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株式会社エデン、異世界対策課  作者: 虎川 悟
26/260

M5K0前半 ??????

〈聖勇者〉

 俺はこの間月姫ちゃんがの救助に行き帰ってきてから残りの休暇を惰眠を貪り謳歌していた。え?せっかくもらった異世界旅行券を使わないのかだって?あの旅行券は十年間いつでも使えるし、この一週間くらいで使えるようなもんじゃないですよ。最低でも小学校の夏休みくらいの大型連休をいっぱい使っていくような代物ですからね。

 ということで、俺はこの一週間はずっと家でゲームをしたり、積み本を消化したりテントを洗ったり新しいテントグッズを物色したりしていました。

 そうして休みが明けました。ですが俺は正直あまり実感がなかったりしています。ですが、パソコンを開き仕事の依頼を見るとものすごい数の依頼が入っていました。俺は冷や汗をかき、苦笑いを引きつらせながら、取り掛かることにしました。幸いなことに納期の短いものから表示されていたので上から順番にこなしていけば全然問題はありません。

 そういう風にいつもと変わらない日常が続いて数日、依頼がようやく半分くらい終わった時です。清水さんから連絡がありました。正直嫌な予感しかしないですね。ですが、仕方がなく電話に出る。


「はいはい、どうしましたか?あ、清水さんマーマレードのお味はどうでしたか?あと栗ジャム渡してくれました?」


「ええ、とってもおいしかったわよ。やっぱりピュアフルーツはおいしいわね。あと、ちゃんと月姫ちゃんに渡したわよ。じゃなくて」


「あ、わかってますよ。今度はどこですか?」


「えっとね、今回は2週間後で〇〇高校の、西棟三階の一番端の教室ね、時間は夕方の16時ごろと報告があったわ。あとM5K0ね」


「え高校ですか?じゃあ、いくつか許可と用意していただきたいんですが、変装機とその高校の制服と、入るための何か」


「わかったわ、用意しておく。四日くらいで用意できるから本社に来てくれるかしら。あと、編入手続きはこっちでしておくからね」


「わかりました、助かります、ではこれで」


と俺は電話を切る。 

 今度は高校かーこの年で高校ねぇま、面白そうだし頑張りましょうか。

 俺は覚悟をして仕事を再開する。ちょっと大急ぎで仕事を終わらせましょう。と俺は再びパソコンに向き直り、仕事を開始する。


〈四日後〉

 俺は本社に行き地下に行きました。すると工房班の人と話をしている清水さんを見つけました。

「おーい清水さーん」

と俺は声をかける。

「あぁ勇君、来たのねちょっとこっち来て」


と言われたので俺はついていく。

 ついていった先には〇〇高校の制服と、腕時計と教科書が置いてあった。


「これ、高校の制服と教科書ね、バッグはフリーだからいらないわね。教科書と制服はあとで返してね。色々使えるから」


「はい。わかりました。いろいろ?」


「でーこの腕時計だけど、嵌めてみてくれるかしら?」


というので嵌めてみると何やら文字が浮き出てきた。文字には【聖勇者 25歳】という文字です。


「文字が浮き出てきたかしら、じゃあその文字を動かして年齢を変えてくれるかしら?」


と言われたので【聖勇者 17歳】と変え、近くにあった姿見を見ると俺は若返り17歳くらいの見た目に変わりました。


「うんうん見た目が変わったわね。その腕時計は外しても2.3時間はそのままだから体育とかも大丈夫よ。じゃあ次、制服着てこっち来て写真撮るから」


と言われたので服屋にある試着室を使い制服を着る。制服は紺のブレザーに、ネクタイ、ワイシャツ、ズボンはチェックの灰色。というものです。

 制服を着て鏡を見て、意外と似合うなと自画自賛をして、試着室を出て、清水さんのほうへ歩いていくと、そこには白い壁の前にパイプ椅子がありました。俺はパイプ椅子に座りカメラのほうを向き背筋を伸ばし、髪を少し整える。そのまま待っているとパシャパシャと写真を撮りました。

「あ、清水さん学生証の名前変更できますか?さすがにこの見た目でこの名前は恥ずかしいので」


というと、清水さんは苦笑いし


「そ、そうねじゃあ、どういう名前にしたいかしら?」


「そうですね。じゃあ、【伊藤 正義まさよし】で」


「わかったわ。ちょっと待ってて。そうそう編入日時は三日後だからね」


と少し待ってると、学生証を持ってきた。見ると、きちんと名前が伊藤正義になっていました。

 俺はありがとうとお礼を言い、本社を後にしました。家に帰り、言われた〇〇高校の行き道を調べてルート確認をしました。

 

 四日後の朝、俺は簡単に朝食を食べ、用意した弁当と、教科書ノート筆記用具をバッグに入れ鏡の前で身だしなみを整え腕時計を確認し、家を出ました。

 家を出て電車に揺られバスに揺られて、〇〇高校の校門に着きました。事務員の人に転校生ですということを言うと、校長室に案内されました。そこからはとんとん拍子に行き遂に言われた西棟三階端の【二年五組】という教室に着きました。

 すでに朝礼が始まっており、担任の合図で俺が入ると、一斉に俺の顔を見る同じ教室にいる生徒たち。その視線は俺を値踏みする視線と、期待する視線。容姿に嫉妬する視線などの視線が刺さりました。俺は黒板に伊藤正義と書き、


「伊藤正義ですよろしくお願いします。」


と無難な面白みのない挨拶をすると、先生の指定した席に行こうとする。と、


「先生、転校生に質問してもいい?」


「それは放課後とか休み時間にしろよー」


と先生がたしなめる。正直助かったと思った。先生グッジョブです

 授業内容は俺にとっては数年前に終わってる内容なので正直暇です。が、一応聞くふりをして、時間をつぶして、一時間目が終わる。授業が終わると同級生は俺のほうに集まってきて、いろいろ質問をしてきました。俺はそれを嘘を交えて答えてやり過ごす。

 二時間目三時間目も同じ感じでしたので、また適当にやり過ごす。しかし、四時間目は体育だったので、更衣室に向かい着替え始めると男子生徒たちが一斉に俺のほうを見て、ポカンとしています。俺はどうしたのか聞くと、


「いや、正義お前何かスポーツでもしているのか?体がすごいムッキムキだってことでみんな驚いてんだ

よ。」


という話を聞き、え?俺ってそんなに筋肉質なん?と思い自分の体を見て、


「俺って着やせするタイプなんだよスポーツとかは特に」


とはぐらかし、着替えてグラウンドに出る。

 体育は走り込みなどは簡単に終わらせて、サッカーをしました。俺は何故か球技全般は苦手でしたが、身体能力を無駄に使い、何とか終わらせました。

 お昼ご飯になり俺は自分の弁当を広げ、食べようとすると、さっきの休憩時間に話を聞いた男子がやってきて、


「正義昼めし一緒に食おうぜ☆」


とやってきました。

 俺は名前を覚えてないので、名前を聞くと、


「ああ、俺は歌海綺星うたうみスターだ、夢はこの名前のようにスターになること☆彡」


と俺の目の前で片足を椅子に乗せて、乗せた足と同じ腕を横に上げて手を空に向けて指をさしました。

 これやべー奴に知り合っちゃったな。と俺は頭を抱えました。


「歌海くん。弁当?」


と俺は比較的平常心に言いました。


「俺は購買で買ってきたパンだけだぜ♪」


と言いながら俺の前の机をひっくり返してくっつけました。


「おれは、弁当持ってきてるから」


と俺は自分の弁当を広げる。弁当の中身は肉じゃがコロッケに、ほうれんそうのお浸し、卵焼き、エンドウ豆ご飯に、鮭フライと、行ったお弁当でいたって普通のお弁当です。もちろん野菜はピュアベジットじゃないですよ。を食べようとしましたが、目の前でパンにかぶりつこうとしている歌海君がこっちを見ました。


「お前、その弁当って」


「ああ、自分で作ったよ?」


俺は休み時間の時に一人暮らしだということを言ったので、驚いている様子でした。


「一口くれ( ゜д゜)クレ」


「そんな顔しなくてもコロッケでいい?」


と、コロッケを渡すと、食べた後にオーバーリアクションでのけぞり、


「ウッマーイ!(*´▽`*)」

と反応をしてくれてうれしくなりました。

 俺はそんなを見てクスッと笑っていると周りの男子や女子から弁当箱片手ににじり寄ってきました。


「え?え?なに?みんな?」


「「「「「「俺たち「私たちにも弁当分けてください!_(._.)_」」」」」」」

と言ってきたので、その異様な雰囲気に気圧され、頷いてしまいました。すると次の瞬間、箸たちが俺の弁当に殺到し次々に弁当の中のおかずやご飯がなくなりました。なくなった後の弁当を見て呆然としていると、戻ってきた歌海君が俺の弁当と呆然としている俺と、その周囲で恍惚とした笑みをしている生徒たちを見て、状況を察したようで、


「すまん!正義!お詫びに俺のパンの中でデザートに食おうと思ってたレアチーズケーキをやろう(=゜ω゜)ノ」


と言って、スティック状のレアチーズケーキを渡してきました。

「ありがとう。歌海君。でもこれって」


「おう、俺の手作りだゼイ(/・ω・)/」


この人こんな特技があったんだと感心していると、恍惚状態から復活した生徒たちの一人が俺の持っているレアチーズケーキを見て


「あ!歌海印のお菓子だー」


と指をさして言いましたが、その前に歌海君が


「ストップストーップ!これは俺が、正義の弁当をもらったからそのお返しだから(; ・`д・´)」


というと、みんながストップして、俺に頭を下げ、弁当のおかずや、ご飯を分けてくれました。結果、俺の弁当はエビフライやピラフにチャーハンやから揚げなどカラフルなものになりました。一通り終わり、俺は歌海君に

「ありがとう歌海君助かったよ。」


「あー正義その歌海君ってのやめてくんね?なんか他人行儀でやだ(-ω-)/」


「あ、そうじゃあ歌君で」


「んーまあ、それでいっか。(~_~;)」


と俺は転校初日にクラスになじみました。

 その後、五時間目六時間目を終えて、帰ろうと思い席を立つと歌君が、近づいてきました。


「よっ!正義。お前部活はどうする予定なんだ?(*'ω'*)」


「あー部活かー考えてなかったなー。歌君は何の部活に入ってるの?」


「俺は家庭科部だな。楽しいぞー。そうだ、今日見学に来ないか?('ω')ノ」


俺は少し考えました。確かに楽しそうだけど、


「今回はやめとくよ。家でいろいろしたいし」


「そういえば正義って一人暮らしなんだっけ(・・?」


「そうそう。だからいろいろすることがあって、今日は特売があるから」


「そっかまた明日('ω')ノシ」


と俺は高校を出て家に帰る。明日はこうならないようにおかずを多めに作っておこう。しかし、おかしいな、今回のお弁当にピュアベジットは入っていなかったような,,,今度清水さんに聞いてみよっと。

今回は予定ではこの章は長い予定なので、一話辺り長めでいくつもりです

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