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マスカレイド 温羅  作者: 一等神 司
怪人 【麺】《饂飩》
26/35

第十七話 混乱に次ぐ混乱の上に混乱

やっと書きたかったシーンの中の一つに辿り着きました。

「うっ……」


「大丈夫ですか?」

怪人化から人の姿に戻った女性に護姫(ごき)が問い掛ける。


「あ、はい。大丈夫です」

と、ヒノキ怪人だった女性。



ドガッ!ガシャン!ガシャガシャ

ガシャン!


そこに何かがぶっ飛んで来て、温羅(うら)護姫(ごき)の近くの店舗の看板などに激突して、色んな物を弾き飛ばした。


最初は誰なのか解らなかったが、衝撃で化身が解除された事で、白神(しらが)が正体に気が付いた。


「片山さん!片山さんじゃないですかっ!?大丈夫ですか!?」

と、温羅(うら)に化身したまま声を掛ける白神(しらが)


ぶっ飛んで来たのは、警察官の片山 左京だった。


「あ……だ……大丈夫……だ……」


よろよろと立ち上がりながら言う左京。


「知り合いなの?」

と、護姫(ごき)に化身している日幡(ひばた) 優美子(ゆみこ)温羅(うら)に聞く。


「うん。中位の【化身帯(けしんたい)】に適性を持ってる警察官の片山さんだよ」

そう答える温羅(うら)


「き……き 君は?もしかして……隠れ神社の……」

と、温羅(うら)に化身している白神(しらが)に聞く左京。


「はい。隠れ神社でお世話になっている白神(しらが)です。どうしたんですか?何があったんですか?」

そう確認する温羅(うら)


「やたら強い魔族がいて…… それより、そっちの化身しているのは誰なんですか?」

そう温羅(うら)に問い掛ける左京。


「彼女はオレのクラスメイトで日幡(ひばた)さんです」

そう伝える温羅(うら)


「そうなんですか?じゃあ、危ないので二人は逃げて下さい」


と、言い【化身帯(けしんたい)】を腰に巻く左京。


「化身!」


《マスカレイド ケイジ コンロウ》

化身帯(けしんたい)】が眩く輝き、左京は【マスカレイド 京児(けいじ) 紺狼(こんろう)モード】に化身する。


「逃げませんよ。魔族が強いのなら、三人で戦わないと……」

と、温羅(うら)


「あなたは逃げて下さい!県庁が準備した避難所があります!そこに逃げて下さい!」

護姫(ごき)がヒノキ怪人だった女性に言う。


「あ、は…はい!」

ヒノキ怪人だった女性が走って逃げる。



そこに自転車が走って来た。


「お前等!何やってんだ!」


優美子(ゆみこ)の兄の宣明(のりあき)だ。


「逃げて下さい!強敵が居るようです!」

そう宣明(のりあき)に告げる白神(しらが)


「はあ?一人じゃ逃げねぇーよ。逃げるなら優美子(ゆみこ)と一緒にだ!行くぞ優美子(ゆみこ)!」

と、護姫(ごき)に化身している優美子(ゆみこ)の手を引きながら言う宣明(のりあき)


「逃げる訳 無いでしょう!?」

と、怒り心頭の護姫(ごき)の姿の優美子(ゆみこ)


「このままじゃあれだな……」

と言うと、【化身帯(けしんたい)】と【碧亀(へきき)】の【変化札(へんげふだ)】を出す宣明(のりあき)


「化身!」


《マスカレイド タケル ヘキキ》

化身帯(けしんたい)】が眩く輝き、宣明(のりあき)は【マスカレイド (たける) 碧亀(へきき)モード】に化身する。


四人が並び立ち


京児(けいじ)

ピシッっと姿勢を正して、右手の指を伸ばして頭に持って行き、敬礼をして

「街の治安を脅かす者は、このケイジが相手してやる!」


(たける)

右手の拳を前に突き出し

「俺の熱い血の猛りでぶっ飛ばす!」


護姫(ごき)

破邪(はじゃ)白鶴(はくかく)(けん)】を鬼達に向けて

「私は護りたい者を絶対に護る!」


温羅(うら)

左掌を(めん)に持って行き、右手の人差し指で鬼達を指差して

「面の裏の怒りを受けてみろ!」




「おぬしらか?鬼達を倒して邪魔しているのは?」


一人の人間を捕まえたまま、そう言いサルヴァが現れた。


「なっ…… 人間!?」

人間にしか見えない姿に温羅(うら)が戸惑う。


「おぬしら下等な奴らと一緒にするでない」

不快な顔をするサルヴァ。


「い……色っぽいじゃねぇか……」

と、ボソリと言う(たける)


「お兄ちゃん……」

呆れる護姫(ごき)優美子(ゆみこ)


「いや、ちっ!違うって!」

焦る(たける)


「違うって何がよ……」

更に呆れる護姫(ごき)


「凄く強いから気を付けろよ」

そう他の者達に注意を促す京児(けいじ)



「ふん…… 先にこやつを変えてからじゃな……」

そう言うと、(ふところ)から【変化帯(へんげたい)】を取り出し、捕まえていた男の腹に巻くサルヴァ。


「やめろ!」

温羅(うら)が叫ぶ。


「お前はこれじゃ」

男の巻いた【変化帯(へんげたい)】のスロットに【変化札(へんげふだ)】を挿し込むサルヴァ。


「うっ!うおぉーーーーーーっ!」


全身にうどんを巻いた姿に男が変わる。

うどんの【変化札(へんげふだ)】を使われた様だ。


「者共!かかれぇーーーっ!」

そのサルヴァの掛け声と同時に、うどん怪人や鬼達が一斉に温羅(うら)達 四人に襲い掛かる。


「取り敢えず、雑魚の鬼を退治してからだ!」

京児(けいじ)が他の者達に声を掛ける。


日幡(ひばた)さん!俺から離れないで!」

まだ戦い慣れていない護姫(ごき)優美子(ゆみこ)(かば)温羅(うら)白神(しらが)


「何やってんだよ!優美子(ゆみこ)はこっち来い!」

自分が優美子(ゆみこ)を守ろうとする宣明(のりあき)


「あっ!お兄ちゃん!危ない!」


ザクッ!


と、隙きを突いて(たける)に襲い掛かった鬼を、破邪(はじゃ)白鶴(はくかく)(けん)で貫く護姫(ごき)


「ちょっと!しっかり助け合って戦ってよ!」

と、護姫(ごき)が兄の宣明(のりあき)に激怒する。


「おい!痴話喧嘩かっ!?今は戦いに集中しろ!」


そう(げき)を飛ばす京児(けいじ)の言葉が木霊した。

それでも宣明(のりあき)優美子(ゆみこ)白神(しらが)が、協力して戦うのが気に入らない。


「そんなヤツ(白神)とデレデレしてんじゃねぇーよ!」

と、二人の間に割って入る宣明(のりあき)


「あ……あの……お兄さん……今は……戦いに……ですね……」

と、しどろもどろに(たける)宣明(のりあき)に声を掛ける温羅(うら)白神(しらが)


「もう!いい加減にして!」

(たける)宣明(のりあき)に激怒の護姫(ごき)優美子(ゆみこ)


「お・ま・え・ら・・・・・・ ちゃんと戦いに集中しろぉーーーーーーっ!」


京児(けいじ)の左京の言葉が虚しく木霊する。

シスコンのお兄さんは駄目だと思います。

書いていてもイライラしました。(笑)

さてさて、この後の状況は、頭の中では出来上がってますが、いつ投稿出来るのでしょうか?

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