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━━━━『わたし』と『アナタ』は
違うの。
だから、決して一緒になんていられない…。
そうでしょう?━━━━
苛々。苛々。
なんなの。
目の前にいる人物にアルサは苛立ちを覚える。
大体…こいつはなんでここに居るのよ。
我が物顔でソファーに寛いでいる人物――フィーズを睨みつけるが、相手は飄々としていて、そんなアルサの視線など意味を成さない。
「っ…」
視界に入れるのも鬱陶しくて、アルサはフィーズから目を逸らした。
分からない。
こいつの行動が。
…わたしはいつも一人だったんだ。
「大体、アナタは分かってるの?わたし…わたしは、」
「知ってる。吸血鬼、なんだろ?」
「っなら…!!」
感情に任せて、逸らした視線をフィーズに戻す。
彼は、笑っていた。
「…今すぐここから立ち去って」
分からない。分からない。分からない。
わたしの心を掻き乱すフィーズをここから追い出さないと!!
「嫌だね」
「死にたいの!?」
コレは脅しなんかじゃないのに。
なのに、やっぱりこいつは笑うんだ。
「俺がお前に殺られるわけねぇだろ?」
ああ、もう苛々する。
END




