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場所を移して、ラーメン屋。




俺はストレート麺がだいすきだ。極太ちぢれ麺も捨てがたいが、舌が千切れんばかりの激辛スープでストレート麺なら満点だ。



しかし、そんな俺の直球ど真ん中な奴はこの世にいなかった。だが。今目の前に…




「東京タワー行った後に《とうきようたわぁ》に来るとはな。」



「龍一さん!辛さ何倍でいきます?おすすめは20倍ですけど。」


「おーし!それじゃ常連に習えだ!行ってみよう。」



…二人して激辛スープまで飲み干して…ビールまで飲んじまった。




…さて、落ち着いたところで話をしよう。




つまりだ。




「りっか。あんたは探索者向きだったわけだ。その馬鹿力は天性のもんだ。活用しない手はない。」




「はい、だから土木関係の力仕事選んだんですもん…メンタルは強くなかったんですが…」




「そうだな、まぁそっちも向き不向きだ。今はもういいじゃねぇか…なれたんだしよ!天職にありつけたわけだ!だから俺の事手伝ってな?」




「はい…お手伝いできる事があればですけど…っていうか、なんであたしなれたんですか?お金でも握らせたとか?」



…おいおい。なんかデジャブだな。




「いんや、タネも仕掛けもあるって言ったろ?俺の異能…そいつでちょっとだけ…幻覚やら混乱やら眩暈やら誤認やらをまぁ十数人に…その、パパっとな?」



はい?…なんかズルしたみたいに受け取ってるみたいだな。



「いやいや、ノーズってとこだけ変えて、あとは純粋なりっかの実力だから!試験官のごっつい奴吹き飛ばして大怪我させてたじゃん!?」



…あれは、そのぉ。とごにょごにょし出したのでこれ幸いと有耶無耶に…





「まぁ!あれだ。手品師にタネをきくなんざ野暮な事はするもんじゃねぇ。それよりも、おそらくだが夜だな…」




「まだ何かあるんですか?」



…いや、まぁこれは確定ではないんだが、俺の時とはいろいろと条件が異なるからな…




「りっか…」



「はい?」




…とりあえずあんたの家行っていいか?


…なぜそこで身構える。そして、顔を赤らめる?





…………………………………………………



ダンジョン探索者資格取得とダンジョン路破。


時間も遅くなり夕飯のラーメン食べてりっかのお家へ





信じられるか?この工程を1日でやりきっちまった。




70階層あるダンジョンの路破をものの数時間で、しかも行き帰りこみこみだ。



…なんかごちゃごちゃ職員の人が騒いでたが、フル無視でラーメン屋行った。鬱陶しいのはきらいでね。





そんでもって、何故かりっかのやつ。玄関の前で待った!をかけやがった。まぁな、エロ本の一つや二つしまい忘れがあるわな…そこは空気の読める男。見て見ぬ振りも可能だ。安心しろ!







「お待たせ…しました。」



なぜ、キョドる?そして、なぜ風呂上がり?




「はいよ、おじゃましまーす」




どうなるか…いよいよだが。




「お互い疲れたなぁ。中々のハイスピードだったが、よくついてきた!えらいぞりっか!」




はい…と、何故かそわそわしてんな?これはもしや…



ピーンときました。龍一さん!

さては緊張してんだなぁ。まぁしょうがねぇか、初めてだもんな。





「そんなに緊張しなくてもいいぞ?案外ふわふわしてて気持ちいいからな?」



あれだけはどうなってんのかさっぱりだがな?



ビクッと大袈裟に肩を振るわせる相方さん。



「いやいや、まじで大丈夫だ。気持ちを楽に持て、そんなに力入ってちゃなじまねぇから。」




またもやなぜか、顔を赤くする相方さん。


なんだまじで、もういいや…




「とりあえず、俺が何言ってもはじまらねぇからな。お互い気楽に。な?疲れをとる意味も込めて、()()()()()()()()()




とうとうギブアップだったようだ。顔から煙出して意識失ってるわ…



何がそんなに緊張するもんかね?



()()()()()だからか?あの空間…なかなか居心地いいけどな?



…まぁ始めは慣れねぇもんな。と一人納得し、眠りにつく。



もちろんだが、神様、ルナ様とのお目見えの後。


翌朝目覚めて、しこたま殴られたのは言うまでもない。


なぜか泣きながら…理不尽である。



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