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ジョイス化

150話 ジョイス化


 はじめは、まだ煙が出ていたので触れるのをひかえた。

 コレは「コスモンスター神話」の一編で読んだ危険な隕石ではあるまいか。


 近づくのは、よそうと思った。


 翌日雨が降り。その次の日の朝、見に行ってみると、隕石の周りにキノコがびっしりと生えていた。


 ソレをウサギやタヌキが美味しそうに食べている。


 アレは危険ではないのか?


 食べ終えた動物は、何事もなく帰っていった。


 私は近くに行って、隕石は、恐ろしいのでビニールのシートをかぶせて上からの土を。

 そしてキノコを採取して持ち帰った。


 このキノコは。もしかして、絶滅したといわれた、アレではないかと、とある魔道書を開いた。


 「オールド1」だ。本の挿絵と一致する。

 絶滅したと言われてるが、幻の魔法の薬草と言われて一分魔導通の同士たちの間では存在を囁かれていた、あの魔茸だ。


 翌朝も隕石落下の地に来てみれば、キノコは昨日以上に増えて、私が居ても動物たちは平気で食し始めた。隕石の上の土にも生えていた。動物は普通に食べている。


 コレは食べても害は、ないようだと思いまた、採取して小屋に戻り料理して食べてみた。


 美味しかった。まるで、アワビでも食べたような松茸のような。

 美味だった。


 食事した後に睡魔に襲われ寝てしまった。


 朝陽で目が覚めた。


 体の具合が変だ。べつに痛いとか、動けないとかじゃない。視界もいつもと違う。

 移動も出来たので、化粧道具が入ったカバンへ。


 あれ、手が無い。見えるのはピンク色のゼリー状の腕? 

 感触もある。カバンからコンパクトを出し自分を見た。


 私はコスモンスター神話で読んだオールドワンの創造したゼリー状の生物ジョイスになっていた。


 三日もすると体がもとに戻った。

 オールド1を食べたらジョイスになるのなら森の中はジョイスだらけになるはず。

 が、ならない。


 私は人に食べさせる実験をしてみた。

 鍋パーをして形が、わからないように学会のメンバーに食べさせた。が、彼らは変わらなかった。



 なぜ、私だけがジョイスになったのか考えた。

 わからない。


 何度かジョイス化していると、食べて三十秒位で変身するようになった。

 そして、一日で人に戻った。


 私はジョイス化する私のような人間を探し、共通点を見つけジョイス化の原因を探ろう思った。

 キノコをいろんな人にわけてみた。


 いまだ、変身したという人間は、現れず。


 幹部によるキノコ鍋の飲み会をしたあと。


 ある日現れた監視者をひとり始末した。

 私はもう一人を山に誘い込み始末することにした。

 誰かが、キノコの秘密を嗅ぎつけたのだろう思った。

 キノコを採取するために小屋に向かい監視者を山へ。途中、クマに遭遇してしまった。


 監視者は、私より先に気づいたのか逃げた。


 逃げる私は、持っていたオールド1を食べた。ジョイス化すれば、なんとかなりそうだと思ったからだ。


 食べてすぐに気を失った私はクマの胃の中にいた。

 人ではありえない、もう一人の私は子熊の胃の中に居たのも感じた。

 ジョイス化した私は親子のクマに食べられたのだ。


 胃の中の私は食道を、上り喉元に止まりクマを窒息死させるのに成功し、外に出た。

 子熊から出た私も、くっついてひとつになった。


 クマの胃の中に居たが消化されることもなく。

 ジョイス化した私は不死身なようだ。


 それから私はオールド1をいつも持ち歩くことにしている。


 森に入る前日に私は学会の幹部連中にジョイス化する仲間はいないかと食べさせてみた。

 が、居なかった。


 ジョイス化の事は幹部連中には話していない。

 今はまだ私だけの秘密だ。


 鍋を食べない人物が監視者を雇ったのかとも思ったが、美味しいというオールド1の事は皆知っいて、誰もが手を付けた。


 いったい誰が私を裏切ったのか。


 ジョイス化すると感覚など、力とか強くなる。私はジョイス化して姿を見られないよう気をつけて監視してる者を捜した。


 そして二人の男を見つけた。


 幹部連中に鍋を食べさせた夜に私はジョイス化し、事務所を覗き見していた男をマンションのベランダから突き落とした。


 そして、もう一人を山に誘い込んで始末するつもりだったが、クマが出たため失敗した。



「と、いうノートが山小屋に残されていた」


 夜に、等々力さんに会社へ呼び出されて、見せられたノートにはクマ殺しや田守くんを突き落したコトまで書いてあった。


「コレは日記では、ないな」

「告白文ですよね……不羅羽木静流がゼリー生物化して田守くんを……」


 それで田守くんの記憶に残ってたのはジョイス化した不羅羽木静流だった。。


「このノートが山小屋に置いてあったということは不羅羽木はドコに。わざわざ、自分の犯罪の告白文を残してね等々力さんに発見させて……。キャーッナニ?!」


 上からヌメッとした物が降ってきた。


「獄門島さん!」


                 つづく 

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