第11話 「異世界を行く」―――③
サブの「カウントが減った」という言葉に意識を持っていかれながらも、なんとか目の前の男性へ視線を向ける。
「あ? なんだガキ、なんか用か?」
初対面の相手が僕の顔を見て驚かないのはありがたいが、いきなりガキと呼ばれたことに少し仰天する。けれどあまり気にはせずに会話へと持ち込む。
「あ、あの突然すいません、冒険者について知りたいのですが、冒険者とはいったいどういった職業なのでしょうか?」
すると男性は一瞬目をパチクリとさせて、その後呆れるように言った。
「今時どんな村出身でも冒険者くらい知ってるぞ?」
「その田舎くせぇ喋り方と言い、ずいぶん素晴らしいご出身のお坊ちゃんだなぁ」
と、明らかな態度で言った。
冷たい、というよりいっそこちらを馬鹿にしている口調は、なんとも好きにはなれない。
今まで喋ってきた相手の中でもかなり苦手なタイプだ。
まぁ今までそんなに多くの人と喋ったこと無いんですけどねぇ。
「まぁいい、それで冒険者についてだったな? そりゃあ仕事って言ったら、怪物の討伐、遺跡やなんたらの探索、色々やってる」
「それで? 冒険者の仕事も知らないガキがギルドに何の用だ? まさか仕事の依頼か? やめとけやめとけ」
「どうせ金なんか持ってないだろ、依頼なんか出来っこねぇって」
「まぁどうしてもっていうなら、この俺が1000万プレアで受けてやってもいいがなぁ?」
……この人はいったいどうしてこんなにも鼻につくような物言いしかできないのだろうか。さすがに苛立ちというものが積もる。
でもまぁ一応僕達は聞かせてもらっている側の人間、積もらせていた器を斜めにして、サラサラと流すことにする。
それで、プレアというのはこの国の貨幣の単位である。
お金を使う機会がとても少なかったし、頻繁に使用しているラーが居るフィーネスの村と王都では物価が違うので、一概にこうとは言い切れないが、だいたい100プレアで子供のお菓子が買えるくらいだと思う。
ちなみに、さっき街を散策していた時に探したけどゼノンテルアにある僕の好物、美味棒(人類に優しい僅か10ゼノ)のようなお菓子はなかった。
ちょっと残念。
話を戻そう。
1000万プレアか…かなりの大金だ。
話のノリ的に考えれば馬鹿を言われているだけだとは思うが、なんにでも万が一はある。男の話が冒険者の相場として記憶しておく。
もし仮に本当だとするなら、確かに夢がある。まさに一攫千金だ。
冒険者への依頼…いや僕達の目的はそうではない。
「いえ、僕達は依頼をしに来たのではなくて、冒険者になることに興味があって――ー」
僕がみなまで言う前に、男は大声をあげて大笑いをする。
「ぷはっ、あーはっはっはっは! まじかよ!? 冒険者志望かよっ!」
「男一人と女二人の冒険者が誕生、わざわざ王都に来てってか、こりゃ傑作だな!」
涙を流すほどバカ笑いしている男は、いっそ清々しいほどそれはもう楽しそうにしている。
いったい何がそんなに可笑しいのか、これっぽっちも僕達には分からないから、目の前の男の行動は僕達からすればただの狂気でしかない。別に恥も怒りも存在しない。
しかしサブはサブで、女の子として扱われたことには少々怒っているらしく、その可愛げな頬を「ぷぅ」とさせている。
まぁ僕は全然、さっきも言ったけど怒りも恥辱も何もない。
ただ、少しいや結構な懸念があるとするなら、それは―――
「いやぁー久々にめちゃくちゃ笑ったぜ、まぁでもよ―――」
「―――あんまり冒険者舐めんじゃねえぞ」
男はさっきまでの、「にへら」としたいけ好かない軽い顔ではなく、まるで地獄の番人が法を順守するかの如く、真剣で真っすぐで真面目な顔つきになっていた。
それは一種の脅しであるかのように、こちらを言葉と存在感の剣で刺そうとしてくる。が、根本からして僕達は冒険者という仕事を舐めたことはないし、まずその冒険者についてもほとんど知識がないし、そもそも威圧が足りていない、よって男の言葉は通じているけど通じていない。
結局何が言いたいのか伝わってこない。
そして、もう一つ。
僕は先ほどから男の鋭い視線より、圧倒的に危惧していることがある。
さっきからの会話中ずっとだ。
なんなら最初の方からそのことにしか意識が回っていない。
それは―――
「―――ねぇ、ヴィル」
「あたしはこの人が言いたいこと、ちょっとわからなかったんだけど、分かった?」
と。とてもじゃないが、17歳の美少女が武装をした相手に威圧されて出すような声の抑揚ではない明るい声。そんな声色で男の目線も意に関さずといった具合で、こちらに質問をしてくるアシミ―。
今の僕にとってこの質問への返答はまさしく天王山。
勝負、いやもっと適当に言うならばこの町の運命の分かれ道は今ここにある。
先ほどからずっと僕が恐れていたのは、言う必要もなくアシミ―の存在である。
まず間違いなく、アシミ―の表情はこのギルドに入ってから何一つとして変わっていない。それはタッシ―の、記憶を紙に移す技術を使って見たとしても、どの紙にも同じ表情が写るはずだ。
しかし、やはり何度も言うが僕には分かる。
アシミ―は今、ブチギレている。もっと正確にはマジおこしている。
さっきの質問を真意として翻訳するなら、
「なんだこいつ、ぶっ殺していい?」だ。
別に、アシミ―はタッシーのように短気ではない。がしかし、先ほどからの男の初対面の相手に対しての礼儀が欠如した態度が、アシミーのダイヤモンドより硬くきらびやかな作り笑いを崩壊させていっているのだ。
これには流石に、僕ほどではないがアシミ―に対しての理解があるサブも気付いたよう。
「ぷぅ」とさせていた頬を一瞬で引っ込め、そして恐怖のあまり身長が2,3㎝も伸びてしまっている。
すると、僕がアシミ―への回答を答えあぐねていた時、会話が始まる前から男の後ろにいた女性が、僕達と男の間に突然割って入ってきた。
「こーら、そんなに怖い顔をしないの、二人ともびっくりしちゃってるじゃない」
「後輩をいじめるのは止めて、早く行きましょ? ね?」
と、男をなだめるように女性は言う。
その女性は、僕の価値観がおかしいのかもしれないが、決しておしゃれではない服装、いや、なんならファッションセンスを疑うような服装をしていた。
もちろん、武装をしている集団が集まるギルドに、制服で来ている僕達も十分浮いているのだが、その女性の服装は、やけにとんがっていてつばの広い帽子と、ドレスとローブが混じったようなゆったりとして黒い服、腰のベルトに本であろう紙の束をさしていて、何に使うのか見当もつかない短めの木の枝らしきものを携えている。そんな摩訶不思議な格好だった。
でも、誰も何も言わない辺りこの服装は女性の冒険者として普通の格好なのだろうか。だとして、このようなややこしい服装をアシミ―にさせると思うと、複雑な気持ちになる。
それで、その不思議な格好の女性が男の腕を引くと、男はやや不機嫌そうにしながら「…ちっ」と聞こえるか聞こえないかのギリギリの音で舌打ちをして、出口の方に向かっていった。
―――いや、やめて! 聞こえてるの! アシミ―が本当にキレちゃうから!止めてぇ!!
と、その時、男を連れる女性が去り際に、
『女の子、彼の視線にも動じないなんてすごいわね、あなたも男の子なら女の子2人を真っ先に守れるようにならなくちゃね?』
と言い残していった。
―――確かに、あの場面を遠巻きに見たのなら男であるはずの僕が臆してるように見えたか。
真っ先に二人の前に出るくらいが格好的には良かったのかな?
でもまぁ、僕よりアシミ―の方が強いからなぁ。
どうしても大丈夫だ、と隣にいることで安心してしまっていた。男として、反省反省。
アシミ―は男が出ていったのを確認すると、また普段の明るそうな顔に戻る。
でもやはり、外見的な違いは微塵もないが。
冒険者のことを冒険者に聞いたことによって変な気分を味わわされた僕達。おとなしくギルドの受付へと行くことにした。
男と話しているうちに人も少しは減ったし、受付の人に質問くらいは出来るだろう。
僕は何の躊躇もなく男の職員さんがいる受付へと進んだが、アシミ―がずるずると僕を引きずり、違うレーンの女の職員さんが居るところへと行かされた。
「―――次のお方どうぞー」
と、列に並んでいた僕達に、職員さんから声がかかる。
制服の上着の襟元を「ひょいっ」と正して、若干肩があがっていることに気付きながらもカウンターへと進む僕。
僕が嫌だって言ったのに、こんなキレイな職員さんのレーンに並ばなくたっていいじゃないか。
その職員さんは耳長の色白の女性で、いかにも美人っていう感じが全身のオーラからあふれている人だった。端的に言えば僕が一番苦手とする女性の部類だ。
このいかにも人生バラ色っていう感じが、混沌とカオスでぐっちゃぐっちゃの僕には眩しくて目も当たられない。
しぶしぶ、というか嫌々、次の脚を前に出して歩く僕。
サブは別に女性が苦手というわけではないから、特に何の毛嫌いもせず進むし、アシミ―はそもそも目立つことや誰かに好意を持たせることが大好き、なのでいつも通り印象のよさそうな雰囲気で僕より前に行く。
別に、カウンターまで10歩も20歩もあるわけではないが、このたった数歩が僕にとっては大変重いものであるように感じるし、また憂鬱でもあった。
普段からひどい自分の顔がより険悪なものになっているだろうという自覚が、より僕を後ろに押し出す。が、前に進んでいたアシミ―が僕の腕をとり、一気に数歩分を引っ張ってしまう。
「遅ーいぞ?」
(はよ歩け)
―――イエッサーボス!!!
「ようこそ冒険者ギルドへ、本日はどういったご用件でしょうか?」
と、見た目通りの明るそうで利発的な口ぶりで問う職員さん。
が、誰も返答はしないこの現状。
てっきり、アシミ―が喋るもんだと思っていた僕は「ばっ」と横を向くと、「にこにこ」と朗らかな笑顔で僕を見つめているアシミ―。
意図を汲むなら、「任せた~」が妥当だろう。
そんな馬鹿な…
男性の方ならいざ知らず、女性の担当にしたならアシミ―が出るのが道理ではないか?
サブはもともとこういった事に向いていないのは生徒会なら百も承知。いちいちレーンを変えたのにこの有様とはいったいどういうことか…
アシミ―に逆らえるわけのない僕は仕方なしに、心臓を一回、「どんっ」と胸の上から殴りつけて覚悟を決める。
「へっ↑きょ、今日はー」
一発目から大々的に裏声をかましてやったぜ。
ぐすん…
「そ、そのぼ、冒険者についてしし知りたく、てー」
若干、目がバタフライのようにバッシャンバッシャン泳いでいた気がするが気にしない。
伝えたい言葉を最後まで言えたことだけを褒めようではないか。
「…? 冒険者についてでしょうか…?」
頭の良さが雰囲気から滲み出している職員さんは、戸惑ったように聞き返してくる。
それに対して僕は「ぶんぶん」と頭を思いっきり縦に振ると、職員さんは不思議そうに頭の上に?を浮かべていたが、ギリギリ納得してくれたのか教えてくれた。
男も言っていたが冒険者とは、怪物退治や、護衛任務、遺跡や迷宮なるものの探索、果ては害虫駆除、などの武を基本とした事を生業としているものらしい。
ギルドは登録している冒険者と依頼者との中間役を担っており、冒険者は先ほどの景色のように、このギルドに来て、依頼を精査し自分たちに合った仕事を受け、達成することによって報酬を得て日々を生きているそうだ。
聞くところによると、冒険者でも大成した人物はごまんといるらしく、まさに夢の仕事だという。
しかしその反面、ベルトさんも言っていたように危険はつきもので、成功の陰にはたくさんの人の死があるのだという。
「それで、今日はどういったご用件で…もしかしてお仕事の依頼などでしょうか? それならあちらのレーンが――ー」
その言葉を聞いた時一瞬僕は焦る。
―――並ぶレーン間違えたのかな?
しかし、拙い言語読解で頭上の標識を読むに、間違いはない。
ここが冒険者レーンで、職員さんが手で指し示しているのが依頼レーン。
冒険者に登録するならここであっているよな?
「いえ違うんです、僕達―――」
「―――あ、誠に申し訳ありません、そうですよね、拠点ギルドの変更手続きでしょうか?」
「いや、そうでもなくて、僕達冒険者になりたくて、その手続きをしたいんですが…え、冒険者なってもいいよね?二人とも」
僕は職員さんに目的を伝え、二人にも確認を取る。
二人は大丈夫だよーと言った具合で軽くうなずいてくれる。正直、危険なことにわざわざ向かっていくのもどうかとは思うが、冒険者以外の成功への近道が見えていないこの現状ではこれが最適解だと判断した。
冒険者をやってみて、また違う方法を見つけてもしそっちの方が良さそうなら、その時はその時ですぐにそっちに切り替えればいいわけだし。
ので、登録をしたいとの旨を伝えたわけだが…
「………と、登録でしょうか…?」
なぜか職員さんは、心底驚いている、という表情を隠すことなくいっそ開放して、目をパチクリとさせている。
そんな表情をされるとこっちだってなんか不安になってくる。
え、間違えちゃったかな、とか。登録ってできないの、とか。まさか通報されちゃう? とか。
怖くなってきたのなら、いっそ聞いてみるが吉だ。
「あ、あの、登録ってできないんですかね? 履歴書とか身分証がいる、ミタイナ…」
すると、職員さん。すぐに我を取り戻す。
「え、あ、度々大変申し訳ありません。何分冒険者登録を希望される方は初めてだったもので…」
―――冒険者登録が初めて? それじゃあ新人はどうやって生まれるんだろう?
「え、っとつまりは……?」
「一般的には、というかどんな方でもまずは周辺の村々や町などの小中規模ギルドに行って実力と実績を積んでから、こちらのギルド本部に拠点を移すものなのです」
「なので、このギルド本部で登録をされる方は少ない……というかいらっしゃりません」
なるほど、つまりはビギナーがいきなり偉いところに来てしまったわけか。
だからあの男の冒険者は嗤って怒っていたのか、みんな頑張ってきてからここに来るのにそれをすっ飛ばそうとしているのだから。確かに、知らなかっただけでは済まされないかな。
でもだとしても、関係はない。
今さら違う村で冒険者としてちまちまやっている暇と根気はないし、僕達は取り敢えず身分とと仕事を得たいのだ。
だから、
「…ここで登録は出来ないのでしょうか? それともやはり違うところではないとダメなんでしょうか?」
「いえ、特に王都で登録をしてはいけないという規定はありませんので、大丈夫です」
「ただ、冒険者においての暗黙の了解というものなので、覚えておいて損はないかと」
「ならよかった、お願いします」
「承りました、少々お待ちください」と、そう言ってカウンターの奥の部屋に行ってしまった職員さん。
数分後、こちらに戻って来た時には、先ほどまでにはなかった何やら両手で支えるほどの大きな物体を運んできた職員さん。
「こちらで、ステータスと、スキル、名前などの記載した一般的に言われるステータスカードを作成いたします」
おぉステータスカード、聞いたことがある。
アイナールが言っていたゼノンテルアでの名刺と同じような役割のやつだ。
なんだか、学園を卒業する前に社会人になった気がしてウキウキする。
「それではご年齢は…?」
「全員17です」
「証明するものとかは…」
「はい、成人してらっしゃいますね、大丈夫です」
「もし仮に虚偽の報告をしていたとしてもステータスカードでばれることなので、特には何もご提出していただかなくとも大丈夫です」
「見た目に関しても15歳以上の成人にしっかりと見えますので」
「一応の確認、というだけなのでそこまでお気になさらずとも結構ですよ」
え!? 成人してないとだめだったの!? てか成人してるの!?
あ、サブがちゃんと成人してるって見られてるの嬉しそうにしてる。まぁゼノンテルア基準ならまだ未成年だけど。
「男性一人と、女性二人、と」
「いえ! 違います!!!」
声高々にびしっと手をあげて否定をするサブ。
こんな時だけはサブも本気になる。
職員さんは若干戸惑いながらも、
「だ、男性二人でよろしいでしょうか…?」とやや疑問形で聞いてくる。
「大丈夫です!!」
いつもは弱弱しいサブがこの時ばかりは強く見えた。
「…え、っとそれでは次に、こちらに血を一滴でいいので垂らしてもらってもよろしいですか」
そう言いながら台座の上の受け皿を針と共に差し出す職員さん。
僕は痛いのは好きではないので超効率的に血管に微細な穴を開け本当に一滴だけ絞り出し、すぐに閉じさせた。
他の二人を見ると、サブは「うぅ」と腕をプルプルとさせて怖がりながら刺そうと頑張っている。
アシミ―は「えぇーい」と躊躇なくぶっさして、その綺麗な指先の肌に傷をつける―――
「―――ちょっと待たんかーい!!!見せてみろアシミ―!! すぐに止めてやるからな!!!!????」
僕は大急ぎでタッシ―から貰っておいた、救急箱をカバンから取り出して、アシミ―の指先をアルコール消毒して包帯と止血剤と傷消し薬でぐるぐるにする。
30回ほど巻いたところで包帯の端を括り、三角巾を付けさせて安静の状態にする。
「もーびっくりしすぎー、大丈夫だって~」
「ね? 知ってるでしょヴィル、ほら」
と、アシミ―は三角巾を外し、ぐるぐるの包帯を「ずぽんっ」と外して指先を見せる。
その皮膚は見事なまでに再生しており、アシミ―の色白く繊細な美しい肌だった。
そうだった、大丈夫だった…
けらけらと笑いながら僕の背中を「ばんばん」とたたいてくるアシミ―。彼女のいたずらに振り回される僕、というのは変わりないようだ。シスと違った独特の緊張感が僕の心をひやひやさせる、まったく…
「えぇ、と、だ、大丈夫でしょうか?」
僕達の、いや僕が慌てふためく様子を徹頭徹尾見ていた職員さんは戸惑った声をあげる。
「だ、だいじょぶです…」
すると、
「よしできたぁ」
と声をあげた方に目を向ければ、サブがようやく指先に「ちくり」と針を刺すのに成功していた。
これで3人そろって提出できる。
「はい、それでは数分で結果が出ますのでそれまでお待ちください」
とのことなので、経っていても疲れるだけ、だから僕達は脇にある椅子に座りに行こうとする、
がしかし、その時。
「あ、カウントが減った」
―――もぉ、またかよ…やな予感
「おいガキ、冒険者登録だぁ?」
「冒険者舐めてんじゃねぇぞこら!?」
―――ほーらね、知ってた。
いかにも、人相の悪そうな男がひーふーみー。
武器をすでに抜刀している状態で、こちらに対して威圧を掛けてくる。
やはり、ここでの登録は反感を買うよう。
手っ取り早く済ませたいからと言って冒険者登録を即断でしてしまったのは早計だったかな……。
「2度と冒険者になるになるなんていう甘ったれたこと言え無くしてやる」
もしかしてだけど、ギルド治安悪すぎじゃない?




