この武器チートじゃね?持ってるだけじゃ意味がなかった。
テストは死ななかった(嘘20%)
ゲームにどはまりして投稿すっぽかしました。こんな辺境小説だけど読んで下さる方、有難うございます。これからも頑張ります。
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ブロンズソード/(0/20)
スキル
・【|解放≪バースト≫】
一定時間の間全てのステータスを倍にする。一日に一度発動可能。
・【|吸収≪ドレイン≫】
切りつけた相手のHP、MPを吸収して自分のHP、MPを回復させる。
・【|自動防御≪オートガード≫】
持ち主の生命の危機となる攻撃を自動で防御する。
・【|上位昇華≪ランクアップ≫】
持ち主のHP又はMPを使い、剣を進化させる。
備考
創造神により創造された肉体の生命力と魔力が込められ創られた剣。
この剣は持ち主の望むがままに進化する
ウワー、ナンダコレ。
もう既にゲームの中のブロンズソードなんか目じゃ無いレベルで強いよこの武器。
しかも、まだまだ進化していきそうだし。
後、上の()が成長値?診たいなものかな。
まあ、試しに少し剣を進化させてみようかな。
そう思いスキルを使用する
『えーっと、【上位昇華】。取り敢えずMPで』
すると、体から出た光が手に持つブロンズソードに流れ込む。
そしてステータスボードに表示されてるMPが少しずつ減っていくのがわかる。が、
『MPが減るのが遅い…、そうだ!あのスキルがあるじゃん』
そう思い、先ほど【創造】した時に取得した【魔力操作Lv4】を手に持つブロンズソードに流れ込む魔力に使用する。
すると、先ほどより効率が良くなり魔力がどんどん使われていく。
そしてMPが丁度1000使われた所でスキルの使用を中断する。
『さあ、ブロンズソードはどうなったかな』
手に持つブロンズソードに【鑑定Lv10】を使用する。
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ブロンズソード/(1/20)
スキル
・【解放】
・【吸収】
・【自動防御】
・【上位昇華】
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げ、マジか。
MP1000も消費してたったの1しか成長値が上がらないのか。
さすがにこれもチートだったらバランス崩壊するよな。
(成長値にまでチートが有ったらよかったのになー)
内心ではそう思っていた俺は、少しがっかりした。
だが、そんな俺の気持ちが伝わったのかブロンズソードが突然光り出す。
『うわっ、なんでいきなり』
ブロンズソードが放つあまりの光の量に目をつぶる。
しばらくして目をゆっくりと開くするとブロンズソードが銀色に変色していた。
『いや、ちょっと待てなんでいきなり変色した?あれか、俺が何かを望んだのか?』
困惑しながらもブロンズソードに【鑑定Lv10】を使う
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シルバーソード/(0/400)
・【解放】
・【吸収】
・【自動防御】
・【上位昇華】
・【成長値20倍】
備考
持ち主が剣に少しのチートを望んだ結果進化した。
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テッテレー!ブロンズソードがシルバーソードに進化した!
やったね!これでシルバーソードもチート級武器の仲間入りだね。
まあ元からだけど。
というか【成長値20倍】で少しのチートなんだ。
後、俺まだ異世界迷宮に来てから戦ってすらいないのにこんな武器持っていていいのかなー?まあいいか。
まあ取りあえず結論を言おう。
この剣はチートです。
でも、この剣さえあればどんな敵が来ようと戦える!
『よし。武器も創ったことだしそろそろ攻略してみるか』
シルバーソードを強く握り、空いている片手で緑の生物が描かれている門をゆっくり押す。が一向に開かない。
『あ、もしかしてこれ引くタイプの門なのか?せっかく気合入れたのに台無しだな』
そして門のとっての所を持ちゆっくりと引いていく。
が、またしても開かない。
『この門一体どうなっているんだ?押しても引いても一向に開く気配がないんだが』
ふしぎに思い門に【鑑定Lv10】を使用する。
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異次元回廊第一の扉
スキル
・【指紋認証Lv10】
備考
創造神製の指紋認証機能がついた門。
あらかじめ登録してある者しか通ることが出来ない。
指紋認証の場所は、ゴブリンの両目の部分である。
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いや、ちょっとまてよ。
なんでわざわざこんな所だけハイテク技術使ってるんだよ。
心の奥底で創造神に対する文句を言いながら指紋認証をするために持っていたシルバーソードを門に立て掛け、空いた両手をゴブリンの両目の所に当てる。
『ピーーー。指紋認証が解除されました』
無機質な音が流れ門が急に開く。
『よっしゃ開いた。ってわわわわ』
指紋認証のために体重を前のめりにかけていた為前のめりに倒れてしまう。
とっさの判断で前に手をつくが体重を支えきれず倒れてしまう。
『痛ててて。まさか門が急に開くとは。ついてないな~』
そう言いながら床に落ちたシルバーソードに手をのばそうとすると床が影で覆われる
『なんだ?いきなり暗くなって』
そう言いゆっくりと顔を上げると其処には怪物がいた。
『え、嘘だろ』
目の前にいたのは緑色の巨体を持ち頭に王冠をかぶっているゴブリン。
もといゴブリンキングだった。
『落ち着け、落ち着くんだ俺。こういう時は、即逃げる!』
そう言ってシルバーソードを拾い上げ一目散に逃げようとするがゴブリンキングはすでに攻撃のモーションに入っており手に持つ極太の大剣逃げようとしている俺の背中を一閃した。
俺は背中から血が飛び出すのを感じその場に倒れこむ。
『なんで門の前にゴブリンキングがいるんだよ…』
そう言い残して俺の意識はブラックアウトした。
徹夜はしんどい…