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第39話 蓮姫達のリベンジ ①


「カムラ!何ぼ〜としてるの!?

奴の正面は今は後ろよ!」


「おお、サンキュー!

助かったよ」


「どうやら、あの化け物の遺伝子は

自分の姿を消すだけじゃなくて、

自分の位相形態を連続性が保たれる同相な範囲で自由に変えられるみたいね」


「位相?

さっきから何を言ってるかさっぱりわからん。

何のことだ?」


「貴方に難しい説明をしても

理解出来無さそうだから

簡単に説明するけど、

ここで言う位相って言うのは

形だけじゃなくて大きさまで自由に変えられる粘土みたいなものよ」


「ハルキ……、

お前どうした!

どこかで頭を激しく打ったんじゃないか?

本当にお前ハルキか?」


「さあね、どうかしら?」


「どうかしらってはぐらかされても」


『キサマ、サッキハカッテニニゲダシオッテ。ユルサン!ユルサンゾ!』


「あらあら、どうやら今は無駄話をしている場合でな無さそうね」


「ああ。

しかし、ジジイが言うには奴は強いらしいぞ。

あんたには何か策はあるのか?」


「あなたが囮になって少し時間を稼いでくれない?」


「私が囮に?

馬鹿言うな!

一緒に戦ってるのに。

あんたが囮になればいいじゃないか!」


「あなた、みたところ少しは武術の心得があるみたいだけど、

目の前のチートレベルの化け物相手にまともに戦える?」


「すまん、百億パーセント無理だ!」


「でしょうね。

私はあなたを戦力としてははじめから期待していないわ」


「じゃあ、どうするんだ!」


「その作戦を私が考えてあげるから、

あなたはそれまであの化け物の近くで逃げ回って時間を稼ぎなさい」


「今から考えるって本当に大丈夫なんだろうな?」


「大丈夫よ」


「根拠はなんだ?」


「あなた、この化け物が 不死身 って言ってることに違和感を感じないかしら?」


「違和感?

私には何のことかわからんがどういうことだ?」


ハルキは、蓮姫の言葉を無視すると、

目を瞑り真剣に考え始めた。


(穴の貫通していない同相の物体の範囲内なら自由自在に形や大きさを変えられて、

あんなふうに人間の手を生やしたりとかも出来るわけね。

しかし、

あの女、カムラって言ったかしら?

あの予測不能な攻撃に対して上手く避けて善戦してるじゃない)


「わかったわ!」


「早っ!

早いな~、おい!

まあ早いのは助かるが、

お~と、

考えだして~、まだ10秒くらいしか~、

経ってないが本当に、大丈夫なのか~?」


「大丈夫よ。

これは簡単よ。

私の解析能力を使うまでも無いわ」


「ホントか~?」


「ねえ、あなた?

アノマロカリプスさん?

あなた自分で 不死身 って豪語するからには勝負に勝つ自信はあるのよね?」


「アア」


「じゃあ、一つ私と賭けをしましょう。

ただし、勝負の内容は私が今から言う3つの中からあなたが一番得意なもので決めるって条件でいい?

一対一(さし)で勝負してあなたが勝ったら、

私やそこの自称女を煮るなり焼くなりすきにするといいわ!」


「おい、何とんでもないこと言って私の命まで巻き込んじゃってんだよ!

しかも自称女って……」


「カムラは黙ってなさい!

話を続けるわ。

だけど、

もし、私が勝ったら

私の言うことを一つ聞いてもらうわ。

いい?」


「イイダロウ。

ソノカケノッタ」


「じゃあ、勝負の選択肢を言うわね。

【1】 あっち向いてホイ 3回勝負

【2】 だるまさんがころんだ

順番に鬼になって、

先に鬼に二回なった方が負け。

【3】 カルタ

カムラが読み手

さあ、どれがいいかしら?」


「カ、カルタ!」


「それでいいかしら?」


「イイヤ。

チョットマテ!」


「いいわよ。

後で変更は出来ないからじっくり考えなさい」


◇カルタは オンナフタリガ グルニナッテ

ズルヲスルカモシレンナ。

ダカラ……◇


「ダルマサンガコロンダ!」


「ハルキ!

あんた何一対一(さし)の真剣で子供の遊びなんて言い出してんだよ?」


「しっ!

カムラ。あなた助かりたかったら

場の空気を読んで黙ってなさい」


「お、おう、悪い」


「アノマロカリプスさん?

じゃあ、だるまさんが転んだ でいいわね?」


「チョットマテ!」


「あんた本当に不死身の化け物なのか?

スパっと決めれや!

ったく、これぐらいのことで

ぐずぐずしやがって!

金たまついてんのか~?

ちっちぇーな~?」


「カムラ!

あなたは口を挟まないで!」


「アハハ、わりい。つい……」


(クッソ~!

アノ クチノヘラナイ オトコオンナ 、

イイタイコトスキカッテイイヤガッテ、

ナマイキナ~!

ハ~!

マーヨイ。

ココハ ワシノ アットウテキナ

チカラヲ ミセツケテ キョウフデ フルエアガラセテヤロウ)


「アノマロカリプスさん?

まだかしら?

返事がなければ降参ってみなすわよ」


「マテマテ!」

(ダルマサンガコロンダ ダト

ワシ ガ オニ ニナッテ ウシロヲムイテイルスキニ シレ~と ニゲダス ツモリカモシレン。

イイヤ、ヤツラノコトダ。

ゼッタイ ソウニ チガイナイ!)


「ヨシ、キメタ!

アッチムイテホイ!」


「…………」


「オイ ドウシタ?

ハヤク ショウブヲ ハジメヌカ!」


「あ!

お前……、まだ……考えていたのか?

あいつか?

ハルキなら……お前が決めんのあまりに遅せーからって

今あっちでソシャゲーやってんぞ~、

モゾモゾ」


「テメー!

ハナクソホジリナガラ

ソシャゲーやってんぞ~

ジャネ~ゾ コラー!!

キサマラー!

フザケンナー!」


「あ~、あなたやっと来たのね?

今やり直しが効かない大事なバトルの最中だから、ちょっと待ってなさい」


「ワシトノ バトル ハドウシタ~!!」


「あ~、も~!

仕方ないわね~!

それで?あなたはどれで私と勝負したいわけ?」


「アッチムイテ ホイ!!!」


「はいはい。

そんな、大声で言わなくてもいいじゃない」


◇クッソ~!

ヒトコトヒトコト シャクニサワルガ

コイツイマニミテロ~!◇


「じゃあ、カムラ?

あなたが間に入って審判して。

言っておくけど、確実に助かりたいからって私に肩入れはしないでね」


「ああ、わかった。

じゃあ、二人とも向かい合って~。

いや、一人と一体か?いや、サイズ的に一頭かな?」


「カムラ、早くしなさい!」


「あ~、すまん、コホン!

じゃあ、仕切り直して~」


ハルキとアノマロカリプスはカムラを挟んでお互いの手が届く距離で向かい合った。

アノマロカリプスは目の位置をハルキと同じ位置に下げ、そしてほぼ同じ高さから同じ長さの人間のような手を生やしたりと自分が不利にならないようにしていた。


「いくぞ~じゃんけんポン!」


三人の掛け声と同時に

アノマロカリプスは ぐう を、

ハルキは ぱー を出した。


ハルキ

「あっち向いて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


「ハルキ、引っ張るねぇ〜ww」


「……ゴクリ」


ハルキ

「あっち向いて・・・」


蓮姫・アノマロカリプス

「向いて???」


【掲載に関するお知らせ】

いつもお読みいただきありがとうございます。

今後の運用方針に伴い、当サイトで公開中のエピソードは、予告なく非公開とする場合がございます。

公開されている今のうちに、ぜひお楽しみいただけますと幸いです。

尚、当内容については、憮然野郎のnote 掲示板にて詳しく告知しています。

https://note.com/buzenguy/n/n9517e6b198fc

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