自害と仲間
「お前は転生人か?」
我ながら惚れ惚れするほど直球だ。そんなことを思っていると、真横から鉄拳制裁をくらった。
「どこの世界にそんな直球でいうやつがいる?!!!!」
いるじゃないか、ここに。
「こいつは気にしないでください」
リーオめ、ぼくのほうがゲームのセンパイなのに…。いつからそんなえらくなったんだぁ!!
そんなことをほざいている間に話はついてしまったようだ。
ぼくたちは、魔族の城下町まで歩いていくことにした。ぼくはとりあえず[幻影]で髪のいろを黒くした…ていうか、前世の日本人の顔にした。
切れ目で、不細工ともイケメンともいえないチュートハンパな顔。あまり好きではなかったが、今では良い思い出だ。
「一泊お願いします」
「わかりました。料金をどうぞ」
意外なところでゲーム内通貨がやくにたった。この魔族領では、ゲーム内の硬貨と全くおなじものを使っているらしい。ぼくたちは部屋へと向かった。
「名前は?」
なかなか上等な部屋だった。窓にはしっかりとしたガラスがはめられている。(がらすって、高価なんだよね。)
「ケイイト…本名、渡辺勝矢」
なかなか普通な名前だ。どうも名前の由来がわからんかったが。
「それは神の趣味です」
メタが聞こえた気がする…。気のせいだな。
「ザケンナ…ハンマーくらうか? ああ?」
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
「なあ、アイツの名前は? さっきから訳わかんねぇんだよ」
「そこの頭わいているやつは、ラインっていうやつさ」
二人はぼくをいじめている…。しくしく。
「「ちょっと、買い出しいってくる」」
リーオとケイイトは、すぐ帰るといって、へやからでていった。ぼくは留守番だ。
「だが、このとき二人は惨劇が起こるとミジンコ程も予想していなかった」
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