*夏の県大会A(VS.花槇村.1)
「まずは千葉県某地区の地区予選大会突破、おめでとうございます。」
―――と言う長細い横断幕が正処女学園の某所にある特殊な屋内施設の壁に掲げられていたけど、
またすぐさま次の試合・・・千葉県の県大会の第1回戦が行われ―――
◎県大会・トーナメント方式・第1回戦
○正処女学園.VS.Dd円女子高校●
正処3-2Dd円
━試合終了━
その結果、見事に県大会の第1回戦を突破した『ナイトサッカーストライク部』に対して、既に古い横断幕は外され、
「おおっ、千葉県の県大会第1回戦突破、おめでとうございます!」
―――と言う新しい横断幕が壁に掲げられていた。
その試合内容は、かなりギリギリだったそうだ。
前半5分でDd円のFWの選手が1点目を決める。
前半43分に正処のFWのカスミが1点目を決める。
━前半終了━
正処1-1Dd円
後半22分、交代FW・シェイナ→司孫倫
後半27分で正処のFWの倫が2点目を決める。
後半33分にDd円のFWの選手が2点目を決める。
後半40分、交代FW・カスミ→司孫藍
━後半終了━
正処2-2Dd円
延長後半14分で正処のFWの藍が3点目を決める。
━試合終了━
正処3-2Dd円
※糸井澤茜は先発出場済
正処女学園のナイトサッカーストライク部が創設わずか5ヶ月余りの全くの無名校で、県大会の第1回戦突破は、非常に珍しく凄いことである。
ちなみに他にも県大会の第1回戦を突破した学校を下記紹介する。
◎藤林東女子高校 (千葉県)
◎上仲西女子高校 (埼玉県)
◎莫賀北女子高校 (群馬県)
◎羽丙南女子高校 (東東京都)
◎皇漢女学園 (西東京都)
◎狂楚女学園 (福岡県)
などなど・・・他の学校も次の県大会の第2回戦を決めて進む。
千葉県の県大会の第2回戦
正処女学園対花槇村女子高校
千葉県にある某所の特殊な屋内施設で正処女学園と花槇村女子高校が第2回戦を開始する。
ホーム側が正処女学園であり、ホーム・ユニフォームが白と黒の横縞模様の上下に、ブラジャーの方に白のリボンがパンティーの方に黒のリボンが、それぞれついてる下着を着用する。
アウェイ側が花槇村女子高校であり、アウェイ・ユニフォームが赤と青の横縞模様の上下に、ブラジャーの方に赤のリボンがパンティーの方に青のリボンが、それぞれついてる下着を着用する。
正処女学園のフォーメーションは、DFが4人、MFが4人、FWが2人の「4-4-2」の少し変則的なシステムにしてあるそうだ。
花槇村女子高校のフォーメーションは、DFが3人、MFが4人、FWが3人の「3-3-1-3」の比較的攻撃的なシステムにしてあるそうだ。
本大会初出場の無名校・正処女学園は、県大会の第1回戦を見事に勝利して、未知の世界である第2回戦に臨む。
一方、県大会の常連校である名門・花槇村女子高校は、今度こそ悲願のベスト4を目指している。
ここで両チームの先発イレブンが、それぞれの控え室から出てきて、ピッチ・フィールドの中央まで集まってきた。
正処の先発イレブンが下記の通りである。
13GK.浅村忍
03DF.佐久間光(CB)
04DF.若松美緒(CB)
01DF.小石川さくら(SB)
02DF.小早川かすみ(SB)
14MF.糸井澤茜(DMF)
07MF.鈴木妖香(DMF)
05MF.早乙女楓(SMF)
06MF.佐藤瑠華(SMF)
11FW.司孫藍(WG)
12FW.司孫倫(WG)
今回の布陣は比較的守備的にしており、DF陣とダブルボランチの合わせて6人でディフェンスすることになる。
両チームの先発イレブンが審判を中心にして左右に整列しており、両チームの選手たちがお互いの健闘を讃える為に握手をしている。
前半、正処女学園のキックオフで試合開始。 (P.m.7:05)
まずは後方からボールを回していき、花槇村の選手たちの出方・様子を窺う。
ここで花槇村の選手たちがボールを奪うべく正処の選手たちにチェック・プレスしていく。
やっぱりどちらも先に先取点が欲しいようで、両チーム共にボールをキープに来ている。
そこで正処陣内の中盤から後方にかけて、お互いのチームの選手たちが激しくボールを奪い合い、まさに実力が拮抗している。
「―――あっ!?」
だがしかし、花槇村のFW⑩の選手がボールを持ってたDMFの茜からボールを奪い、そのまま正処のペナルティーエリアまで強引に走って近づく。
「ちっ!」
「うわっ!」
ザザァーーッ!
ガァッ!
そこで強引に攻めてきた相手のFW⑩の選手に対し、DMFの妖香が前方から巧みにスライディングで止めてきた。
「くっ!」
「それっ!」
相手のFW⑩の選手は転倒しなかったけど、そこで体勢を崩され、ボールは妖香に奪われ、すぐにボールを中盤までポーンと蹴り上げる。
「はーい、いただきぃ~~♪」
「はーい、ご馳走さまぁ~~♪」
バシッ、トン!
中盤のボールの着地点には、MFの楓がいてボールを受け取ると、すぐに反対側にいるMFの瑠華に、ボールをロングパスによるサイドチェンジ。
「行きますよ!」
「あいよ」
トォーン、トン!
そのまま瑠華が前線にいるFWの藍にボールをスルーパスし、藍が素早くボールを受け取る。
「行くよ、倫!」
「了解!」
ボールを持った藍がドリブルで相手のペナルティーエリアまで走って近づき、同じくFWの倫も藍に並ぶようにして、相手のペナルティーエリアまで走って近づく。
「ここから先へは行かさん!」
「ん!?」
早速相手のDF陣がゴール前を固めていて、目の前にいる藍には良いシュートコースがなかった。
そこですぐ藍が横にいる倫にボールをスルーパス、ボールを受け取った倫がすぐさま素早くシュートした。
「でぇい!」
「なっ!?」
バシッ、パシッ、ポーン!
相手のGKがすぐさま反応して、右側に横っ飛びして、伸ばした両手でボールを弾いてゴールを死守するけど、ボールはラインを出ていった。
ここで正処は右側からのコーナーキックのチャンスを得た。
後半??分
正処0-0花槇村
いよいよ県大会開始。
第1回戦はダイジェストで勝利する。
本番は第2回戦からである。




