虫和菓子
【ねぇね、僕ねぇねの作った和菓子食べたい!】
「ん?あぁ、虫和菓子な。いいぜ。こしあんか?」
【うん!後、大福がいい!】
虫和菓子?なんだそれは?
「ほれ、口開け。」
【あーん、モゴモゴ、美味しい!茜組のみんなにもあげようよ。】
「あぁそうだな。おーい君達も食べるか?虫大福」
小腹が減っていたのでもらおうとしたがよく見ると虫の見た目をしていた。
[本物の虫ですか!?]
「何言ってんだ。これ偽物んだ。てか見た目こんなだけで、普通の和菓子やから。俺はこう言うのには嘘つかん。」
〈信じていいのか?〉
僕達は恐る恐る大福を口に運んだ。
((ん?普通においしい。))
『なんで俺達にはないんです?』
「待てよ。今から出すから。お前は器が小さいね。」
校長はやたらとムスッとしていたが、理事長は笑っていた。すると見ていたことに気が付いたらしく、理事長が近づいてきた。
[なんでしょうか理事長。]
「はぁ、いい加減理事長じゃなくてギアスロックって呼んでよ。ギアでもいいぞ。まぁとりあえず、名前で呼んでくれ。」
顔が近い!この人は距離感がバグっている!すると細身の男性達が来た。
【姉さん、お久しぶりです。おや、虫大福じゃないですか。】
「おや、ゼギーラじゃないか。ジーブルもいるな。あぁ、この子達は茜組だよ。」
レギル家の人らしい。そしてセリックの兄らしい。にしても大きい。
「いる?虫大福。」
【はい、もらいます。あの戯れていいでしょうか?】
「いいで。」
戯れる?どういうことだ?と思っていたら、
【ギュー!キュー!】
なんとゼギーラさんとジーブルさんが山神と九尾に変わった。
「んぶぇ。苦しい苦しい。ストップストップ。」
ギアスロックさんが埋もれていたが思わず笑ってしまった。




