表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えないおっさん、AIと異世界で国を作る〜魔法社会を科学でひっくり返す〜  作者: れいじ
第3章 アルゴ進化への道

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/78

第3章 アルゴ進化への道 第18話 転移の痕跡と眠る資源

第18話です。


洞穴の奥へと進んだ修一たち。

今回は発見と少し危険な展開が待っています。


アルゴの探索がどこまで通用するのか、

ぜひ見届けていただければと思います。

洞穴の奥。



アルゴの光だけが、道を照らしている。



アルゴ

『高密度エネルギー反応、接近』



修一

「……この先だな」



足音が、やけに響く。



やがて――



視界が、開けた。



そこは。



明らかに“自然ではない空間”。



床一面に刻まれた模様。



円形の構造。



複雑に重なり合う線。



カイゼル

「これ……何?」



クロウがゆっくり近づく。



しゃがみ込む。



指でなぞる。



「……魔法陣だ」



リオン

「さっき言ってたやつか」



クロウ

「ああ」



静かに続ける。



「転移系だな」



修一

「ここから移動したってことか」



アルゴ

『残留エネルギーを確認』



『ごく最近、使用された可能性が高い』



クロウ

「……直前だな」



リオン

「チッ、逃げられたか」



カイゼル

「追えないの?」



クロウは首を横に振る。



「紋章がなければ起動できない」



修一

「……結局使えないのか」



静かな苛立ち。



その時。



アルゴの光が、別の一点を照らす。



『高純度エネルギー体を検出』



そこにあったのは――



手のひらサイズの結晶。



淡く光を放つ、核。



修一

「……エーテルコア」



クロウ

「残していったのか?」



リオン

「いや、回収しきれなかったって感じだな」



修一はそれを手に取る。



軽い。



だが。



内側に、圧倒的なエネルギーを感じる。



「……使える」



アルゴ

『さらに地下に資源反応』



全員が反応する。



修一

「どれくらいだ」



『高密度鉱物反応。広範囲』



クロウ

「……まだ下があるのか」



リオンが前に出る。



「いいだろ」



ニヤリと笑う。



「任せろ」




掘削



リオンが地面に手をつく。



土魔法、発動。



ゴゴゴゴ……



岩が割れ、



道が開いていく。



修一

「どれくらいかかる」



リオン

「一時間ってとこだな」




進む。



冷気が強くなる。



そして。



突然――



空間が開けた。



巨大な自然空洞。



カイゼル

「……すごい」



壁一面に広がる鉱石。



魔石。



結晶。



光が乱反射する。



幻想的な空間。



アルゴ

『高純度資源を多数確認』



修一

「……当たりだな」




採掘開始



リオン

「よし、やるぞ」



クロウが袋を広げる。



魔法収納袋。



修一

「それ、どれくらい入るんだ」



クロウは短く答える。



「気にするな」



「入るだけ入る」




採掘が始まる。



アルゴが位置を指示。



リオンが削る。



カイゼルが運ぶ。



修一が確認する。



そして。



すべてが袋に収まっていく。




しばらくして。



修一

「……これだけあれば」



クロウ

「しばらくは困らないな」



リオン

「むしろ十分すぎる」




修一はうなずく。



「戻るぞ」




洞穴の外



外に出た瞬間――



風が叩きつける。



ゴオオオオ!!



カイゼル

「……強くなってる」



吹雪。



視界がほとんどない。



そして。



低い唸り声。



リオン

「……起きてるな」



視線の先。



ブリザードドラゴン。



数体が目を覚ましている。



ゆっくりと、こちらを見る。



修一

「まずいな」



リオン

「時間切れだ」



一歩前へ。



「俺が引きつける」



修一

「おい――」



リオン

「大丈夫だ」



軽く笑う。



「こういうのは得意なんだよ」




風が巻き起こる。



リオンの身体が浮く。



そのまま――



空へ。



一気に加速。



ドラゴンの視線が、そちらへ向く。




修一

「……カイゼル!」



カイゼルはうなずく。



魔法の絨毯を広げる。



浮かぶ。



だが。



揺れる。



不安定。



クロウ

「おい……大丈夫か?」



カイゼル

「……やる」



集中。



風を制御する。



ゆっくりと浮き上がる。




吹雪が荒れる。



視界が奪われる。




修一

「行くぞ!」




揺れる絨毯。



荒れる空。



そして。



背後から迫る影。




逃走が、始まった。



第18話を読んでいただきありがとうございます。


少しずつですが、世界の裏側や技術の存在が見えてきました。

そして今回は、資源やエーテルコアといった今後に関わる要素も登場しています。


最後は少しバタバタした展開になりましたが、

次回はその続きからになります。


引き続き楽しんでいただけると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ