overture
エリたちは揺れるヘリコプターの中に乗っていた。
『オ嬢様。モウスグ目的地ニ到着イタシマス。先ニ"リーパー"ヲ3機向ワセマシタ。』
『ありがとう、ワルツ。このまま操作おねがいね。』
マリーはパソコンを操作しながらワルツと話している。
サーシャとエレナは銃の点検をして、アンジェラは居眠りをしている。
そして、リリーは銃と見慣れない"刀のような武器"の準備をしている。
『初めて見る武器ね、なにそれ?』
リリーはバッテリーのチェックをしながらエリと話す。
『マリーが用意してくれたんだけど、ヴィブロブレード?とかいうやつで、刀身が振動する刀なんだって。…本当に切れるのかなぁ?』
マリーがムッとしてリリーに話しかける。
『失礼なこと言うな〜…。超振動カッターをモデルにして作った特注品なんだから感謝してよね!』
リリーが笑いながら言い返す。
『ごめんごめん…ありがとね。』
エリは口を挟む。
『ところで、このヘリはどこへ向かってるの?みんな無言で乗り込むんだもん…』
アンジェラが目を覚まし答える。
『目的地は"ジェームス・ローレライ研究所"。…私たちが作られたとこだよ〜。そして、今向かってるのは、あるビルのペントハウスでね〜。…そこにニコラがいるの。』
アンジェラは話を続ける。
『…正直言ってニコラは倒しようがないと思う。』
その時、外から爆発音が響く。
『リーパーの爆撃が始まったようね。みんな準備はできてる?…もう後戻りはできないわよ。』
エレナは元気そうに返事をする。
『大丈夫だよ!…フーちゃんのためにも戦わないとね』
サーシャは無言で頷く。
アンジェラは銃を組み上げ荷物を背負う。
エリは少し不安そうにリリーに聞く。
『今回はそんなに危ないの…?なんでそんな危ない所に行かなくちゃならないの?』
リリーはエリの問いに答える。
『…決着をつけるため。』
ヘリコプターは6人を乗せながら、ペントハウスへ向かう。




