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第十一羽
外人さん、名づけて『ホルマリン』は、がしっ、と実希の両肩を掴む。
「アナタ、オナジ、ホルマリン好キーッ!?」
『ホルマリン』すごい興奮度。
顔が赤らめていて、耳たぶまで真っ赤である。
湯気が出そうな勢いである。
せっかくのキレイな顔が台無しだな、と実希は『ホルマリン』を見て思った。
「Oh……. Ye,Yes.」
か細い声で実希が答えると『ホルマリン』は顔を引きつらせる。
興奮度Maxだ。
「ワ‥、ワ‥、ワタシ、ホルマリン、ダイ…。」
とんでもなく高い声で『ホルマリン』がしゃべる。
「ダイスキなぁのぉぉおよぉーーー!!!」
あまりの大音量に実希は耳をふさぐ。
「Ohhh-!! アナタ、ウルサすぎるねー!!」
まけじと大音量でしゃべる実希は、『ホルマリン』独特のカタコトが何気に移っていた。
しばらく二人の間に沈黙が流れる。
と思っていたら『ホルマリン』がいきなり実希に抱きつく。
「ニワトリッ。 ワタシ、ニワトリー、ダイスキじゃーっ!!」
「じゃー」って言った???
いろいろ突っ込むところは他にもあるだろっ!
第三者がいたのなら、そう言っていただろう。
作 M・Y




