2話 始まりの祠
主人公のキャラ定まらねー
さて,あのよくわからない神様がいた場所から移動して下界?に降り立った訳だが.
どういうわけかThe異世界のような服装に変えられてしまっていた.
そして俺は今,旅立ちの祠の前にいる.
…せっかく祠があるんだし,入ってみるか.
中に入ると…ただの洞穴だった.
見渡す限り,何もない.
もしかして…これも設定し忘れ?
「あぁ,その通りだ」
「その声は…神様か?」
「そうだ.いやね,まぁよくあるじゃん,最初は草原にいたーとか村にいたーとか.そんなんじゃさ,武器もないし異世界に行った瞬間に殺されるじゃん?普通.だからさ,始まりの祠って感じの所に行ってさ,武器を手に入れてこの世界の闇について知って俺がやらなきゃ誰がやる的な?そう,的なー感じなー感じで,勇者として旅立つってエピローグにしようと思ってさ.まぁとりあえず,設定考えるのめんどくさくなって後回しにしてたからさ,忘れてたって感じなんだよね.テヘペロォ!」
エピローグって…物語いきなり終わったんだが.
しかもテヘペロは叫ぶ言葉じゃない!
「神だってね,つい先日まで人間だったんだよ.完璧な神なんていないんだよ.だからさ…揚げ足を取るな!」
逆ギレかよ.
「まぁあれだ.今から作るからちょっと待っててね」
…神も大変そうだな.
「えっと…これをこうして…ん?神力が足りない?あぁそうだった.この前獣人の村を作ったから神力使い果たしたんだった.あれどこにあったかな…お,あった.力水.うん,これがあれば大丈夫かな」
おいおい,力水って炭酸飲料だろ?確かに強そうなネーミングだけどさ.
そんなんで回復する神力って…
「やべ,これ炭酸強すぎwまじうけるw」
うけるじゃなくて,早く仕事してくれ.
「え,ちょっとさ,神様だって大変なんだよ?少しは労ってくれてもいいんじゃないかな?かなかな?」
そうだな,ちょっと言い過ぎたか.
「昨日はちょっとモン◯ン2Gやってたからさ,徹夜なんだよ」
そうか.俺の気遣いを返せ!
「いや,あれ楽しいよ?神作品だよ?一番楽しいじゃん.あ,でもこれ個人の感想だから批判は受け付けないよ?」
誰から批判されるんだよ.
「ほら,最近ネットって怖いじゃん?すぐ叩かれるしさ.ブログとかすぐ炎上するし」
神になってもネットは怖いんだな.
「えーやっぱりこんなものしかできないのかー力水よりウコンの方がよかったかな?しょうがないか.まぁ…えっと,あの…誰だっけ?」
「西村亮平だ」
「そう,勇者レオよ.この剣を受け取るが良い」
おっと.名前を勝手に変えられてしまった.
「そうだな…うん,この剣,レオソードを使って魔物をバッサバッサ倒してくれ」
剣の名前安直だな!
「レイが魔物を倒せば,俺に神力が溜まる仕組みだから,倒しちゃいなよyou!」
いきなり名前を間違えるなよ.
お前がつけたんだろ?
「俺さ,あんま人の名前覚えるの得意じゃないんだよね」
一応名付けたんだからさ,10秒くらいは覚えようぜ.
「俺の記憶の大半は神のマニュアルに支配されているからな.物覚えが悪くなったんだ」
神にマニュアルがあるのかよ.
そりゃ便利なものだな.
「まだ30Pぐらいしか読んでないけどな」
「…ほぅ,全部で何ページあるんだ?」
「これさぁ…辞書より分厚いんだよ.全部読めるかなーんー活字って嫌いなんだよねー」
つまりほとんど読んでないと,そういうことか.
「いやでもさ,ちょちょっと世界作れたし,30Pでも意味ある30Pだったからさ.まぁ許しておくれよ」
「まぁデバッグのための旅だし.俺が旅をしている間に読んでくれると助かる」
「そうしまーす」
…さて,これがレオソードか…
なかなか強そうじゃないか.
岩に刺さってるのがいかにも伝説の剣っぽいな.
これを抜いて…抜い…抜…けない!
「おい神様.これ抜けないんだけど?」
「あ,そうだった.設定で勇者にしか抜けないようにしたんだけど,まだ勇者作ってなかったじゃんwごめーん」
ぽろっ
あ,抜けた.
というか落ちた.
「じゃ,今からリオ◯イア亜種倒すから,頑張ってね」
モンスターをハンティングするな!
あの神は神だという自覚がないのか?
さて,これから俺の旅が始まる.
このレオソードと共に,俺は魔王を倒す旅の第一歩を踏み出したのだった.
って感じでプロローグっぽくすれば,いいのか?




