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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ編
20/57

*夏の県大会A(VS.花槇村.2)

前回の続きです。


   前半18分


  正処0-0花槇村


 相手のペナルティーエリアの右側からのコーナーキックでキッカーはMFの楓。


 ゴール前にはFWの藍や倫、MFの瑠華や妖香が待ち構えていて、それぞれゴールを狙っている。


 楓がボールをポーンと蹴り上げて、ゴール前まで飛ばしていく。


 ゴォン、バシッ!


 瑠華が頭で合わせてヘディング。

 だがしかし、その正面にいた相手のGKがパンチング・セーブでボールを前方へ(はじ)いて、押し戻している。


 花槇村のDF③の選手がボールをキープすると、相手のDF陣が後方でボールを回していく。


「あっ!」

「くっ!」

「ボール!」


 すかさず正処の選手たちもボールを奪いに来るけど、花槇村の選手たちが(たく)みにパス回しをして、正処の選手たちにボールを奪われないようにしている。


 ここでしばらくの間、時間が経過していくけど、


「よーし、行くぞぉーーっ!!」

「っ!?」


 なんといつの間にか、ボールは中盤にいる花槇村のMF⑥の選手が持ち、そのまま素早く前線へドリブルしていく。


 トォーン、トン!


 そこから相手のMF⑥の選手がボールをスルーパスし、さらに正処陣内の前線にいる花槇村のOMF⑨の選手にボールが渡った。


「よーし、行くぞぉーーっ!!」

「っ!?」


 このまま相手のOMF⑨の選手が正処のペナルティーエリア手前までドリブルして走って近づく。


「でぇい!」


 ドゴォッ!


 相手のOMF⑨の選手が正処のペナルティーエリア手前まで来ると、ここから強烈なシュートを素早くする。


「く、くそっ!」


 バシッ、ポーン!


 ここで正処のGKの忍が素早く反応して、すくに右側に横っ飛びして、なんとか左手だけでボールを(はじ)いて、ラインを出ている。


 今度は相手の右側からのコーナーキックでキッカーは花槇村のDF④の選手である。


   前半36分


 正処のゴール前には、相手のFWの選手や得点の取れる選手が続々集まってきてる。

 勿論、正処の選手も必死にゴールを死守するべく人数をかける。


 キッカーが正処のゴール前に、なかなか良い感じでボールをポーンと入れてくる。


 それに合わせるように、相手のFW⑩の選手がヘディングでダイレクトシュートする。


 ゴォッ、ドォーン!


 GKの忍も素早く反応して、右側に横っ飛びして(はじ)こうとするけど、ボールはゴールのはるか右隅に入ってゴーール!


 ピィーーーッ!


 審判のゴールの笛が鳴った。


「おおっ!!」

「よ、ようやく得点が入ったよぉ~~!」

「やったぁーーっ! 先制ぇーーっ!」


 そこで花槇村の選手たちが大喜びだ。


 またしてもやっぱり正処が先制点を奪われてしまった。


   前半38分


  正処0-1花槇村


 だがしかし、今までも先制点を奪われながらも、逆転勝利をしてきた正処女学園、果たして今回も逆転勝利できるのか?




 前半、正処女学園のキックオフで試合再開。 (P.m.7:43)


 ここでも後方でボールを回していくけど、すぐに相手の選手たちもボールを奪うべく、現在(いま)ボールを持ってる選手へ詰めてくる。


「来るわよ、チェックして!」

「ええ、そっちにも来てるわよ!」

「あっ、そっちもチェック!」


 そこで正処陣内後方からの激しいボールの奪い合い、ここから白熱したバトルが展開されている。

 だがしかし、花槇村の選手の寄せが激しくプレスしてくる、これが県大会常連の有名校の実力である。


 あまりに激しく、正処の選手たちが少し動揺している。


「ん!?」

「あっ!?」

「おっ!?」


 ちょっとした形で正処のDF陣にミスが起こり、残念なパスミスから相手のOMF⑨の選手に、()()()()でボールが渡ってしまった。


   前半42分


 そのまま相手のOMF⑨の選手がドリブルで正処のペナルティーエリアまで走って近づく。

 完璧に意表を突かれた正処のDF陣は対応・対処が遅れている。


「行けぇぇぇーーーっ!!」

「くっ!」


 このまま相手のOMF⑨の選手が正処のペナルティーエリアの手前正面で強烈なシュートを素早くする。


 ドゴォッ、バシッ!


 真正面からのシュートだった為、GKの忍がなんとか両手で(はじ)いて(ふせ)ぐけど、その時に体勢を崩して、尻餅(しりもち)をつく。


「それっ!」


 トーン、ドォーン!


 また相手のOMF⑨の選手のところに戻ってきたボールを、今度はちょこんと少し蹴り込み、ゴール右隅に入れてゴーール!


 ピィーーーッ!


 審判のゴールの笛が鳴った。


「おおっ!!」

「や、()()()2点目よっ!」

「よーし、来たよぉーーっ!」


 なんと前半終了寸前に花槇村が2点目となる追加点を決めた。

 ここでも大喜びする花槇村の選手たち。

 でも「やっと」って……??


 一方の正処の選手たちは、至って正常で冷静でいるようで、もうすっかり馴れてしまったのか?


   前半45分


  正処0-2花槇村




 前半、正処女学園のキックオフで試合再開。 (P.m.7:50)


 ボールがDFのさくらに渡ったところで前半終了である。




 ハーフタイムが始まり―――


 控え室に戻ってきた正処の選手たちは、すぐに監督・コーチと後半からの作戦会議をしている。


「さすがに強いな、花槇村は……」

「ああ、確かに強いけど、何か……な?」

「……ん? どうかしたのか? ……竜徳よ」

「いや、きっと気のせいだろう、宗次よ」


「……そうか……」

「…?」 (…あまり()()がないよな…?)


 その後も時間いっぱいまで、休息しながら作戦会議を続ける正処の選手たち。


 やがてハーフタイムも終わり―――


 再びピッチ・フィールドの中央に集まってくる両チームの選手たち。




 後半、花槇村女子高校のキックオフで試合開始。 (P.m.8:00)


またしても先制点を奪われ、リードされて前半を終えた正処女学園。

果たして後半に巻き返せるか?

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