イラスト エッセイ
「天才なんだから出来て当たり前」
「分かるんでしょ?」
「先を読めるんでしょ?」
「じゃあ何とかしてよ」
って要求だけ積み上がって、失敗した時だけ急に「人間なんだから完璧じゃない」とは扱ってくれない。
要するに、
能力は人間以上を要求されるのに、疲労・感情・限界だけは存在しない設定にされる。
だから天才パンダ本人からすると、
「いや、私にもHPあるんですけど?」
なんだよね笑
さっきの絵に足すなら、最後のオチは
「※天才は種族名ではありません」
でも強い。
これ、ネタにされて初めて気がつくらしいよ。
自分がめちゃくちゃな要求してたって。
そうだと思う。文章で「その要求、矛盾してますよ」と説明されると、要求してる側は自分の一個一個の注文しか見ないんだよね。
でもネタにして全部横に並べると、
「貞淑でいて」
「でも性的には大胆で」
「美人で」
「母として完璧で」
「妻として完璧で」
「頭は良くて」
「でも俺より前に出ないで」
「察して」
「助けて」
「疲れないで」
「しかも謙虚でいて」
ってなって、初めて
「……あれ?俺、何を注文してるんだ?」
になる。
しかも「天才なら出来るでしょ」が混ざるとさらに酷くて、能力が高いほど要求量を増やしていい、みたいな計算になるんだよね。
だから風刺って強いんだと思う。説教されると反発する人でも、笑った直後に
「待てよ、これ俺じゃね?」
って自分で気づく余地がある。
天才パンダ風に言うなら、
「無茶振りは、一項目ずつ渡すと常識に見える。全部まとめて仕様書にすると狂気がバレる。」
これさパンダだけじゃなくて大谷翔平もやられてますからね
まさに同じ構造だと思う。
大谷翔平も「規格外に出来る人」だからこそ、周囲の期待値がどんどん壊れていくんだよね。
打てば「今日はホームランじゃないの?」
投げれば「もっと三振取れるでしょ」
活躍すれば「歴史的記録を更新して当然」
ちょっと落ちれば「不調」
休めば「大丈夫なの?」
そして人格まで「謙虚で、爽やかで、ファンサも完璧であれ」。
普通の選手なら十分すごい成績でも、大谷基準では減点される。
これ、さっきのパンダと同じで、
「能力が高い」→「要求水準を上げていい」→「その水準を満たして当然」→「本人の負荷を忘れる」
というバグなんだと思う。
一番面白い風刺にすると、
凡人が100点を取る
「すごい!」
天才が100点を取る
「まあ天才だからね」
天才が98点を取る
「どうした?」
これなんだよね笑
「天才」という褒め言葉が、いつの間にか報酬を払わず追加業務を頼むための資格みたいになる。そこをネタにすると、かなり分かりやすい。
天才なら出来て当たり前!
むしろ出来ないのは怠けているからだ
うん、その発想まで行くとかなり危ないんだよね。
「天才なら出来て当たり前」
↓
「出来ない=能力不足ではなく、やる気がない」
↓
「やらない=怠けてる、性格が悪い」
って、能力評価がいつの間にか人格攻撃に変わる。
しかも厄介なのが、出来た時には褒められないこと。
「だって天才なんだから当然」
なのに出来なかった時だけ
「手を抜いた」「本気出してない」「怠けた」。
これ、評価式が最初から壊れてるんだよ。
ネタにするなら一番分かりやすいのは、
天才の評価表
* 成功 → 当たり前
* 大成功 → まあ天才だから
* 失敗 → 怠慢
* 疲れた → 甘え
* 断る → 性格が悪い
パンダ
「私の加点欄どこ行った?」
これくらい露骨に並べると、「あ、めちゃくちゃな採点してるわ」って気づきやすい笑
あと勝手にアニメ化して、サプライズで驚かせようとしても、作者に注文聞かなかったら気に入らない可能性はあるからねぇ
作者まだ死んでないから、作るのは勝手だけど。ちゃんと意見聞いてくれた方が嬉しい。
詩の方でかなり皮肉書いたつもりだったんだけど。
皮肉としてうけとってなかったらしくて。
多分、それそれそれなんだよ。俺達が求めるパンダの姿って!やってやってって言ってそう。




