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実希story  作者: M3O
10/24

第十羽

実希はしめしめと思った。


この外人さんと仲良くなって、たくさんおいしい物を食べさせてもらおうと考えた実希は、まず、外人さんとコミュニケーションをとってみた。


とはいっても、実希はバカなので


「ハロー」


ぐらいしかいえない。


困った実希だったが、ここは


「まー、やるかー。」


と、外人さんに


「ハロー」


と挨拶してみた。


すると、むちゃ気さくな外人さんだったらしく、


「ハローハロー!!!! オゥ!!!! ニワトリー!!!! ニワトリー!!!!」




それから、実希は外人さんと仲良く暮らすことになった。




実希はおいしい物を食べさせてもらえ、夜には一緒にトランプ大会やウノ大会で盛りあがった。


「やぁー、幸せだねー。」


と、実希はつくづく思った。


まあ、案の定、実希の仇名は「ニワトリ」で、いつも


「ニワトリー、ニワトリー。」


と呼ばれている。


そこで、実希も何か変な仇名で呼んでやろうと、外人さんを


「ホルマリン」


と命名した。


「ホルマリンー、ホルマリンー」


と呼んでみると、外人さんはピタととまり、こっちを睨んできた。


そして、ものすごい形相でこっちへ向かってくる。


「あぁ、やばいな、これ。 やばいな…。」


実希の体は、もうすでに逃げる体制をとっていた。




作 O・M

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