俺、神様になるそうです。マジですか?
見切り発車です。一週間に一度投稿するつもりだけどテスト一週間前なのでたぶん来週は、投稿できないかも。
俺の名前は神城優。
小学校では女の子とまともに喋った事がなかった。
続く中学と高校では周りの趣味について行けず、教室の隅でボッチライフを送っていた。
つまり、女の子との出会いが一切ない彼女いない歴=年齢の高校二年生だ。
だが、そんな俺の生活が終わりを告げようとしている。
なんとこんな俺に放課後の教室でと可愛い女の子から呼び出しがあったのだ。やったー!これで非リアを卒業だよ!
そして放課後、今までの人生で最大に緊張しながら指定された教室の前に立つ。
そして、教室のドアを勢い良く開ける。
どうやら俺を呼び出した女の子は、先に来てたようで大きく息を吸ってから俺に話し始めた
『神城君、私はずっと前からあなたのことがーー』
あれ?なんか意識が遠のいていく。
そして目の前が突然光に包まれ意識を手放した。
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心地よい温かさを感じ徐々に意識が覚醒する。
『あれ、確かさっきまで告白されたはずじゃ?というか、何処だろう』
そう言いながら辺りを見渡そうとすると丁度真後ろで爺さんと少女が土下座していた。
あれ?俺なんかしたっけ・・・・
『すまぬ、実は儂の孫がおぬしを死なせてしまった。お主は本来もっと長生きするはずだったのに』
は?死んだ?嘘だろ。
彼女が出来たかもしれないあのタイミングで?
『儂の孫が仕事場でドジってお主の命の蝋燭を消してしまったのじゃ』
『うう、私がドジってしまったばかりに御免なさい』
俺の目の前で女の子が泣いている。
女の子とほとんど話したことのない俺でも分かることがあった。それは、女の子を泣かせてはダメだという事だ。
俺は、これまでのボッチライフで培ってきた経験を総動員して女の子の涙を止めようとする。
『君は、泣いている顔より笑顔でいる方が可愛いと思うよ』
『えっ、かっ可愛い//』
その様子を爺さんは見ていたようでニヤニヤしながら言ってくる
『ただでさえ人見知りの儂の孫を笑わせるのか。よし、お主気に入ったぞ。お詫びとして転生してもらう予定だったのじゃが、お主には神になってもらう』
え、紙?
『俺の次の人生鼻かまれておわりかよ…』
『違う、ゴッドの方じゃ』
いや、神様ってそんなに簡単になっていいのかよ
『もちろん、試練を受けてもらう。』
そういうと爺さんは、空中から丸められた紙を取り出し俺に渡した。
『それを開いてみるのじゃ』
俺は言われた通りに紙を開く
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試練:創造神への道のり
目標:フェンリルの討伐
場所:異次元回廊
注意:異次元回廊では、死んだとしても生き返ることが可能です。
又、目標を達成するまでは元の場所に帰れません。
なお、異次元回廊では、成長速度が1024倍となります。
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ちょっ、は?フェンリル?いや俺確実に死ぬよねこれ。
『この創造の力をお主に渡すからさっさと目標を達成して来い』
そういうと爺さんは、指をパチンと鳴らした。
その瞬間足元に穴が開く。
『待ちやがれこのクソ爺ーーーー!!』
そう叫びながら俺は、穴から落ちて行った。
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ただ今、絶賛スカイダイビング?いや、異空間ダイビング中だ。
まぁ、今はそんな事どうでもいい。
真下に見える着地地点が見えてきたんだが落下するスピードが全く減速しない。それどころか加速している。
あれ?俺着地の衝撃で死ぬんじゃね?
そう思った時には、すでに着地地点に衝突していて、体からグシャリという音がする。
あのくそ爺。後で覚えてろよ。
そう心の中で叫びながら意識が闇に飲まれていいた。
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先ほど感じた心地よい温かさではなく床の冷たさを感じ目を覚ます。
『そういや俺落下時のダメージで死んだのか。取りあえず状況確認しないとな。ってなんだこれ』
目の前に透明な板が浮かんでいる。
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神城優/男/17/人間
Lv1
HP20/20
MP32/32
筋力13
魔力24
耐久13
敏捷15
器用17
幸運7
スキル
【創造Lv1】
【落下耐性Lv10】
状態
【経験値1024倍】
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上から順に名前、性別、年齢、種族だと思う。
あと、スキルの【創造Lv1】は爺さんから貰った奴だとしても【落下耐性Lv10】てなんだ?そう思っていると画面に変化が現れる。
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【落下耐性Lv10】
落下時のダメージをLv×10%軽減する。
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て事は俺は落下でのダメージを受けないのか。
これだけは、あの爺に感謝だな。
そう思いながら辺りを見回す。
どうやら異次元回路は、一本道のようで少し先にゴブリン?が描かれた門がある。
そして、門の前まで歩く。
大きく息を吸い込んで気合を入れる。
『よし。異次元回廊攻略開始だ!!』
ネタで考えた詠唱文。
消えよ、消えよ、テストよ消えよ。
今この世界からテストと言う名の地獄よ消え去れ!!