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いごぶっ!  作者: フミ-毛交
初年度 五月
19/47

第18章 連休明けの豪雨に於いて

連休明け初日は朝から暗雲の立ちこめる嫌な天気の日であった。登校中こそ雨は降らなかったが、丁度一限が始まった頃から雨が降り出したと思うと、急に其の後雨足が強くなり、雷鳴も聞こえだしたのである。然し、此の様な状況になっても一向に警報の出る気配が無い。白川市はどうも警報を出す時機を逃しがちであり、雨が酷くても警報が出なかったり、逆によく晴れて居るのに警報が出たりして、非常に迷惑である。そんなことを考えて居たのだが、二限目が終わった頃、驚くべき知らせが入った。偶々武道場で体育の授業を受けて居た内田先輩に拠ると、武道場横の旧校舎に向かう道が冠水して仕舞ったと言うのである。内田先輩は、早速北棟の裏に積まれて居る余りのコンクリートブロックを四、五個運び、飛び石を作ったそうだ。其れは良い事だが、空きゴマを此の作業に充てたと云う事は更に驚きに値すると言えよう。

さて、放課後の事である。僕は弥生庵に向かい、例の道へとさしかかった。依然雨が降り続いて居る為、水没も当然続いて居た。どうにか其れを越えて部室に着くと、既に三、四人が碁を打って居た。誰と打とうかと考えて居ると、唯一人、木幡さんと多布施さんの碁を横で見て居た仁科さんの手が空いて居る様だったので、仁科さんと僕は碁を打つ事にした。最初は順調に進んで居たのだが、僕は如何しても途中で囲碁教室に行く為抜けなければならなくなった。其処でやむなく、盤面とアゲハマ、つまり取られた石の写真を撮り、僕は囲碁教室へ行った。

此の教室は元々、家の近くに在った厚生館と云う施設で開かれて居た。今は先生が御兄弟と開かれた碁会所でやって居る。先生は吉田光法と云う人で、家族では「光法先生」と呼んで居る。光法先生の教室には家族全員、即ち僕と父、そして母が通っており、皆で揃って毎週月曜日の夕刻に指導碁を打って貰って居る。尚、教室は清音に在る。

教室の終わり、家族で夕食を食べようと云う事で、清音に在る南北百貨店の最上階へ行ってみた所、一軒の印度カレー屋に目がとまって、早速入って見たのだが、此れが非常に美味であった。

これ以降、僕は印度カレーの虜となるのであった。

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