第35章 試験明けに於いて
試験が明けて次の日、遂に学祭に向けて学校は動き出した......、みたいだったが、其の前に大会を控えて居る囲碁部は其れ所では無い。僕は早速特延を取り、囲碁部に集中出来る様にした。
さて、どうも試験明け次の日に返って来る試験は無い様で、何も返って来ず終礼になった。此の日の終礼では生徒会報が配られたのだが、其れに拠ると学祭で今回クイズ大会と云う初の試みを行うらしい。附高生クイズと云う名前の企画で、二人組にて出場が可能と云う事だったので、相手さえ見つかれば出場したいと思った矢先、稲田がスマホの早押しクイズアプリで時折クイズをして居て、結構強かった事を思い出したので、終礼が終わるや否や部室へ行くと、予想通り稲田はもう居た。
「稲田ー?」
「ん?」
「附高生クイズ出えへん?」
「あーそれな、僕も言おうとしててん。」
「マージか、ほな申込書書いとくわ。」
「うんおけー。」
こうして直ぐにペアが決まったので、僕は附高生クイズに出る事になった。
帰宅後、簡単な物だが附高生クイズの参加申込書を書いて居ると、尾崎からCⅠBの宿題のワークブックを学校に忘れたので写真を撮って送って欲しいと頼まれたので、送っておいたと云う事は覚えて居る。
次の日、内田や稲田と昼食を摂って居ると、大三元がどうのこうのと云う話になった。よく分からないが、三元豚みたいな物だろうか。因みに三元豚とはランドレース種と大ヨークシャ種の子供を母に持ち、デュロック種を父に持つ、三種の血統を持った豚の事だ。覚えておくと何かの役に立つかも知れない。
此の日の終礼で附高生クイズの申込書を提出したのだが、其の後舞台演出から段ボールの不足の知らせを受けた。そうか、段ボールか......。僕には1つの案が有った。




