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あいすくりーむ  作者: 抹茶いちご
第10章 東雲有亜
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74話 ややこしい世界

74話 「ややこしい世界」

「ごめんなさい。作られた裏ボスは知らない。」

京子様は俯いて泣いていた。

その涙を私は奪いたかった。

「でもその情報が役に立たないわけではありません。1歩近づけたのだと思いましょう。」

「そうだな。」

涙を拭う。

そう、そうでいてこそ京子様なのだから、

「それでは、私も追われている身だし、」

「追われるようなことしました?」

「え?」

「何もしてませんよね?」

「いや、夏の暑い日にいろいろやらかしてたわよ私。ん?その時マフラー女として舞夜と一緒にいたじゃない。」

「舞夜?何故空乃と呼ばないんですか?」

「ど、どうした?まさか記憶喪失とか?暑さで頭がやられたとか!?」

「夏の思い出はちゃんと記憶にありますし、暑いならマフラーしてません。」

「んー……私がおかしいの?」

「分かりません……」

「とにかく私はこれで、」


京子様って飛べるんでしたね。

もう姿が見えない。







「やっぱり。」






誰でしょうか?

私と同じ服をきた少女が立ってますけど……

「早く帰ろう。有亜。」

「どこへ帰れと?」

「私達がいた時間軸に。」

私達がいた時間軸に?この人は一体何を言って……

「あんたは私の同級生。その制服が証拠。ねえ?私のことわからないの?」


「あなたは誰なんですか?」











小さな竜巻が大きくなって

私と彼女の間にあいつが出てきた。

「有亜。」

「偽物!?」

「偽物……ではないけどね。」


髪と身長が私より短く低い東雲有亜が竜巻の中から出てきた。




謎の少女はメガネをかけて髪を三つ編みにし始めた。

「この人は別の時間軸の真理さん。あなたも私とは別の時間軸の東雲有亜。」

「つまり私はこの世界じかんじくには生まれていないってこと?」

「そう。だから私は偽物じゃない。」

「状況が読めない。」

「さらにここは私も知らない世界。」

「は?」

「私とあなた、真理さんは私達みんなが生まれてもいない時間軸に迷い込んだってこと。」




頭が暑さじゃないけど何かにやられそうな気がする。



私はただ普通に生きたかった。

でも能力なんてものがつけられ、こんな別の自分を見ることになるなんて、

あの時の私は1ミリも思っていなかったんだ。

更新が停滞していて申し訳ございませんでした。

これからもしばらく更新ができない日が続くかも知れませんが必ず1ヶ月に1回は更新できるよう頑張ります。



当初はこの次の章で完結予定でしたが、

まだまだ続けさせていただきます。


これからもよろしくお願いします。

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