10話 二次試験とテンプレイベント
(後ろからなにか近づいてくる)
「おい!そこの女、お前魔力量30で初級魔法しか使えないのかよ。」
「誰?あなた」
「俺様はモンブ・イキーリだ!魔力量は70適正属性は火と水と土だ。それと俺様の父さんは男爵なんだぞ」
(なんだこいつ。リリアに絡んできやがって。主人公が成り上がる物語では定番だが毎回イラっと来るんだよな)
「私はリリアよろしくね」
「お前じゃ試験受かれねーぞ」
「そうなの?お兄ちゃん」
「そんなことないよリリアは試験に受かるよ」
(こいつ調子乗りやがって。リリアに喧嘩売るとか死にたいのか?)
「私は試験に受かるもん!」
リリアは少し強く言う
「受かれたらいいな。雑魚女」
モンブがリリアをバカにする
「むぅー」
リリアが頬を膨らませて怒る
「お兄ちゃん、私あいつ嫌い」
「リリア、俺もあいつ嫌いだ」
(あいつリリアの魔法見てビビるがいい。魔法レベル30これは初級魔法を数発打つのがギリギリの魔力量だ、だがリリアは俺との特訓で魔力の自動回復と魔力の効率的な利用ができる。中級魔法以上は無理でも初級魔法10発くらいは打てる。中級魔法を打つには魔力最大値が50は必要だ。リリアの魔力が自動で回復するからといっても最大値が30では中級魔法は使えない。でもリリアは合成魔法が使える)
試験が始まった
「一番手ファス・トーマス」
「紅き火よ、我が声に応え火球となり敵を燃やせ《ファイアボール》」
火が生成される
的に当たる
火が消える
「どうだ僕の魔法」
ファス・トーマスが自慢気に言う
「うん、すごいよ」
教師がお世辞を言う
「次ドーナツ・セカン」
「大地を統べる土よ、我が声に応え石となり敵を潰せ《ロックバレット》」
石が生成される
的に当たる
石が砕け散る
(わぁ~~貴族さんはすごいな~~)
棒読み
(なぜ貴族なのに貴族コースに行かないのか?って、それは行けないのだ。貴族コースに入れる貴族は家を継ぐ者だけ。だから彼らは行けないのだ)
「次、リリア」
(ほとんどの受験者は少し的が傷つくくらいだが、、リリアは)
「蒼き水よ、天翔ける風よ 、我が声に応え氷となり敵を貫け《アイシクルランス》」
リリアの手の先に氷が生成される
氷が的に向かって放たれる
鉄の的を貫通した
空いた穴の周りが少し凍っている




