第十七話 混乱に次ぐ混乱の上に混乱
やっと書きたかったシーンの中の一つに辿り着きました。
「うっ……」
「大丈夫ですか?」
怪人化から人の姿に戻った女性に護姫が問い掛ける。
「あ、はい。大丈夫です」
と、ヒノキ怪人だった女性。
ドガッ!ガシャン!ガシャガシャ
ガシャン!
そこに何かがぶっ飛んで来て、温羅や護姫の近くの店舗の看板などに激突して、色んな物を弾き飛ばした。
最初は誰なのか解らなかったが、衝撃で化身が解除された事で、白神が正体に気が付いた。
「片山さん!片山さんじゃないですかっ!?大丈夫ですか!?」
と、温羅に化身したまま声を掛ける白神。
ぶっ飛んで来たのは、警察官の片山 左京だった。
「あ……だ……大丈夫……だ……」
よろよろと立ち上がりながら言う左京。
「知り合いなの?」
と、護姫に化身している日幡 優美子が温羅に聞く。
「うん。中位の【化身帯】に適性を持ってる警察官の片山さんだよ」
そう答える温羅。
「き……き 君は?もしかして……隠れ神社の……」
と、温羅に化身している白神に聞く左京。
「はい。隠れ神社でお世話になっている白神です。どうしたんですか?何があったんですか?」
そう確認する温羅。
「やたら強い魔族がいて…… それより、そっちの化身しているのは誰なんですか?」
そう温羅に問い掛ける左京。
「彼女はオレのクラスメイトで日幡さんです」
そう伝える温羅。
「そうなんですか?じゃあ、危ないので二人は逃げて下さい」
と、言い【化身帯】を腰に巻く左京。
「化身!」
《マスカレイド ケイジ コンロウ》
【化身帯】が眩く輝き、左京は【マスカレイド 京児 紺狼モード】に化身する。
「逃げませんよ。魔族が強いのなら、三人で戦わないと……」
と、温羅。
「あなたは逃げて下さい!県庁が準備した避難所があります!そこに逃げて下さい!」
護姫がヒノキ怪人だった女性に言う。
「あ、は…はい!」
ヒノキ怪人だった女性が走って逃げる。
そこに自転車が走って来た。
「お前等!何やってんだ!」
優美子の兄の宣明だ。
「逃げて下さい!強敵が居るようです!」
そう宣明に告げる白神。
「はあ?一人じゃ逃げねぇーよ。逃げるなら優美子と一緒にだ!行くぞ優美子!」
と、護姫に化身している優美子の手を引きながら言う宣明。
「逃げる訳 無いでしょう!?」
と、怒り心頭の護姫の姿の優美子。
「このままじゃあれだな……」
と言うと、【化身帯】と【碧亀】の【変化札】を出す宣明。
「化身!」
《マスカレイド タケル ヘキキ》
【化身帯】が眩く輝き、宣明は【マスカレイド 武 碧亀モード】に化身する。
四人が並び立ち
京児
ピシッっと姿勢を正して、右手の指を伸ばして頭に持って行き、敬礼をして
「街の治安を脅かす者は、このケイジが相手してやる!」
武
右手の拳を前に突き出し
「俺の熱い血の猛りでぶっ飛ばす!」
護姫
【破邪白鶴剣】を鬼達に向けて
「私は護りたい者を絶対に護る!」
温羅
左掌を面に持って行き、右手の人差し指で鬼達を指差して
「面の裏の怒りを受けてみろ!」
「おぬしらか?鬼達を倒して邪魔しているのは?」
一人の人間を捕まえたまま、そう言いサルヴァが現れた。
「なっ…… 人間!?」
人間にしか見えない姿に温羅が戸惑う。
「おぬしら下等な奴らと一緒にするでない」
不快な顔をするサルヴァ。
「い……色っぽいじゃねぇか……」
と、ボソリと言う武。
「お兄ちゃん……」
呆れる護姫の優美子。
「いや、ちっ!違うって!」
焦る武。
「違うって何がよ……」
更に呆れる護姫。
「凄く強いから気を付けろよ」
そう他の者達に注意を促す京児。
「ふん…… 先にこやつを変えてからじゃな……」
そう言うと、懐から【変化帯】を取り出し、捕まえていた男の腹に巻くサルヴァ。
「やめろ!」
温羅が叫ぶ。
「お前はこれじゃ」
男の巻いた【変化帯】のスロットに【変化札】を挿し込むサルヴァ。
「うっ!うおぉーーーーーーっ!」
全身にうどんを巻いた姿に男が変わる。
うどんの【変化札】を使われた様だ。
「者共!かかれぇーーーっ!」
そのサルヴァの掛け声と同時に、うどん怪人や鬼達が一斉に温羅達 四人に襲い掛かる。
「取り敢えず、雑魚の鬼を退治してからだ!」
京児が他の者達に声を掛ける。
「日幡さん!俺から離れないで!」
まだ戦い慣れていない護姫の優美子を庇う温羅の白神。
「何やってんだよ!優美子はこっち来い!」
自分が優美子を守ろうとする宣明。
「あっ!お兄ちゃん!危ない!」
ザクッ!
と、隙きを突いて武に襲い掛かった鬼を、破邪白鶴剣で貫く護姫。
「ちょっと!しっかり助け合って戦ってよ!」
と、護姫が兄の宣明に激怒する。
「おい!痴話喧嘩かっ!?今は戦いに集中しろ!」
そう檄を飛ばす京児の言葉が木霊した。
それでも宣明は優美子と白神が、協力して戦うのが気に入らない。
「そんなヤツとデレデレしてんじゃねぇーよ!」
と、二人の間に割って入る宣明。
「あ……あの……お兄さん……今は……戦いに……ですね……」
と、しどろもどろに武の宣明に声を掛ける温羅の白神。
「もう!いい加減にして!」
武の宣明に激怒の護姫の優美子。
「お・ま・え・ら・・・・・・ ちゃんと戦いに集中しろぉーーーーーーっ!」
京児の左京の言葉が虚しく木霊する。
シスコンのお兄さんは駄目だと思います。
書いていてもイライラしました。(笑)
さてさて、この後の状況は、頭の中では出来上がってますが、いつ投稿出来るのでしょうか?




