表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えないおっさん、AIと異世界で国を作る〜魔法社会を科学でひっくり返す〜  作者: れいじ
第1章 未開の地の冒険

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/84

第1章 未開の地の冒険 第5話 縄張りの主、その先へ

第5話です。


ついにエーテルコアを守る魔物との戦闘、

そして物語の核心へとつながる発見があります。


ここから一気に世界が広がっていきますので、

楽しんでいただけたら嬉しいです!

草原の奥。


そこだけ、空気が淀んでいた。


風が止まり、音が消える。



神谷修一は足を止める。


「……ここだな」



アルゴの目が赤く光る。


「高濃度エネルギー反応を確認」


「エーテルコア反応 極めて高い」



カイゼルが前に出る。


「……縄張りです」



その瞬間――


草が割れた。



ドン……


重い足音。



現れたのは、巨大な魔物。


熊のような体。


だが、人の倍以上の巨体。


黒い体毛。


赤く光る目。



「……やっぱりいるよな」



魔物が咆哮する。


ドォォォォォ!!



カイゼルが構える。


「ここは、私が」



修一


「頼む」



戦闘が始まる。



「──風刃」



空気が裂ける。


だが、浅い。



アルゴ


「有効打に至らず」



カイゼルは冷静に動く。


だが――


どこか抑えている。



アルゴがわずかに反応する。



「出力が理論値に達していません」



修一


「……?」



戦闘は続く。


魔物の猛攻。


カイゼルの回避と反撃。



だが決定打が出ない。



アルゴ


「弱点検出」



修一


「どこだ!」



「胸部中央」



修一


「カイゼル!」


「胸の真ん中だ!」



カイゼルが構える。



「──集束」



風が一点に集まる。


だが、まだ抑えられている。



「──貫け!」



ズドォォォン!!



直撃。



魔物が崩れ落ちる。



静寂。



カイゼルは息を吐く。


「……なんとか」



アルゴ


「本来の出力の約六割」



修一は小さくつぶやく。


「……やっぱりか」



カイゼルは気づかない。



三人は奥へ進む。



アルゴが反応する。



「前方に構造物を確認」



修一


「構造物?」



草の奥。


岩壁。



そこにあったのは――


“扉”。



人工物。


明らかに、この世界のものではない。



「……なんだこれ」



アルゴが近づく。



「認証プロセス開始」



扉が反応する。



ギィィィ……



ゆっくりと開く。



修一は目を見開く。


「……アルゴしか開けられないのか」



中へ入る。



そこに広がっていたのは――


巨大な空間だった。



「……広すぎだろ」



天井は高く、


奥が見えないほどの広さ。



だが――


壊れている。



機材は破損。


壁は崩れ、


長い年月が経っている。



それでもわかる。



「……研究施設だ」



修一はゆっくり歩く。



見覚えがある。



いや――


“知っている”。



「ここ……」



頭の奥がざわつく。



「……俺が、作った?」



アルゴ


「データと一致する構造を確認」



カイゼルは圧倒されていた。


「……こんな施設」


「見たことがありません」



その奥。


中央にあったのは――



光る装置。



中に収められているのは



結晶。



「……エーテルコア」



アルゴの目が強く光る。



「高純度エネルギー体を確認」



修一はそれに触れる。



「これが……」



そのとき。



別の反応。



「……?」



横の台に並んでいたもの。



五つのユニット。



小型の装置。


どこか機械的で、


だが用途がわからない。



「……なんだこれ」



アルゴ


「解析不能」



修一は手に取る。



その瞬間――


一瞬だけ、映像がよぎる。



変形。


展開。


進化。



「……」



だが、すぐに消える。



「今のは……」



アルゴ


「不明です」



修一はユニットを見る。



「……わからないけど」



小さくつぶやく。



「これ、重要だな」



アルゴ


「同意」



五つのユニット。



まだ意味はわからない。



だが確実に――


未来につながるものだった。



修一はエーテルコアを持つ。



「……よし」



振り返る。



「帰るか」



カイゼルはうなずく。



だがその目には


まだ知らない世界への驚きがあった。



そして――



アルゴの内部で


何かが、静かに動き始めていた。


読んでいただきありがとうございます!


エーテルコア、そして謎の研究施設とユニット。

ここから物語の根幹に関わる要素が一気に動き始めます。


アルゴの進化にもつながる重要な伏線になりますので、

ぜひ覚えていただけると嬉しいです!


面白いと思っていただけたら、

ブックマークや評価をしていただけるととても励みになります!


次回は拠点に戻り、新たな展開へ。

ぜひ続きも読んでいただけたら嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ