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SOUL BREAKER (ソウルブレイカー) 〜転移した漫画家の最強異世界冒険譚〜  作者: 百屋敷レイ


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第21話 リッチとの戦い

「え!?そ そんな!!それじゃ初めから私達はリッチの罠に掻けられていたって事なんですか!?」

「くっ そうみたいね、まったく、とんだ依頼になっちゃったわね…」


するとウリシュクが呪文を唱える。


「シグレ!前衛頼むわ!大きいの撃つから少し時間稼いで!!」

「おお!魔法か!良し任せとけって!!ルフレは下がってろよ!!」

「え!?で でも私も何とか手助け、し しますよ!!」

「うんにゃ俺達の戦いに巻き込まれたら守れる保証は出来ねぇ命が欲しかったら下がっててくれ頼むわ」


俺が少し困った顔でルフレに、そう言うとルフレも困った顔をしたが納得はして無い様だが下がってくれた。

これで思いっきり戦えそうだ。

しかし敵わないって感じてるだろうに、それでも手助けしようとしてくれるのは、結構芯の強い女の子だ。

半泣きのイメージがあったから誤解してたみたいだ。

ルフレは駆け出しでも勇気のある立派な冒険者だ。

すると護衛らしき4体の大きな骨の兵士が、俺達の隠れていた茂みに走って来る。

何故か分からないが向こうは俺達の位置が分かるみたいだ。

死人だけに生者のオーラか、なんかを感じでもしてるのか?

まぁいいか。

俺はヨリシロで造っておいた鉄の剣を船から転移させて


「いっちょやってやるか!くらえ!稲妻斬り!!」


俺は剣に魂を込めて強化し横に大きく振りこんだ。

只の剣の、ぶん回しだがなんとなく技名を言ってみただけで全然稲妻の要素は無い。

中二病みたいで俺はちょっと恥ずかしかったが、シグレアキラは気に入ってる感じがするのでまぁいいかな。

おこちゃまめ…


ズオオッ!!


その瞬間巨大な爆風に稲妻が散りばめられてスケルトンを巻込み薙ぎ払った。


「!?」


俺の近くに来ていた4体の巨大な骨の兵士は跡形も無く塵に帰った。

それだけでは収まらず半径50mに居た数十体のスケルトンも一撃で消滅していた。

沼もえぐれて底が見える程シグレの一撃で尋常で無い被害をスケルトン達は受けてしまっていた。


「な…何!?何が起こったと言うのだ!?」


野太い、おどろおどろしい声でリッチがうめいた。


「な…何です今の!?ま…魔法ですか!?

い いえ剣技!?す 凄い!!こ こんなの見た事無いです!!」


ルフレは驚きと、そのあまりの威力に腰が抜けて座り込んでしまった。

無理も無い。

同い年位の見た目は普通な少年が一撃で地形をえぐりアンデッドの半数を消失させてしまったのだ。

まるでおとぎ話の騎士の戦いを見てる様な物だろう。

ルフレには現実味に欠けすぎた出来事だったのだ。


「私…もしかして夢でも見てるの?もしかして、もう死んじゃっててこれは幻なの?」


一方ウリシュクも目の前の光景に驚愕していたが呪文を唱えている最中は集中しなければ魔法が発動しないので、とりあえず今見た事は後で突っ込むとして心の隅にしまい、呪文を完成させた。


「シグレ離れて!リッチに当てるわよ!!くらえフレイムトルネード!!」

「アイアイサー!」


俺はヒョイとリッチから離れるとリッチの身体に炎が発生する。


「何!?まさかこれは上級魔法か!!」


リッチが驚きの声を上げる。


「レ レジスト!!」


するとリッチの周りだけ魔法の効果が消失していた。

しかし


「ギエエエエ!!」

「グギョオオオ!!」

「キイエアア!!」


ウリシュクの炎の魔法も威力は凄まじく

シグレアキラの先程の技に匹敵する程の広範囲を爆風ではなく炎で薙ぎ払った。

するとほとんどのアンデッドは消失し生き残ったスケルトンも、ぴくぴくと痙攣してるだけで、ほぼ動けずアンデッドだが虫の息だ。

綺麗サッパリ、リッチ以外のアンデッドは消失し残されたリッチは驚愕の表情をしている。

骨だけどね。


「あ ありえぬ!我が軍団が、こ こうもあっさりと…」


心なしが骨なのに震えている様にも見える。

骨でも恐怖を感じるのか?


「良く耐えやがったなリッチ!まだやるか?こんだけ仲間の骨をやっちまったから説得力ねぇかもしんねーが俺はムダな殺しはしねぇ主義なんだ。まぁお前らは元々死んでるっぽいけどな!で まだやるなら容赦しねぇがどうする?」

「な 何者なのだ!?き 貴様!何故死霊の言語を話せる!?まさか人の姿をした竜族なのか!?あ あの魔法使いも只者ではあるまい!!」


ん?死霊語?


「ちょ ちょっとシグレ!あなた魔物と喋れるの!?何話してるの!?」


ウリシュクがそう言って駆け寄って来た。

ああ もしかしてシグレアキラの翻訳機能が入っちゃってて魔物語(?)も喋れてしまってた訳ね。

便利だが、はたから見たら急に変な言葉喋ってて、きっと妙な感じなんじゃなかろうか…

ま まぁしょうが無い。


「ま まぁな!少し喋れんのよ!気にすんなって!!」


爽やかな笑顔で誤魔化してみる。


「気にするわよ!!」


無理でした。


「ま 待て!分かった!わしはもう撤退する!これ以上あの小屋に居る人間にも攻撃はせぬ!わ わしはこの地で、魂を集めろと命令されただけなのじゃ!み 見逃してくれれば、いつか恩を返す!!どうじゃ!?」

「お前でも俺達以外がやって来たら殺しまくってたろ?そんな奴野放しにしちゃって良いんかと、俺は今正直悩み始めたよ」

「ひっ!わ 分かった今後一切人間は襲わん!約束する!!だから見逃してくれ!!」

「はぁ まぁいいよただし、もしお前が人間を襲ったって聞いたら今度は容赦しねぇ覚えとけよ?」

「分かった!リッチは嘘はつかん!!魂にかけて約束する!!で ではさらばだ!!」


そう言うとリッチは、そそくさと沼地の奥に逃げていった。


「あ!に 逃がしちゃダメよ!!殺さないと!!」


ウリシュクが俺に詰め寄る。


「うーん まぁよあんなのいつでも倒せるし、もうとりあえずは人を襲わないって言うしさ、大丈夫だろ?」

「はぁ?魔物が約束守る訳無いでしょ!!倒せる内に倒さないと、また被害が出るわよ!?」

「いや分かるんだ、俺は魂が見れる。あいつは約束を守るよ誓って良い。信じてくれ」


そう言って真剣な目で俺はウリシュクを見つめた。

すると呆れた様にウリシュクが言った。


「まったく…不思議な人ね、あなたは…分かったわ。きっとあなたの事だから何かを感じてるんでしょうね…でも次会ったら滅ぼすわよ?良いわね」

「ああ あいつが悪事を働いてたら、やっちまって構わねぇよ。まぁ大丈夫だと思うけどな」


と、二カッと俺がウリシュクに笑いかける。


「甘すぎよシグレ…強いのは分かったけど、その甘さは命取りよ?いつか命を落とすかも知れないんだからね!その時は助けてなんてあげないんだから!!」


ふくれっ面でウリシュクが、そう言った。

ふくれっ面も可愛いのはどれだけ罪なんだこいつは…


「あ!そう言えばルフレは無事か!?」


俺は慌てて周りを見渡した。


「だ 大丈夫です!生きてますよー!!

す 少し腰が抜けて、た 立てませんけど…」


あ 生きてて良かったルフレ。

その頃大きな爆風に、さらに爆炎が小屋の外で発生しルフレの仲間の5人は驚き戸惑っていた。


「ク クソ!あのリッチついに痺れを切らしやがったか!」


リーダーらしき戦士風の格好をした青年は、そうもらした。


「どうやら年貢の収め時らしいな。皆覚悟を決めろ。もうルフレの張ってくれた聖刻の結界も持ちそうに無い、せめて一矢報いて冒険者として立派に死のう」


リーダーらしき青年は一同にそう言ったが…その時。


「ま 待ってリーダー!様子がおかしいわよ!?」


弓を持ったアーチャーらしい女性が窓際から声を上げた。


「な 何だ!?リッチがもう来たのか?」

「それかあの4体のオーガのスケルトンが、遂に攻めて来たか!?」


リーダーと同じく戦士風だが体格の良い大盾を持った青年が、そう言うとドアの近くに移動し突撃を防ごうと大盾を構えた。


「ま 待って!この感じ…う 嘘!?アンデッドの…アンデッドの気配がきえてるわよ!?な 何で!?」


そう言った魔法使い風の20代後半位の女性が小さく叫んだ。


「皆さん!!ルフレです!!もう大丈夫ですよ!!」


するとドア越しに聞き慣れた声が聞こえ全員が一斉に


「ルフレ!?」


と、叫んだ。


次回の更新は、5月19日(火曜日)です!

毎週火曜と土曜日の週2回の更新になってます!

よろしくお願いします(^^)

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