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こんにちは、俺。さようなら、俺。

初投稿の作品になります。 現実にゾンビが出たらどうなるかと自分なりに妄想して書いてみることにしました。 どうぞよろしくお願いします。

 これは俺ーー槙野光(まきのひかる)が理不尽で残酷な世界に変わってしまった日常を生き抜いていく物語である。


 ゾンビとは何らかの力で死体のまま蘇った人間の総称と言われるが、俺はゾンビが現実にいるなんて思ったことは一度も無かった。


 いや、あれをゾンビと決めつけるのは早計であるかもしれない。なぜなら俺は奴らが何故動いているのか、どうして人を襲うのかについて何にも解ってなどいないのだ。


 無知であることはひどく怖い。今までならば自分が無知であることに危機感を持つ者などいなかったであろうが、この世界において無知であることは死を意味する。


 情報とは命であり、武器でもあるのだ。


  以前の俺にはそれを知る術など無かったし、知る必要も無かったのだろう。全ては現代社会という文明の檻に生かされているのだと。


  故に無知なる者は後悔し、絶望し、己の運命を呪う。人は己の運命を受け入れられるほど強くは無いと俺は思う。人は争いをやめないし、自分以外に責任があることを無意識下に願うのだ。


 これは必然であったか、それとも偶然の賜物であったか。しかし、成るべくして起きたそれは神の意志か。


 たくさんの後悔とたくさんの絶望をその身に受けた俺は、俺であり俺では無い。


  果たしてこの道の先に希望はあるのか、絶望しか無いのかは今の俺には分からない。しかし、立ち止まる訳にはいかない。この身に数えきれないほどの屍を背負っている限り。


  生きることは罪なのかもしれない、奴らは俺たち人間の行いを懺悔させるための神の使いなのかもしれない。


 一緒に見届けようじゃないか、槙野光がどのような選択をして、どのような後悔を背負うことになるのかを。



ここまで読んでくださりありがとうございました。

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