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株式会社エデン、異世界対策課  作者: 虎川 悟
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M0K5 地球侵略行為24 魔界19

〈魔王ルシフル〉


 おのれおのれおのれぇーーー!人間風情がぁ!下等生物の分際でぇーーー!吾の計画をここまで狂わせるとはーー!

 一体どこで間違えたのだろう否!神は間違えてはいない!間違えてたまるものかぁ!

 あの老害どもも老害どもだ!吾の思想の正当さを理解しようともせずに頭ごなしに否定して許さんゆるさんユルサン!こうなったら吾のがこの世界をうまく統治し、貴様らがだらけている世界を破壊しつくしてやると画策し、奴らにバレないようひそかに準備していたのにせっかくこの地に堕とされてからはは泥水をすすり屈辱に屈辱を重ね、この世界を吾の神力で満たして、はや数十年ようやく復讐の時と思っていたのに!

 下等な人間が数時間と立たないうちに崩れていった。なぜだ!なぜこうなった!どこから間違えていたぁ!いや!吾は間違えていない!そうだ、こいつをこの女を殺せばまだやり直せる!

 そうと決まればまずはこの犬っころをぶっ殺そう。吾は両方の前足や尻尾に付いた刃で吾を切ってきおった。しかもさらに忌々しいことにこの犬には我と同等の神力が入っているのか吾に傷をつけることができる。

 犬は尻尾を吾に向けて切りかかってきた不敬だな。吾は岩をこぶしに変え犬の横顔をぶん殴り、次々にこぶしを放ち犬をいたぶる。

 犬っころは最後の力を振り絞ったのかこぶしを足蹴にし、遠くのほうに吹き飛びやがった。

吹き飛んだ犬が行った先にはあの犬の飼い主がいた。犬の飼い主の女はしゃがみ、



「カスミごめんね。あとは任せて」


と辛うじて聞こえたそしてあの女はボロボロになった犬を影の中にしまい込み吾のほうを向いて、


「よくもカスミをいたぶってくれましたね。かたき討ちです!」


「いや貴様の犬は死んでないであろう」


いや本当にな。だが向かってくるというなら吾も向かい討とうか。



〈藤井月姫〉


 カスミをボロボロにしたのはルシフルの周りにあるあの岩でできたこぶしですね。まずはあれを壊すことにした。

 私が近づくのに合わせてルシフルは地面から氷を隆起させ、こぶしを振るってきた。わざと滑り、こぶしをすれすれで躱し、ツルを切る。

 やはり呪いが吹き出た。私はそれを一応警戒し離れて和弓を取りだし、切っ先に向かって放ち、回復と呪いを阻害する。

 ルシフルは地面に手をつき地面を氷から黒い炎で覆わせる。おそらく呪いの炎だと思われる。

 私は火ネズミの革衣を着込みます。

 そういえば説明がまだでしたね。神様曰く神力を注がれて、適合した人間は新しい能力を手に入れるらしいです。それで私が手に入れた力は鋼と解呪です。

 鋼はさっきから見せている通りカスミの尻尾が鋼に代わったり鋼の刃が生えてきたり、私の大槌がビームを跳ね返せるようになる。みたいな感じです。

 それで火ネズミの革衣は着た対象を呪いを解き、呪いから守る能力があります。まさにこのような状況にぴったりです。


「な、なぜだ!なぜ吾の!神の呪いが効かんのだ!人間の分際でぇ!」


『フッ、何を馬鹿なことを言っておるのだ?貴様は神の中では新参者。それもすでに堕ちた存在ではないか!そんな中途半端な力で神を自称するなど笑止!』


という声が響いてきた。てかこの声って地球にいる神ですよね。まぁいいか。私はとにかくこいつの力をそぎ落としていきましょう。

 私が呪いの炎の中平然としている姿と、聞き覚えのある声が突然響いてきた事で混乱しているルシフルが滑稽で、笑えて来る。

 

「なぜ貴様は吾の呪いが効かんのだ!それにこの声は******ではないか!なぜ貴様がここにいるのだ!貴様にはバレないように行動していたはずだ!!」


とさらに慌てている。もはや戦闘のことをすっかり忘れているみたい。

 私は念のため苦無を取り出し、静かにルシフルの背中に移動し樹木が生えている背中を切り飛ばします。

 ルシフルは痛みで顔をゆがませて私のほうに振り返りましたがすでに私は移動していて、もうそこにはいない。

 さらにルシフルは氷を纏わせた樹を生やした。本当に背中に樹木を生やすの好きですねこいつ。

私は距離を取り、行動をしっかりと見極めようとしていると、ふと頭の中から声が響いてきた。


『あーあー聞こえるか?藤井月姫よ。頼みがある』


『どうしたんですか?神様?』


『ルシフルなんだがな。できれば封印して渡してもらえないか?こいつのことは神である吾らが始末をつけたい。だがわれらは掟で地上に堕ちた神には手を出せない。だから貴様に頼む。奴を封印してくれ』


といっていますが、元々封印するつもりがあったため作戦を変えない。

 ルシフルは力を使いすぎたようで岩と炎がどんどんと貧弱になり、岩ももろくなっていった。

私は薙刀を構え、背を低くして走り、魔王に迫った。


「ひっ!来るな!くるなぁー!」


といって雷を雹を私のほうに砲弾のように放ってきた。

 私はその間を縫うように移動し、避けられない場合は薙刀を振るい雹を切り崩し、雷は百目機を使い吸収させて、反撃にレーザーをルシフルに放ちます。

 ルシフルはそれを難なく躱しますが、壁に迫ろうとしたときに、影からカスミの尻尾が出てきてレーザーを撃ち返した。


「カスミ!?大丈夫なの?」


影の中にいるはずのカスミに聞くとカスミは小さく影の中で鳴いて、元気さをアピールしていますがどう聞いても空元気のようだ。

 そんなことを知らないルシフルは後ろから来た攻撃に更にうろたえ、もはや攻撃どころではありません。

 私はそろそろ本格的に削りにかかります。もうこの城にはめぼしいものはないと報告を受けているので、全力で壊しにかかります。

 大槌を取り出して、地面に強く打ち付け、風圧で火を消し飛ばし、氷を粉々に砕いて、枯れ木と化した木の枝を燃やし、闇は破魔矢で打ち消します。

 攻撃を周囲の被害を一切考えないでしていたせいか、部屋は見る影もないくらいボロボロで、地面はあと少しで崩壊できそうなくらいだ。


「くそっくそっくそ!くそがぁ!!!」


とルシフルは発狂し、魔力を集めて一本の槍を作り出した。

 その槍は黒い雷を纏い、岩から精錬した刃に、樹で出来た柄に柄。と歌海君から奪った力を凝縮させたな武器で、禍々しいですね。

 ルシフルは武器を振るい私に襲い掛かってきた。でも今回はさらに使い方がうまくなっていた。

 大きく薙ぎ払ったら追撃を加えるかのように氷の刃が少し遅れて襲い掛かり、突くと石と炎が襲い掛かりとかなり使いこなせているようです。

 私は何とか魔王の攻撃を捌いていると、視界の端でカスミの影が出て来た。その影はルシフルに尻尾を向けてぶん殴った。


「カスミ!もういける?大丈夫かな?じゃあ行こうか」


というとカスミは頷き、私の横について雄たけびを上げる。


「『妖狐化』じゃなかった『天狐化』!!」


というとカスミは私の背中に飛びつき、一緒に光ります。

 そして私の背中には羽衣が出てきて、腰の部分には銀色の尻尾がたくさん生えてきた。当然頭には耳が生えてきてピコピコと動いている。

さあ、蹂躙をしましょうか?

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