第34章 前期中間考査の2週目に於いて
試験終了後、普通であれば自宅に帰る所なのだが、僕は祖父母宅へと向かう事にした。と云うのも、僕の家は自営業で昼間は母親が祖父母宅で働いて居るので、そうした方が昼食を摂る上で都合が良いのだ。
附高白川から祖父母宅に行く為には、先ず清峰市駅まで出なければならないが、其処から先は2通りの方法が在る。1つ目は、地下鉄辻通線で辻三丁目駅に出て、其処から地下鉄東西線に乗り換えると云う物で、もう1つはNR環状線で津島野駅へ出て其処から地下鉄東西線に乗ると云う物だ。此の日はダイヤの関係で後者を選んだのだが、囲碁教室の在る清音より先の環状線には中々乗らないので結構楽しむ事が出来た。又、地下鉄津島野駅が唐突に綺麗になって居たのにも驚いた。因みに次の日の考査は数Aと古文だったが、特に苦労は無かった。
次の日も試験後に祖父母宅に向かったのだが、乗換時に、駅名標を全て新デザインに取り替えて仕舞ったと思われて居た地下鉄津島野駅で、ホームの端の1カ所だけ旧サインが残って居る事に気づき、写真を撮っておいた。祖父母宅に到着してからは、最終日の物理基礎とCⅠBの問題集をやって居た。途中尾崎にCⅠBの提出物について聞かれた事は覚えて居る。
帰宅後、試験最終日は部活が出来るのを思い出したので、少し掲示物を作った。因みに此の時、口語で川柳にすると云う難度の高い技に成功して、少し嬉しかった。
試験最終日。まあ出来は結構良かったと思う。特筆すべき事項は無い。が、此の後終礼を終えて廊下に出ると、内田が立って居て、「次の大会の段級位は如何する?」と聞いて回って居た。本当によくやるなあと思う。まあ部活も在ったが、皆疲れ果てて居たので、部活と云う様な事はして居ない。
そして帰宅後、僕は遂に部活で行う考査「囲碁基礎」の問題作成に取り掛かった。参考にしたのは、中学の時の最後の音楽の試験。最初から最後までが一人の登場人物の独り言で、其れを穴埋めにすると云う物だ。此れは意表を突くに違いない。少し楽しみである。




