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第6話 魔法

急に聞こえてきた声の方向を確認すると、黒いローブを被ったやつがいた。索敵を展開していたのにこの近さまで気づかないなんてないはずだが、とりあえず城に帰ることはやめて黒ローブを観察することにした。


「さてさて楽しみですねぇ。せっかく召喚した勇者をその日に殺された時の王の顔が早く見たいですよ。最高の魔法師である私をやめさせたことを悔やむのです。クックック」


聞こえてきた声の内容は、城を襲撃するというものだった。これからいろいろ動かして楽しんでいこうというときに邪魔な存在だった。こいつは、殺すしかないだろう。ちなみにこれが奴のステータスだ。


ルーカス・リーム レベル17

称号 狂いし者

スキル 火魔法1 水魔法1 死霊術2 


最高の魔法師とか言ってるのに一番高いスキルが死霊術とは、哀れな奴だな。スキルからして死霊術で軍隊でも作って襲う計画だろう。本人がそこまで強くないのはありがたいな。迅達が力の使い方を理解していればこのまま見逃して対処させたんだがな。


さて、どうするか。あのスキル構成なら近接戦闘に持ち込めば楽なのだろうが、ゴブリンと同じ殺し方は面白みに欠けるな。自称最高の魔法師ということだし魔法で殺したいんだがなぁ。まぁ、試してみるか、減るもんじゃないし。


とりあえず、ルーカスの後ろ側にやってきた。やはり、まったく気づいていない隠密最高だわ。さて、どんな魔法を使ってみようか。遠距離だし矢かな、属性は氷をイメージしてみよう。イメージし始めると、手が温かくなってきた、恐らくこれが魔力なんだろう矢と氷のイメージを強くしていく。ルーカスの方にむけた手の平にだんだんと氷の矢が形を作っていく。


矢は完成したんだけどこれどうやったら飛ぶんだ?う~ん


「グハァッ!何も・・・」


・・・・・飛ばす方法考えてたら、矢が飛んで行って死んでしまった。よくよく考えたら魔法はイメージだから飛ばすイメージすれば飛んだんだな。それにしても、なんかかわいそうに思えてきたな。まぁ、いいや。何か持ってないか調べてみよう。


ルーカスの死体をあさっていると、短剣と指輪が二つ出てきた。

短剣(鉄)

普通の鉄でできた短剣。


転移の指輪(劣)

空間魔法の転移が入った劣化指輪。行ったところであれば短距離なら飛ぶことができる。


変装の指輪

外見全てを装うことのできる指輪。


変装の指輪か、これから特に使えそうだな。索敵にかからずに俺の近くにこれたのは、転移の指輪があったからか。空間魔法で転移できるのなら、ここから城の部屋にも戻れるだろう。なんでこんなザコがもっているのかわからないがまあ気にすることもないか。


転移で無事城の部屋に帰り着いたところで、急に眠気が襲ってきた。さすがの俺でも疲れたか、意識が暗闇の中に吸い込まれていった。

ミツキ・カミモト レベル8(UP)

称号 武道を極めし者 人を動かす者

スキル 剣術10 槍術10 体術10 弓術10  隠ぺい10 隠密10 索敵10 空間魔法5 

武道の才能 魔法の才能 鑑定1 氷魔法(NEW) 魔力操作(NEW)

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