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花の世界  作者: 天川涙
1/3

0.序章

〜序章〜




「花言葉って、外国語を覚えるのに似ていない?」



と、彼女は言った。



同じ単語や同じ花でも、全く違う意味があるの。おまけに花は色によってはまるきり違ったり、単語は使う状況によって反対の意味になったりするわ。



だから花で会話する時は、相手の意図と花の意味を沢山考えるわ。考えて考えて、その時だけは相手のことしか考えられなくなるの。



そして自分で贈った花を受け取った時の相手が、嬉しそうに笑ったのを見ると、私はちゃんと相手の想いを理解して返してあげられたのねって、安心する以上に幸福な気持ちに包まれるの。その時の私は、世界一の幸せ者だと思うわ。



花を贈る時は、お互いきっとこう思ってる。



「どうか私の想いが、届きますように。」



そう願いながら、今日も一輪の花を贈るの。




そう言って笑う彼女は、今日はどんな花を贈ったのだろうか。








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