った鬼の後ろに構えていた鬼達を
ズバッ!ザシュッ!
真一文字に切り裂いて行く。
「おう!凄い!正解だな。やっぱり玄武より青龍を選んで良かった」
そう温羅は言うと
「えいっ!」
と、サルヴァに向かって【破邪牙斬刀】を真一文字に薙いで、真空の刃を飛ばす。
グォーーーーッ!
「ふん……こんなもの」
と、サルヴァは右手を横に振ると
ブワッ!
飛んで来る真空の刃に、右手の勢いで発生させた真空の刃をぶつけて相殺する。
その隙きを突いて京児が垂直に刃を打ち込んでくる。
バシッ!
サルヴァは右手で京児の剣を受け止める。
「懲りぬ奴じゃの」
と、サルヴァは言うと破邪紺狼剣の刃を握って、剣ごと京児を投げ飛ばす。
ドンッ!
ガラッガシャン!
近くの商店に激突する京児。
「ぐっ…… くっクソ!つえぇ……」
何とかダメージが少なかった様で、化身も解除されず、ヨロヨロと立ち上がる京児。
「【化身帯】の戦闘力では、こいつの相手は無理な様です。俺が相手しますから、京児と武と護姫は、他の魔族や怪人の相手をお願いします!」
そう京児に告げる温羅。
「なっ!?なにを!?一般人の素人の…しかも、学生が……何を生意気な事を!?」
温羅の言葉に憤る京児。
「こんな時に一般人も素人も学生も関係無いでしょう!?協力し合わなきゃ!」
襲い来る鬼の相手をしながら叫ぶ様に京児に言う温羅。
「くっ…… わかった!その代わり、ケガしたりするなよ!」
そう温羅に告げて、サルヴァの相手を温羅に任せる京児。
「わかりました!」
そう応える温羅
その頃 武と護姫の兄妹が、うどん怪人と雑魚の鬼達の相手をしている。
「気を抜いてケガすんじゃねぇーぞ!優美子 良いか!?」
そう言う武。
「化身している間は、私の事は護姫って呼んでよ。それと、保護者ヅラしないでよ!」
武の発言に怒る護姫。
ゴンッ!
ガゴンッ!
「お前の兄貴なんだから当たり前だろ!」
と、自分や護姫への攻撃を盾で防ぎながら言う武。
ズブッ!
ドスッ!
「こんな時にまで、兄貴ヅラしないでよ!」
と、武が攻撃を防いだ鬼に対して、【破邪白鶴剣】で、刺し貫く護姫。
いがみ合いながらも、良い連携を見せる日幡兄妹。
ゴキッ!
ガンッ!
「兄貴ヅラするなって、俺はお前の実の兄だ!兄貴ヅラして当たり前だろ!」
鬼達の攻撃を盾で防いだり、盾で鬼達を殴りつけたりしている武。
ズシュッ!
ドシュッ!
ズシャッ!
「私は一人でも大丈夫なのっ!」
武に盾で攻撃を防がれた鬼達を突き刺して行く護姫
ザンッ!
ズバッ!
「まだそんな事をやってるのか!?」
そこに鬼達を叩き斬りながら京児が現れる。
「うるせぇーよ!他人の家族の事に口を出すなよ!」
悪態を吐く武
「すみません……うちの兄が……」
申し訳無さそうに応える護姫。
ズリュッ!
ズルルルッ!
「うぉっ!?なんじゃこりゃっ!?」
白い紐にぐるぐると身体を巻かれる武。
「うっ!?動けん!?切れねぇ!でぇれぇ固てぇが!?」
白い紐を切ろうともがくが、強くコシのある紐は、武が暴れても切れない。
ザシュッ!
「大丈夫かっ!?」
白い紐を京児が破邪紺狼剣で斬って武を解放する。
「あっ!?ああ、大丈夫だ!助かった!ありがとうよ!」
京児に礼を言う武。
「えいっ!」
ズブッ!
と、護姫が武に攻撃してきた うどん怪人 に破邪白鶴剣を突き刺す。
「!?深く刺さらない!?」
うどん怪人の全身をぐるぐる巻きに覆っている【うどん】のコシの強さに、破邪白鶴剣が深く刺さらず困惑する護姫。
「三人で連続で攻撃するぞ!」
和を乱していた武が連携をしようと声をあげる。
「「わかった!」」
と、応じる京児と護姫の二人。
「俺から行くぞっ!」
そう叫ぶ京児。
「めぇぇぇぇぇんっ!破邪!天流星牙斬!」
紺色の夜空を思わせる京児の身体から、流星の煌めきの様に、刃を上段の構えから真一文字に打ち下ろす。
弾力のあるうどんに包まれている うどん怪人 は、深く刃が打ち込まれていない。
「おりゃぁーーーーっ!破邪!破邪乱打甲!」
愚鈍ながら走って うどん怪人 に近付き、その勢いのまま、回転して盾を打ち付ける武。
攻撃を受けた うどん怪人 は、ヨロヨロとはしているが、これでも倒し切れていない。
それでも、仰向けに倒れそうになる うどん怪人。
そこに……
「必殺!破邪!飛天嘴刺突!!!」
丹頂鶴が高く飛び上がる様に舞い、水中の獲物を狙うかの様に、うどん怪人 を突き刺す護姫。
「うぉーーーーーーーーーーーっ!」
そう叫ぶと、うどん怪人 は、黒い霧を霧散させ、元の男の姿に戻る。
「大丈夫ですか!?」
京児が走り寄り、介抱する。
「ここは危険なのであちらの方向に避難して下さい。この住所に県が準備した避難所があります。ここを目指して下さい」
そう言い、男に一枚の紙を渡す京児。
ドガシャーン!
そこに温羅がぶっ飛んで来た。
そして、置かれていた自動販売機のゴミ箱に激突する。
「大丈夫!?白神君!」
そう問い掛ける優美子。
「あ……何とか大丈夫だよ……」
と、フラフラしながら応える温羅。
「優美子!お前 俺には化身後の名前で呼べって言っといて、そいつは白神って呼んでんじゃんかっ!」
と、憤る武。
「うるさい!」
と、怒る優美子。
「うっ……うるさいって……」
そう落ち込む武。
「今度は四人でボス戦だな……」
と、呟く京児。
「言ってた様に、本当 強いですよ。こいつ」
そう京児に伝える温羅。
「「「「いくぞっ!」」」」
四人はサルヴァに向かって駆けて行く。
今の所 最強のマスカレイドである温羅でも勝てないサルヴァです。
うどん怪人は順当に討伐されました。
岡山県のおうどんは、本当に美味しいんです。
最近も秘密のケンミンSHOWって番組で取り上げられてましたよね。
隣接している関西圏や広島県、海を挟んだ香川県から、大きく影響を受けているのが、岡山県です。
特に食に関しては、隣県のハイブリッドと言っても言い過ぎではないです。
是非 岡山のグルメを食べに来て下さい。




