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私の大切なたからもの  作者: 黒猫マグカップ
14/40

【14】



最近、なんだか眠かったり、やたらお腹すくと、思ってたらお腹に赤ちゃんがいるようだ。らいとに話をすると目をキラキラさせて喜ぶ。

「生まれたら一緒に遊べる?」

「遊べるよー。らいとはお兄ちゃんになるんだよ」

「やったー♪」

と言って、不思議な踊りで喜びを表している。

らいと。。それ、変だよ。


とにかく弟か妹かわからないが、嬉しいようだ。



──11月4日

らいとが3歳2ヶ月。

おぎゃー!と弟『こーや』の誕生♪


子宮が薄過ぎて、普通分娩だと破裂してしまう恐れがあるということで、またまた帝王切開。こーやは元気なのでとにかくよかった♪でもらいとの時と同じように3日ほどの痛みが。。そりゃーもう痛かった。


体力を全部持っていかれたのか、私がちょっとだけ弱くなり、こーやはすっごい元気。しかもらいとと違ってすっごい寝る!早くて3時間。長いと8時間くらい起きない。らいとは夜中1時間おきに起きてたのに...

兄弟でもこんなに違うんだなー。


9日間の入院が終わり、退院の日。

父と母が迎えに来てくれた。

らいとの退院の日をふと思い出した。

あの時はすごい土砂降りで、大変だったなー。

それに比べ今日は素晴らしい快晴☀️



おうちにこーやと一緒に帰ると、義母とらいとが待っていてくれた。

「らいとー!!いい子にしてた?」

「ママ~!ぼくいい子だったよ!ね!おばあちゃん!」

「らいとはええ子よー」

「お義母さん、ありがとうございます。ほら、らいと。弟のこーやだよ」

「わぁ✨ ...?ん?」

「どうしたの?」

「なんだ」

「え?」

「ぼくと同じ大きさの子が生まれるのかと思った。一緒に遊べないじゃん。」


え~~!!そんな感じ?

そんなわけないじゃん!ってわかんないかー。


「らいともこんなにちっちゃかったんだよ。ほら絵本に出てくる象の赤ちゃんもちっちゃいでしょ」

「うん。そうだけどー」

「一緒にいろんなこと教えてあげようね」

「うん!ぼくね、こーやにいっぱい教えてあげるからね!」


じーっと、こーやを覗き込み

「こぉ~やぁ~」とそりゃーもうかわいい声で声をかける。


1週間程、義母がいてくれ、家事など本当に助かった。

らいとが道案内をしてくれたので買い物などもすんなり出来たらしい。

義母は「らいとは本当に賢い!」と絶賛していた。



本当にらいとはしっかりしているし、賢いと思う。

私の大事な自慢の息子だ。

ただ、『らいとはしっかりしている』という思い込みが、らいとにプレッシャーをかけてしまったんではないかと、後悔する日が来るなんて、この時は予想もしていなかった。





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