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私のウェディングドレス(とある隣人視点)

 私は独身である。そして、彼氏もいないし結婚の予定もない。


 でも、ウェディングドレスが着たい。友人の結婚式に呼ばれた時美しく着飾っていた友人を見て切にそう思った。


 結婚式やる予定もないのに。でも着たい。


 なんだろう、この矛盾は。こんな矛盾を抱えて私は友人に愚痴った。


 正直、「だったら彼氏探しなよ!」「結婚相手見つけなよ!」とか言われるのかと思った。


「私も着たい」


 あなた既婚じゃないかい。と思ったが結婚式は挙げてなかったね。


「私も」


 あなた独身だけどパートナーいるでしょ。


「宗教の関係で和装になる」


 なるほど。


 こうして団結した私たちはソロウェディングたるものを見つけウェディングドレスを着て撮影することにした。


「ドレスどうするす?レンタルにする?」


「アウトレットで売っているみたいだよウェディングドレス!」


「まじか」


 そうしてドレスを見に行った。

 お手頃価格。でもちゃんとウェディングドレス。


 そのうちの一つにテンションがあがったので私はそれに決めた。

 後日配送されるとのこと。


 しかし、ドレスは来ない。置き配にしていたのに、その予定日に来ないさらに一日待ったのに来ない。


 撮影予定日にも余裕はあったけど、はやる気持ちのままに販売店に連絡をした。


「すみません、そちらでドレスを購入したものなんですが配送予定日になってもドレスが届いていなくて」


 確認します、その声に続いて保留音が鳴る。


 ソワソワ、うずうず。


 待っていると人の声が聞こえた。


「お待たせしました」


 待っていたぞ!そう待ち受けていた返答は衝撃的なものだった。


「お客様の商品はすでに届いて支払いも済んでいます」


「え、どゆことですか?」

 え、どゆこと?ほぼ心の声と同じ言葉が口から出てきた。


「お客様のご注文の商品はすでに配送も支払いも手続きが終わっています」


 え、どゆこと?と思ったが、驚き過ぎて今回は口からそんな言葉は出てこなかった。


「在庫がありますので同じものをすぐに発送できます。支払いは前回と同じでコンビニ支払いでよろしいですか?」


「はい」


 そうして三日後に私は希望していたドレスを対面で受け取った。その荷物の中に支払い票もしっかり入っていた。


 安心したのと同時に置き配のリスクも感じた。


 でも誰がウェディングドレスなんてでっかい荷物を持っていくのだろうか。隣は空いているし、逆の隣だって男性でウェディングドレスを持っていくような人には見えない。


 そういえば、最近その隣の人を見かけない。引越ししたわけでもなさそうだったけどどうしたのだろうか。と考えはしたがドレスが届いたことでもう友人たちとの撮影で頭がいっぱいで隣人のことはすっかり忘れ去っていた。思い出したのは撮影も終わった頃に痴話喧嘩が聞こえてきたからだった。でもその痴話喧嘩の内容が慰謝料だの離婚だの穏やかなものじゃなかったのでとてもではないが「私の置き配のドレス持っていきました?」なんてことは聞けなかった。まあ、でも私が払ったのは結局ドレス一着分だし、電話したくらいしか労力も掛からなかったし、まあいいか。

 それより写真があがってくるのが楽しみだ。


 読んでいただきありがとうございます。

 

 翔太は置き配を利用しています。でもちゃんと隣の人に届いていたドレスを美香が送ってきたものだと思って受け取りました。そして、腕時計の管理を美香に任せてしまうくらいめんどくさがりなので支払いも特に確認せずに他の支払いとまとめて済ませてしまっていました。 販売店側は支払いも済んでいるのになぜ?とは思ったものの深く突っ込んで面倒になるより送って売り上げにしようという考えで特に追求しませんでした。在庫があってよかった。


 うまく話に盛り込めなかったことを後書きに書きまくって申し訳ありません。


 この最終話までありがとうございます。

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