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天宮ハルトの縁談話  作者: 氷室レキヤ
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プロローグ

異能三大大国の一つ《アトラス》

数千年前までその国は三つの国に分かれていた。

騎士道精神に基づき、日々己を高める者たちが住まう《カルバン》

古から語り継がれる魔導が子々孫々と受け継がれている《マルキア》

そして、その両国の間に挟まれており、三国の中で最も古く、国民は国王一人という特殊なガルド

その三国はお世辞でも良好と言えない間柄だった。

とは言ってもカルバンとマルキアが戦争をしていただけで、挟まれたガルドが中立の立場を保ち、ガルド国国王は『我関せず』。

しかし、長年に渡って行われた両国の戦争を止めたのはガルド国国王だった。

その日は突然に訪れた。

戦火の真っ只中に降り立った彼はこう言ったという『戦争いが好きなら挟まず他所でやれ。お前らのせいでオチオチ昼寝も出来やしない』

拍子抜けの一言であっけに取られた兵士たちを蹂躙し、怒った両国の国王たちは三国で会談を設けることにした。

その内容は三国を一つの国に合併し、ガルド国国王に以下の条約に同意し、戦争を二度としないというものだった。


 【アトラス平和条約】

・第一条 アトラス国国王は旧ガルド国王家の血を引くものでなければならない。

・第二条 国王はアトラス国民を攻撃してはならず、また、旧カルバン並びに旧マルキア領土を荒らしてはならない。

・第三条 第二条を侵害と見なす行為をした場合、カルバン領領主並びにマルキア領領主は国王に対し無条件降伏を要求できる。

・第四条 国王の国内での能力の使用を制限する。制限が解除されるのは以下の特定地域のみ。

・アトラス学園校内

・廃墟街

・ガルド領内

これら以外で能力を使用した場合、第三条と同じ権利を両領主に与える。


他にも細かい条約はあるが主なものは以上の通り。

表向きは三国を合併するが地方自治などはそれらの国で行い、ガルド国王をアトラス国王とする一方でガルド国王の動きを封じる。


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