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25話 旅立ち

学園を抜け出して山のふもとの街まで逃げてきた

 「リリア今から山に入る。準備はいいな」

 「うん」

(今のところ追っては来ていないな。このまま何事もなく山を越えて他国に行けるといいけどそんな簡単なことはないよな。警戒は続けよう光と闇の融合魔法の結界、リリアに悪意が向いたら感知できるように)

 「お兄ちゃん、山で何をするの?」

 「やることは2つある。1つは山に欲しいものがあるそれは手に入れてからのお楽しみだ。もう1つは特訓だ。リリアは今でも強いが国が相手だと負ける可能性がある。王国の軍を圧倒するぐらい強くなるために特訓をする」

(レベル上げをする。今は魔力30で初級魔法しか使えないがレベルを上げれば魔力が増えて中級魔法も使えるようになるはずだ)

 「とりあえずそこにいる熊に魔法で攻撃してみろ」

「わかった。蒼き水よ、天翔ける風よ、我が声に応え、氷となり敵を貫け《アイシクルランス》」

熊の大きさは2Mはあったがリリアが放った氷の槍が熊の頭を貫通した

熊は倒れた

 「やったぁ!熊を倒せた。4年前お兄ちゃんと出会った時の私は何もできなかった。でも今は戦える。」

 「あぁ。リリアはすごく強くなった。でも慢心はダメだ自分なら大丈夫と疑わなくなる」

(俺がそうだったように)

 「わかった。私は強くなった。でもまだまだ強い人はたくさんいる。お兄ちゃんとか」

 「俺はそんな強くないぞ。魔法が少し得意なだけだ。リリアの中から動けない1人で戦えないからな」

(そう、俺には体がない。転生したときには自分の体がなかった。リリアの体の中に居候しているのだ)

 「お兄ちゃん、山に穴が空いてるよ」

 「あれは洞窟っていうんだ。あそこに入って」

 「わかった」

(リリアのレベル、1上がったな。この調子で上げ続ければいつかは上級魔法、特級魔法も使えるようになるかもな)

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