番外編「華麗なる吸血鬼の日常」ーユウと洸の場合ー
※この番外編は絢に出会う前の話です。
ジンが十六・慎也が十四の時。この年齢は人間で言うとです。
「兄さん、起きて!もう朝だよ!」
「う”ーん……あと、五分……。」
ある日常の朝。
洸はいつものように午前六時に起床。その後、午前六時半には兄・ユウを起こしに行くのだが、このように起きない人間、否、吸血鬼もいる。
「(怒りながらも)いい加減に起きろ!バカ兄貴!」
いつまでたっても起きないユウ。洸はベッドのシーツを剥がすように、
パンッ ゴッ という音が響いた。それでも起きないだろうと、皆様は思いだろうが……
「ーーーっ!痛いではないか!洸!」
「それは、起きないにい兄さんが悪いでしょ! 早く着替えて、朝食できてるから。」
これがユウと洸の朝の始まりである。
午前七時、朝食・家族全員で摂る約束。
「全く、もう少し優しく起こせんのか洸。」
「だったらもっと早く起きて支度しててよ。」
朝から愚痴を言い合いする、洸とユウ。
「(相変わらずよく喧嘩してんなー。)」
「(ユウ叔父さんが悪いんじゃないか。父上を怒らせるから。)」
「(んだと!)」
そのとなりでは息子たちがテーブルの下で以心伝心と蹴り合いをしていた。
朝食を終え、午前八時から午後五時まで、会社でお仕事。
帰る時間は皆、バラバラで、午後十時までには、屋敷に帰っているらしい。
只今、お仕事をしています。
「社長、この書類に目を通しを。」
「うむ。」
“申し訳ありません。実は……”
「!、分かった。その件は私が行く。社長はこの書類にサインをお願いします。」
「う……うむ。」
社長・ユウより副社長の洸がテキパキと動き仕事が減っていくが、無言に近い圧迫で仕事を押し付けられる。
日常茶飯事の平日の過ごし方。 休日の過ごし方はと言うと……?
ズズッ カチャ 静かに響き渡る食器の音。ここは洸のお気に入りの書斎室。いつものように紅茶を飲む姿はとても綺麗でゆうーー
ガッシャン!
「またあいつはーー!」
二階から響いた音に、何に対して震えているのだろうか……洸はため息つきながらもドス黒いオーラを全開に笑顔が怖い…………
一方、何も知らず大きな音をあげた本人たちは?
「だから!俺は見合いなんてしねぇって言ってんだろうが!バカ親父!!!!!!」
「なんだと!お前の将来のことを心配して言ってーー」
バン! 言争いする二人の中に 扉が大きく開いた。
嫌な予感がすると言わんばかりに不吉な音をたてて開いた。
「!、洸!ちょうどいいところに。頼むお前からもジンに、、」
「兄さん……あれ程言ったよね?僕の読書の時間を 邪魔しないでって言ったよね?」
ゾッ ユウ洸に対して何かを頼もうとしたが 洸のブチギレ寸前の笑顔全開で………何も言えない。言えるはずもない、恐ろしさで……
「――っ!ま、待って!洸!お、落ち着いて!」
「誰のせいだと 思ってんだゴラァーーーーーー!」
この後、ユウは瀕死の状態で付き人たちに助けられた。
「あれ?逃げてきたの?ジン。」
「ああ…………やっぱり洸様は強ぇから……それに、怖いから……。」
「だろうね。」
ジンは自力で出脱していた。。。。。。
華麗で優雅な平日・休日かと思われたが、洸とユウのいつもの日常でした。
というわけで、ここからは質問コーナー。
なお、セリフだけの話です。
『q1、お二人のご趣味は?』
ユウ「いきなり唐突な」
洸「そうだな、僕は読書かな。静かな場所で好きなだけ本を読みたいなーー。」
ユウ「う”っ………」
『ああ、その気持ち良くわかります。ちなみにユウさんの、ご趣味は?』
ユウ「うむ、そうだな。バラの手入れかな?」
『バラ?』
ユウ「ああ、花を愛でていると心が落ち着くからな。」
『へぇ~』
洸(今度、時間を調べておこう。)
『では続いてq2 好みの女性はのタイプは?』
洸「君って嫌いなとこを突くのうまいって言われたことない?ちなみに僕はあまり女性には興味はない。」
『え!?』
ユウ「私はたくさんあるぞ!可憐で小柄で病弱でありながも……」
洸「すみません。このようなバカ兄貴で………」
『いいえ、とてもおもしろいお兄さんで私としては』
ユウ「いや!全てを含む女性を私は愛しようぞ!」
洸「話が長い!」
『以上を、持ちまして番外編・1は終了です。次回からは本編です。本編・番外編をこれかもよろしくお願いします♡』
上記に載らなかった話。
ユウ「可憐で小柄で病弱でありながらも強く生きようと頑張る女性が、いや、背が高くてスラリとした手足、そして程よい体型。気が荒いながらもどことなく優しい心を持つ女性も、大和撫子でおおらかな女性も、だが、私の育った国の助成が活発かつ行動性がある女性も捨てがたい、、、いや!私は全てを含む女性を私は愛しようぞ!」でした。




