幼女異世界に立つ
なろう異世界ファンタジーフェス! 2026に参加します。とりあえず目指せ5万文字。
なお改修はなるべくしないつもりですがモノの値段は変わりそうだな・・・
私の名前は森野洋成。洋成と書いて「ひろなり」と読みます。今年で30才。異世界転生とか大好きでいつ異世界に転生してもいいようにサバイバル知識をたくさんたくさん詰め込んだ厄介オタクな日本人です。
そして、ついに念願叶いました。死因は暴走自転車に跳ねられ勢いで車道に弾き飛ばされ、たまたま走っていたい○ゞのエ○フに轢かれたこと。
で、お約束通り神さまが現れて私を異世界に転生させてくれると言うことになりました。
「済まないね。僕の権限は強くない平凡なモノばかりなんだ」
そういって神さまが提示してくれた能力は確かに基本的なモノが多かった。
「「身体強化」「基礎魔法(レベル0)」「収納」「鑑定」これで勝てます」
「悪いね。そうだ。家を魔法の家をつけよう。どこでも生活出来るようにさ」
「そうですか?なら、穀物と調味料と油を下さい」
「毎日お風呂も入れるようにするよ!日本人は風呂が好きだろ?」
毎日は入らないかな?
「この世界でもすぐ生活出来るように換金が容易な魔石もいくつか上げよう。あ、容姿とか性別とかは僕の好きなように改変するけど、そこは容赦してね!」
最後の最後に爆弾を落とさないでください!
ということで、気がつくと森の中にいた。見た目は肩まである髪と吊り目がちの瞳で色は黒。下がった眉。顎に小さなΧの傷。白く透き通った肌に笹穂状の耳。そして人間の6才児ぐらいの体。はい。エルフの幼女です。
まぁ、この世界のエルフって成人するのが120才。で、それまでの見た目は人間のだいたい六分のー程度だそうです。そして成人したら成長が止まり、というか老化が止まってそこから800年ぐらい生きるらしい。まぁ大抵は老衰する前に事故とかでその生を終えるそうで・・・自分30才。まごうことなく幼女です。ちなみにこの世界での私の両親はいません。人間で言う6歳の体でいきなり森の中に転生です。頭脳は大人体はエルフの幼女。誰得?
住む家は収納の中に用意されていました。収納、まじ容量は家一軒分です。
で、「開けマイハウス」って言うと取り出せて「閉じろマイハウス」って言うと収納出来るようです。
そして家はいつでも好きなように部屋の位置とか変更ができて、朝の9時丁度に自然に補充される米と麦。砂糖、塩、酢、醤油、味噌、胡椒。そして植物油がある。
ついでに言うと、浴室には浴槽とシャワー。石鹸とシャンプーもある。とても便利。
ただ、肉とか野菜はない。なので肉と野菜は別に用意しないとダメ。
まぁ、鑑定を発動させると食べられる野草とか動物の捌き方とかの知識が、ゲームでいうところのウィンドウみたいなものが開いて情報が入る。余裕余裕。
本当、誰得なんだろうね?
「今日はここまで・・・」
森の少し開けた所で家を出す。家は結界機能付きだから外敵は気にしなくていい。
でもなんだ。距離は稼げないね。身体強化はあるけど体は6歳のお子様。足というコンパスの短さはなんともしがたい。
周囲を、食べられる野草を探しながら簡単な罠を仕掛ける。ま、運が良ければ兔とかが掛かるだろう。
「お、お、お?こんなところに小屋?」
私は目の前に現れたモノを見て目を丸くする。
家だ。この世界で初めて現地人の痕跡を見つけた。
「失礼します・・・」
私は小屋に鍵が掛かっていない事に気がつき、小屋に入る事に。
「未知との遭遇」
家は簡単ではあるが、内部からは鍵が掛かるようだ。
「ハンモック?」
部屋に置かれた寝具を見てこの小屋の持ち主が短期間に使用するためのモノだと推測する。
長期間ならベッドを用意するが、短期間なら虫の湧かないハンモックを用意するのはある意味当然だ。
「とりあえず帰るか」
今日はもう探索を続ける気分ではないので家に戻ろう。
翌朝。家をしまい、仕掛けた罠を解除しながら小屋まで来る。
そこから獣道に沿って四時間ほど歩いてみると道らしいものに突き当たる。
人通りも頻繁にあるらしくちゃんと道である。
取りあえず着ているローブのフードで顔をすっぽり被り太陽とは反対の方向つまり西へと歩き出す。
やがて日が暮れ周りが夜の闇に包まれる。
しばらく進むと、焚き火の明かりが見てきた。
「こんばんは」
私は焚き火の主に声を掛ける。
「はい。こんばんは」
良かった。話が通じる。意志が疎通出来る。
焚き火の主は二人いて一人は戦士ぽい皮鎧とロングソードを持ったショートカットの赤い髪の青年。一人は肩まである緑の髪の魔法使いの女性。どちらも人間だ。
「街を目指しているのですが、ここからどの位あるのでしょうか?」
私は尋ねた。
「マッカランだな。半日行ったところにある」
戦士が焚き火に薪をくべながら言う。
「ありがとうございます」
礼をいい立ち去ろうとした私を女性が呼び止めた。
「急ぎ?でなければ私たちと一緒しない?」
女性が呼び止める。
「いいのですか?」
「小さい子が夜通し歩くのは関心しないから」
女性は苦笑いしながらいう。
「はぁ・・・私はひろ・・・ヒローネと言います」
「私はルリカ」
「俺はアルフォード。アルと呼んでくれ」
二人はそう言って焚き火の方へと私を招くのであった。




