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-第9章-
米国と日本の政府は被害地域の復旧作業に全力を挙げるとともに、国際社会との協力を強化した。
国連は今回の事件を教訓に、量子コンピューティングを利用したサイバー攻撃に対抗するための国際的な枠組みを構築するための会議を招集した。
主要国は量子コンピュータの制御技術の開発やサイバーセキュリティの強化に向けた共同プロジェクトを立ち上げ、今後の脅威に備えることを決定した。
一方、斎藤真一はその後姿を現すことはなかった。
彼が引き起こしたこの大規模なサイバー戦争は量子コンピューティングの脅威を全世界に知らしめる結果となったが、彼の真の目的は単なる傘の盗難犯への復讐に過ぎなかった。
しかしその復讐は、世界規模の混乱を引き起こし国家間の緊張を高める結果となった。
斎藤の存在はもはや都市伝説となりつつあるが、彼が持つ知識と技術は依然として重大な脅威であり国家安全保障上の最重要課題として位置づけられた。
国際社会は今後、量子コンピューティング技術をどのように制御しその力を平和的に利用するかが問われる時代を迎えることとなった。
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