キンキンの上を行くモンスター!
あの後、月城家では…
「いや、済まなかったね…。まさか、めずらしく悟志さんが水谷家に帰っていたのは想定外でね。」
さすがに月城さんも悟志のことはよく知っていたらしい。
「まぁあの人も一緒にバカをやる分には、面白い人だがさすがに娘とは最も関わらせたくないとはいえる危険人物だからねー。」
「あのですね。問題は悟志さんだけじゃなかったですよ。あの家。」
「ああ、とんでもない暴走娘がいるとは聞いてるね。」
「それが笑って済ませるような暴走娘じゃなかったので、本当に困りましたよ。私、曜子以上にめんどくさい子初めて見ましたよ。」
「え?そんなにも問題児だったのか?」
「そのせいで私はリングに上がって、異種格闘技バトルをやったぐらいなんですよ!」
普通の問題児としか言っていないこと事態が変だ。
「いや、あのね。あのパーティにはその子も参加と聞いていてね。君の妹が現れるまで特に問題なく、あのパーティが進行できていたから、てっきり思ったよりも平和だったと思ってね。」
「え?来ていたって?」
全然見かけなかったけど…
「まぁ約一件…会場の入り口付近で、痴漢行為があったとは聞いたね。よりにもよってその者が手を出したのは、うちのしのぶ君だったらしく、その者が入場する寸前にしのぶ君が思いっきり締め上げて、病院に運ばれてそのまま来なかった者が約一名いたらしいが…。」
「多分それなのでは…?」
だとするなら、痴漢ではなく痴女だ。
あの利江がいて、全く騒ぎがないなんてことはまずありえないからだ。
利江は男も女も見境ない。
どちらかといえば、自分より弱そうな女が狙われやすいとは思う。
「でも、もう大丈夫です。」
「まぁ少なくとも月城の家は、君によって守られたと聞いている。
ご尽力に感謝する。」
他にも水谷家への挑戦者が2件いたらしいが、それはどちらとも水谷家に負けたらしいのだ。
「私の方こそ、曜子のことはありがとうございました。」
そうです。こちらだけが苦労したわけではない。
曜子や利江みたいな問題ある人物がいる限り、お互いになんとかしてこそなのです。
罰ゲーム。
もう、利江そのものをめちゃくちゃにしてやりたかったが、はっきり言って、利江とは二度と関わりあいになりたくない。だから、あのような罰ゲームにした。
「まぁおそらく、君が下した罰ゲームは本当に妥当だと思う。
それにしても水谷家の使用人たちまで助けるとは、君は本当に素晴らしいよ。」
まぁ正直、水谷家の使用人たちがどうなろうがどうでもいいが、もうあのまま誰も利江を放置したままとなると、将来的にかなりまずくなりそうな気がしたので、ああしたまでで。
どちらにしてもだ。
一応利江には「今後、私たちとは関わるな!」とは約束させたものの、利江の方は私のことはかなり恨んでいるらしい。まぁそりゃそうだよな…男ではないにしても、股間を思いっきり蹴り上げてしまって、若干だが破損までさせてしまったのだから…
利江が物理的に乙女ではなくなったとか、何とかで一部の一族からは、いろいろ言われていたが、水谷家の使用人たちから庇われたので、あまり何も言われずに済んだ。
利江が言っていたらしいが、私にはまだまだすごく言いたいことが言えずに消化しきれていないらしく、もし、私が「関わらないでほしい」ということを罰ゲームにしてなかったら、今でもストーカーみたいに付きまとわれていてもおかしくなかったらしい。
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でここからは月城とではなく、水谷家にいた時に幸助さんとした時の話。
私は水谷家にいる間の話し相手はもっぱら幸助さんばかりだった。
「あの…」
「なんだね?」
「あの悟志さんの娘さんのことなのですが…あの子学校では普通にやっていけるのですか?」
「ああ、学校の成績の方は常にトップらしい。
たまに負けて2番なるぐらいの成績でね。
体育とかも毎回「4」どまりでそこそこいいらしくて、誰も文句は言えないらしい。
苦手なのは手先がかなりぶきっちょらしくて、美術と家庭科ぐらいらしいよ。」
それ故にあまり問題はないらしい。
「ただ、学校からの苦情は本当にえぐいほどあるよ。
もう嫌というほど私が対応してる。
香奈江だって事情を知っての通り、私の実の子ではないけど一応は私の管轄内だ。だが、利江は自分の娘である香奈江以上に呼び出されてたよ。」
「なんで幸助さんがですか?」
「一番の原因はといえば、悟志さんはほとんどこの家にはいないことだね。」
「あの、じゃああの子のお母さんは何をしてるのですか?」
「利江くんの母親はあの子が5歳の時に利江くんを見捨てて出て行ったよ。」
やっぱり…
「母親が出ていくまでに、あの子は4回も幼稚園を退園していてね。あの子の母もさすがに気が病んで、結局、二度と帰らないと誓ったはずの実家に呆気なく帰っていったよ。」
4回も幼稚園を退園って…
うちの曜子でも一回も保育園を退園してないというのに…
まぁそれでも本当は曜子も何度か保育園から、遠回しに退園してくれるように言っていたことはあるんだけどね。それでもうちの母が一人で頑張ってたよな…。
「そのせいで保護者として動けるかといえば、私しかいないのだよ。」
それにしても、自分の娘を姪の婿任せなんて…
ほとんど他人任せではないか?
「でも、その4回も退園って…、一体何があったんですか?」
「まず…入園当時頃、男の子たちが個室に入らずにおしっこをしているのを見て、個室に入らずにパンツも脱がずに用を足せることが便利だと思ったらしくてね。…男子用トイレで用を足すことをなかなか、やめてくれなかったんだよね…」
ああ、あれはさすがに無理がある…。
「「なんで自分はだめなの?」ってずっと言われていて、先生たちも困っていたらしい。」
ああ利江なら、やりかねないなそれ…
「それでも長い目でなんとか、普通のトイレで用を足してくれるようにはなったけど、問題は夏が来た時にまた起きてね。プールの着替え時に自分と男の子たちが違うということに気が付いて…」
うわー大変なことになったということは察することはできるー。
曜子も一時期は「キャッキャッ」言っていたかもだが、それはさすがに曜子でもすぐに収まった。
「そこにすごく興味持つようになって、男の子たちに「見せて!」「触らせて!」「それ、どうなってるの!?」とめちゃくちゃだったらしい。」
普通、女の子なら母親や先生が少し諫めれば「あ、これは言ったら、恥ずかしいことなんだ」と適当に察してあまり口にはしなくなる。
ここで女で、そこまでやる猛者がいたとは…ほんと驚きだ…。
「それが問題になってね。一つ目の幼稚園を夏休み前に退園になってね。」
まぁそこまでやられるとさすがに無理だろう…
「それで一応夏が終わったから、さすがにもうプールはないので、転園先ではしばらくはおとなしくしていたのだけど…
寒くなって冬になったころ…
あれぐらいの子はおしっこが近くなるから、おもらしする子がちょくちょく出ていたのね。ある日男の子が粗相した時に…」
また、似たようなことが起きたわけか…
「利江はその子に目をつけてね。
最初は先生たちもお似合いのカップルの仲良しさんと思っていたらしいけど、
実際していることは毎回お医者さんごっこで…
ある日、その子のお母さんから聞いた話がとんでもなさ過ぎて、結局その幼稚園も退園になったよ。」
うわ、ー年で2回も退園…
「で翌年の4月からまた別の園に通い始めてはいいけど、そこでもね。
今度は「なんで私には生えてこないの?とひちゃんもそれほしい!」とめちゃくちゃいいだして、
男の子から「お前、髪長いからじゃね?」「スカートなんか履いてるからだと思う」「スモックピンクだからじゃん」とアドバイスされて。
弱そうな男の子の制服を奪い取って自分が着て、自分の髪を工作ばさみでめちゃくちゃに切ったのね。」
うわ…なんて行動力…
「まぁ自分の髪だけなら、まだよかったんだけどさ。
クラスで一番髪が長かった女の子の髪までバッサリ切ってしまってね。」
それは…ダメだ…
「「これで何とかちゃんも男の子だー。」とか言って、また次の標的追っかけてて、合計3人ぐらいそれやられて、大問題になって…。」
「それ…どうやって解決されたんですか?」
「もう、涙と金がなきゃ語れないほどだったよ…。
ちなみに切られた女の子たちの中には七五三で髪を結う予定だった子もいたらしくて、本当に大変だっただけじゃすまされなかったよ…。」
涙と金って…
やっぱり金持ちがすることは…だいたい金で解決ってか?
「次はやっぱり…さすがに病院通いながら、ある少人数制の園に移ったよ。
もう問題ありまくりだったからね…。
しかしそこでも…あまりにも何もなさ過ぎて、利江にとってみれば退屈すぎてね。
日中ですることといえば、ほとんどお昼寝しかなかったらしい。
それも、利江がお昼寝しているお友達にいろいろいたずらしていたらしく、そこでもいろいろ迷惑をかけているという話を言われてしまってね。
すごく困っていたのだよね。
ただ病院曰く、知能的には問題はないとのことをそこで言われたので、一度試しにまた違う園を探して移ることにしたのね。」
もうなんかいろいろ察した感はある…
曜子もあれだったけど、曜子がかわいく思えてきた。
「で最後に入った幼稚園はお嬢様幼稚園で女子園したのだよ…。これは多分男子がいるのが悪いと考えてね。」
「そこではうまくいったのですか?」
「いいや、そこでもいろいろ問題は起こしていたよ。
そこに男の子がいないということを知って、まず大パニックですごい騒がしかったらしいよ。
まぁそこに来るまでにはいろいろ知恵もついていたから、そこまで表立ってバカなことはしなくはなったけど、一部では今度は逆に幼稚園を不登園のお友達もたまにちょくちょく出てきてたみたいでね。何があったかまではよく判らないけど、女の子同士でもやっぱり何かあったみたいだね。」
それ…絶対になんかされてるって…
「でも今までの園とは違ってマナーから、しっかり学ぶ園だったゆえにかなりそこで落ち着いてきたんだよね。一応卒業までいて、一番長続きはしていた幼稚園だったよ。」
もう呆れるほどの経歴の持ち主だった。
「で?今はその系列のお嬢様小学校に通ってるの?」
「いやあのね。実はお恥ずかしい話。試験が不合格だったので、結局普通の公立小学校に通ってるよ。」
ああまぁあれじゃね。
合格なんかにしたくもなくなるわね。
「一応義務教育だから、退学にもさせることできないでいる状態なんだろうどね。
今はあれでいいかもだけど、高校生になったらホントどうなることやら…。」
なんか、いろんな意味で救えない子である。
これ、ある意味高校にも進ませないで家に閉じ込めておいた方が無難ともいえるのだから。
「おまけになまじ成績もいいものだから、先生も扱いに困っててね。」
確かに学校の成績がいいとなると先生としても成績が良くなるわけで、手放しにくいのは言える。
思い切って、切り捨ててくれる勇気がある先生ってそうそういない。
「利江さんって友達はいるんですか?」
「まぁいるにはいるみたいだね。そこも問題はないみたいなんだが、やっぱり受けが悪い子からは受けが悪くてね。
あの子は運動神経がいい子や、自分を肯定してくれる子にかけては仲良くしているみたいなんだよね。
クラスにいるかわいい子とか、スタイルがいい子とか、男子からの受けがいい子にはセクハラ行動が多くて気持ち悪がられてるみたいだよ。」
「あれ?男の子へのセクハラ問題はもうおさまったのですか?」
「ああ、一応思春期に入ったらしくてね。おそらく男の子に興味は内心あるようだけど、一応それなりの恥ずかしさはあるみたいだよ。
ただ、たまに自分が余裕で勝てる弱そうな男の子に変なことしている情報はあの子の同級生から聞いたことあるけど…、相手側の男の子もまぁ何も話してくれないからな…。」
その男の子もかわいそうに…
それってもう問題ありまくりなのでは?
とは思うものの…
私はこれからは全く関係なくなる身なのでなんにもできない…
というか、なんでこんな化け物を生かしてしまったんだ?この一族は?
としか思えれなかった…
正直にここで思うこと。
おそらく、利江はこの先、警察のお世話にならずに人生を過ごすことはかなり難しいと見た。
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まさかここまで
と月城と話している間、ずっと幸助さんとの会話を思い出していた。
そして話は今現在に話は戻り、今は月城さんと会話している。
「まさかここまでひどいとはな…。」
これ月城さんなら、利江もおとなしくさせることできるか?
「よし!じゃあ曜子君にした時みたいに、やってみるか!」
「無理だと思いますよ。」
「なぜだ?」
「あの親子変態です!」
「知ってるよ」
「あのエロオヤジ、自分の娘と一緒にあの夜のお楽しみ会観賞するつもり満々だったらしいですよ!」
「それ、ホントかね!?」
「はい」
「いや、さすがに私でもアキとフキと一緒に見たのはここ近年ぞ…。さすがにあの年の子で、それはない…」
おい!お前も娘にそれ見せたんかよっ!!?と正直突っ込みたかったが…さすがにそれはできない。
「それでも、本当に結構年いってからの娘だけだぞ。あいつら何なんだ?」
「何って…普通じゃない人たちですよ…。」
てことは、パーティが始まる前にしのぶにしめられて正解だったわけで。
「そもそも、あの二次会女性が鑑賞してはいけないルールなのでは?」
「だめってわけでもないよ。ただ、ある程度年をとった女性が興味本位で来るのが大半なだけで、18歳以上であれば、性別は問わず基本いいことにはなっているはずだが…。さすがに……ないな…。んーー…」
あっても成人限定だよね…
さすがに月城も困っているらしい…
「どちらにしても、月城さんと利江さんは二度と関わらなくてもいいのだから、放っておけばいいのでは?」
それである…
「でもなんかそれだと勝った気がしなくてな…」
こちらもまぁ呆れるぐらいの負けず嫌いだ…
とそこへ…
「あ、ユキだ」
ユキが出先から帰ってきた。
月城と話していたのは屋敷前でした。
「お、男の子と二人で…」
「なぬっ!?」
デートか?と思ったら、
月城さんがすごい形相で怒っていた。
何なんだ?このおっさん?
他の娘にはそこまで神経質になってないのに、何でユキに限ってはそこまで…
と毎度思う…
でも幸助さん曰く、ユキはかなり高く売れる娘とまで言っていたからな…
多分ユキは月城にとって、かなり強いコマなんだろうなということは伺える…
「ユキーーー。おかえりー」
「あー先生。」
ユキは自分の連れと一緒にこっちに来る。
「なによー。デートなら、もっとゆっくりしてこればいいのにー」
「ちがうわよー。あ、この子。学校の友達。」
「あ、初めまして、ユキさんと仲良くさせていただいてます。伊集院 守です。」
「あーよろしくね。」
「こちら、お父さまとお姉さまですか?」
「いかにも、初めましてユキの父誠三郎だ。」
娘のボーイフレンドを前にすごくぶっきらぼうになっている月城さん…
ある意味めっちゃ可愛いかも…
月城がめずらしく口数は少なかった。
とはいえ、対する守はかなり話し上手で、結構当たり障りのない話がうまい。
「あ、ではもう時間なのでこれで。
今日は楽しいお話をありがとうございましたー。
またゆっくりお話ししたいです。
では」
守は去り際もまたスマートだった。
「いいこじゃないのー」
「でしょ?一番の親友なんだー。」
とすごくいい感じだったのだが…
「…ユキ……。」
約一名めちゃくちゃ怒っていた。
「え?なんなん?」
「お父さんは許さないからな…」
とボソッとつぶやいて、月城は屋敷内に入っていった
え?
守はユキの友達よね?
ユキに男友達すら許さないわけ?
それって…
工業高校に入ったユキに友達は女子限定いうのは、ものすごく難しいかと思うけど?
そして…
「今年はね。守とバレンタイン約束したんだー♪」
これを聞いた月城はついに壊れた…
ここでちょっと後書き
こんな表現で申し訳ないが…
大人は子供から必死で卑猥な世界について守ろうとしているが、子供同士でもそういうことは実際にあり得るわけです。
こういう問題は決して大人と子供が卑猥なことをするという問題だけではない。
子どもと子どもの問題もあるという現実から、目をそらさないでほしいものもある。
恐ろしいことに子供同士の問題でも迷惑をこうむっている問題もあるのです。
子どもだからと言って、そういう卑猥な問題は起こらないと考えないでほしい。
おこることだって考えてほしいのです。
私も実際起きたこととは、かなりまげて表現はしていますが、似たようなことは自分が子供時代にはありました。(あくまで創作でありフィックションです)
大人が考えている以上に子どものエロさは残酷だったりします。
もし、自分の子や身近な子に子ども同士でこんなことがあったとしても、それはPTAとして黙っておけないとか言いきれるでしょうか?最近は本当に子供同士のそこのことについて、どう考えているのでしょうか?どう対処するべきと決まっているのでしょうか?そこほんとと疑問です!
本当に黙っておけないというのなら、それを隠すというわけにもいかないでしょうけどね。
あと、ここに出てくる人物の名前で似たような名前の人が、あなたの知人にいるかもしれませんが、その人物とは一切関係ありません。




