↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/96

キンキン嫌われ注意報

今、私は久しぶりに学童に来ている。

私が学童にいたのは2年生まだだったので、今日ここにいる中で私がここにいたことを知っているのはケンと現在4年生の由乃ぐらいだ。由乃は元々同じ小学校であり、今現在学校でも見かけるときは見かけてはいたという関係だった。


先生も今日は二人いるけど、その先生も私が学童をやめた後で来た先生なので私のことは知らない。

そんうちの一人が、よく話に聞いていた藤原先生だ。

雅美から聞いたとおり、若くて親しみ安そうな先生だ。

目が笑ってないとか言われていたが、最初見た感じそんなことはなかった。


今日はケンが先生たちに説得して、今日一日ここで過ごせるようにしてくれたそうだ。


まぁケンからの紹介で、実は私があのキンキン曜子の姉だと聞いた時に一瞬目がこわばっていたが、私が一言、


「今日はよろしくお願いします。」


と声を出して挨拶をしたら、ホッとしたかのように息を吐いていた。そして藤原先生はすぐ笑顔になってくれたので、私もホッとした。



おそらくだけど、この人も曜子のあのキンキン声が苦手なんだろう。


それがすぐにわかったので、藤原先生の休憩時間の時、特別に私とケンだけ藤原先生についていくことを許された。



「あの率直にお聞きしますが、先生は曜子の声嫌いですか?」


「え…??」


さすがに先生という立場で、子供からこんな質問されてしまって困っている様子だった。



そしたら、


「藤原先生…。それ俺も見てただけで判るから、正直に言った方がいいぞ。」


「本当にごめんなさい。たぶん、うちの母じゃ言いづらいんじゃないかと…。」


「そうそう、他の奴には言わないから、ここでもうはいちゃえ。」



「実はね。あの声聞きたくない。」


やっぱりなー。


「今日だけでも、あの声を聞かなくても済むということ判っているから、今日はホントホッとしてた。」


「ほんとに申し訳ございません。」


「いいのよ。星子さんは何も悪くない。星子さんだって大変だったんだし。

あの声を家にいる間ずっと聞かされているなんて考えただけで、気が休まらないことはイヤというほど判る。」


「……。」



「すごく嫌なこと言うかもだけど、私あの子のことはね。あった初日から嫌いになったの。」


「え…?」


一体どうやったら、先生い相手にここまで嫌われてしまうのか?


「一体初日から何があったんですか?」


「実はね。お名前シートみたいな名札を作る時の事なんだけどね。先輩の野口先生から…」




「藤原先生。新一年生の名札作っておいてくれないかな?


今回は笹畑小と明治里からしか一年生来てないから、ここにある色画用紙を使って男女別学校別で判るように作っておいてほしいんだ。よろしくね。」


とその仕事を藤原先生に任せて、野口先生はその日はそのまま帰って行ってしまったらしい。


で藤原先生が名札を作っていると、


「先生何してるんですかっ!?」


背後からいきなり曜子のキンキン声で話しかけられてびっくりしたらしい。


もうそれだけで、ヒットポイントはマイナス20%減だったらしい。



その表現にケンは


「さっすがゲーム好きなだけある言い方ですな。」


と突っ込んでいた。


まぁなるべくなら、藤原先生も野口先生が言っていた通り、判りやすく色で学校性別を分けようとしていたんだと。


そしたら、


「曜子水色がいいなー。」



「ごめん。悪いけどさ、水色はもう明治里小の男子色にしちゃってて…。」


「えーーーー、やあぁーーーだあぁーーーー。曜子水色がいいっ!!」



といつも通りの曜子のわがままがここで発動したらしい。



そしたらそれを横で聞いてた保育園が一緒だった千歳ちゃんも、この時ばかりは曜子に続いて、


「あー、ちーちゃんも水色がいいーーー。」


と言い出して、大混乱だったらしい。


「私さー、あの時どうしようと思ってねー。ホント困っていたのねー。一応明治里小の男子を書き終わったばかりで、次に明治里女子を作ろうとしていたから、「まぁいいか、水色は一応明治里としておけば」と思ったのね。だから千歳ちゃんも他の子も明治里の子はみんな水色にしたわけね。」


んーとこれホント難しいことよの。

まぁ色で男の子女の子で分けるなんて、ナンセンスだからそれは取っ払えるとして、学校別に分けないといけないとなるとそこは難しい問題だ。


「その私が名札を作っている間もね私の耳元で…




「よーこ!水色がいいっ!!水色がいいっ!!水色がいいっ!!」





と何度も何度も繰り返し、私の耳元で耳がつぶれるぐらいに大声出されたので、ホントに参ったわー。


これでもう97%もヒットポイントが削り取られてて、もうフラフラだったわけよ…。」


「うわっ…お気持ちお察しします…。」


「ああそれでか、だから笹畑の名札の中で水色の名札は曜子しかいないわけは。」



「そう、もうあの強烈な声を耳元で騒がれるのはホントに限界だったから、仕方なく、あの子のだけ水色でつくったのね。」


「なんか変だと思ったんだよなー。やっとその謎解けたわー。」



「もうやっとあのキンキン声から逃れるーとホッとした瞬間が、そのあとすぐに来たんだけどね…。」



その時のやり取りが



「曜子ちゃんお迎えに参りました」


と曜子の母の声が聞こえたったん、藤原先生は「マジ神」と思ったんだと



「えーーーーーーー」


そのとたんようこのテンションが駄々下がりして次の瞬間



「もうっ!!お母さんってばっ!!なんでこんなにも早く迎えに来るのっ!!もっと遅く迎えに来てよっーーーーー!!!!」


と部屋中の誰もが耳をふさぎたくなるぐらいの大きな声をあげて、曜子は母に思いっきり怒っていたらしい。


「あの時は一応ビジネスだから、適当にへらへら笑っていたけどさ、もうこの時には「冗談じゃない!とっとと帰れやっ!!このクソうるせぇガキっ!!」と内心思っていてさ、それでもうやっとこのうるささから解放される思ったのね。」



同も曜子の学童初日エピソードはまだあるらしい…。



「そしたら今度はカバン置き場で、なんか騒いでるのよあのキンキンちゃんが…。「よーこのカバンがなーい」ってまたあのキンキン声で、もう仕方ないから、残りの3%しかないわずかなヒットポイントを振り絞って、またいやいや一緒にカバンを探すことにしたのね。そしたらあったのよ。「ことがねようこ」と書いてあった札の下の棚にキンキンちゃんのランドセルが…。」


「ちょっとなんで?そんな簡単なとことにあって、しかもほとんど定位置にあって、判らんのかすごい謎すぎ。」


「それがさ、キンキンちゃん本人いわく、




「私はこの名前の上に置いておいたのに何でこんなところにあるの!?」




本来は名前が書いてある札の下にランドセルを置くのが決まりなのね。それを名札の上と下を本人は勘違いしていたらしくて、帰る時に自分が置いた場所になかったから、「カバンがないっ!」と騒いでいたらしくてね。」


ああ曜子ならあり得るわそれ。




「もうそれだけで、すめばよかったんだけどさ。」



「まだあるのですか!?」



「そのかばんが見つかってやっとホッとした瞬間にまた、




「びっくりしたじゃかっ!!!」




とまた耳元であのキンキン声で言われて、もう死ぬかと思ったよ。


そこでヒットポイントがもう3日分も取られて、もうその日はどうやってうちに帰れたか判らないぐらい疲れてて、頭の中も一週間ぐらいキンキンしてて気持ち悪かった。」



「わーホントにごめんなさい。カバン一緒に探してくれたのにお礼も言わないなんて…。」



「そうなのよ。あの子お礼一つも言わなかったしさ、ここはまたビジネスなのでこっちが折れて「ごめんね…」と謝ってでもさっさと終わらせるのがやっとだった…。」


うわー初日からこれじゃ、先生からですら嫌われて当然だわ…。



「なにぶん小さい子だからさー、強くも言えないし、強く言えば言ったでギャン泣きするし、こっちが丁寧に説明や説得しようとしても、自分のイヤなこととなると耳をふさぐしで、もうほんとお手上げなんだよねー。



ホントもうどうすればいいの?この子?何とか黙らせる方法ってない?」



まぁ確かにあの曜子を黙らせたい気持ちはよくわかる…でも…。



「ないんだよね…。

母も無駄にポジティブであんな感じだし…。


まぁ保育園の先生からも、いろいろ言われてすごい勢いで礼儀作法だけは母からみっちりとお嬢様並みにしごかれているみたいなんだけど…」


「そう、ホントにそっちの問題じゃないのよねー。ああだからマナーとかうるさすぎで、マナーに関しては誰から見ても上から目線でいるわけねー。」



「そうそう、正直あれも息がつまるだけだからやめてほしいんだよあー。」


ケンまでもがそれを言っていた。



「まぁそういうことなんよ。悪いけどあなたの妹のことはどうしても好きになれないわ。ごめんなさい。

正直な話、泰幸より嫌いです。大人げないことれ発して申し訳ない勝ったけど。」



と申し訳なさそうに言っていた。



「大丈夫ですよ。曜子の保育園時代の時の先生たちからもいろいろ聞いているので、だいたい予想が付きます。たぶん、曜子のことに関しては母よりも詳しいので何でも話してください。」


でもまさかここまでひどいとは思わなかったけどね。


曜子のあの強烈な声は普通に聞いただけでも耳に来る。

それをずっと耳の近くでぎゃんぎゃん言われていたとなると鼓膜が破れない方がおかしい思うぐらい。


「大変な思いしたのですねー。妹が本当にごめんなさい。」


「ううん、お話聞いてくれてありがとね。」


「ケンケンも今日はいい時間を作ってくれてありがとね。すっきりした。」


「んーまぁ、最近疲れている感じだったからさー」


ケンもそこまで読んでの行動だったらしい。



「いいえー。パフェまでごちそうさまでした。」



「まぁこのパフェは3人だけの秘密ね。」



「OK」


先生と他の休憩時間を過ごせた。



そして3人で帰ってきて2時間後、早番のもう一人の伊藤先生が帰っていった。



その頃には私たち含め残り10人ぐらいになっていた。


その時は、みんなで室内で楽しく王様けん玉で遊んでいた。



一人の男の子がちょっとずるをして邪魔をして



「ちょっとーーー秀くんずっるーーーいっ!!」



「そうだよーそれはだめだってーーーー」



「でも俺の勝ちーーーーーw」



といった瞬間だった。



がーーーらーーーーっ


そこへ入り口のドアが何の前触れもなく勢いよくあいた。

そこには満面の笑みをした曜子の姿を見たとたん…。みんなで一斉にタイミングよく、




「えぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーっ!!」



と大声で言いながら、入り口にいる曜子を見てみんな固まる。


これって本当は、この秀という男の子のちょっとした不正によるみんなの不満の声でもあるが、あくまでそれはきっかけであり、本当にこの全員による「えぇーーー!!」のという声の不満は明らかに曜子に向けたものだった。


もうそこにいた誰もが「えぇぇーーー」の後の声をなくし、固まったままの気まずい状態のまま、続きは今度ということで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。