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10-13 コスメ・小染真希の秘密13 、、エピソード10最終話

 このような半生を経て、今ここに、コスメは、日本人ではなく、コトールルミナス人であったという事実を知ることとなった。


 すると、実は、育ての父親であった、小染太郎、本名 ベリル・リローメリ・メリカテルの口から、

「それにしても、真希の本名のコスメスが、ほとんど、そのままのコスメ、というニックネームがついた時は、もう、驚きを通り越して、誰か真実を知っている人でもいるのだろうかという気持ちだったんだ。」


 すると、母親の小染朱音こそめあかり、本名 コリン・リローメリ・メリカテルは、

「そうね。本当にその名前もそうだし、美のエキスを飲んで若返って、モデルになるって、そのモデルの名前が、コスメスって、本名に戻ってきたのは、本当に焦ったのよ、2人とも。こんなの偶然にしては、出来過ぎてるって。」


 すると、コスメも、

「そうよね、だけど、私だって、今、ここで、モデル名が、一周回って、本名だったなんて、私、どれだけ驚いたと思ってるのよ。」


そう、皆で言いながら、笑い合ったのだった。


 すると、改めて、コスメから、

「ねえ、お父さん、そうしたら、本当の両親のこと、たとえば、写真とかは、見ることできないかしら。2人とも、コトールルミナス人なら、もはや、生きてはいないけど、、、。」


 すると、母親のコリンから、

「それならね。残念ながら、お父さんの方は、無理だけど、お母さんなら、美の極みの称号をもらっているから、母国に帰れば、おそらく、美の歴史の間に行けば、お母さんの写真が飾られているはずよ。」

「そうなのね。だったら、私、コトールルミナス国に、なんとしても、一度行ってみたいわ。そしたら、オービスに話して、現在の管理官に伝えてもらえないか頼んでみるわ。」


 すると、オービスから、現在の管理官に、その願いは伝わって、残念ながら、記憶こそないが、とうとう母国へと約40年の時を経て、帰国することができた。もちろん、そこには、40年ぶりとはいえ、初めて見る、祖国の景色と、祖国の人々。


 コスメは、何回も話しに聞いていたことであったが、そこにいる、初めて見たたくさんの女性たちは、もうほとんどが信じられないほどの美貌を持つ人たちであり、これこそが、世界最高峰の最強美人の国なのだと、改めて、その目で見て、実感するのだった。


 そして、管理官自らが出迎えてくれた。その管理官は、コスメが最初に初対面で会ったのち、すでに、2人は、寿命を迎えて消えていて、新たな3人目となっていた。

「ようこそ、歓迎するわ。日本とは、様々なことがありましたね。さあ、こちらへ、ご案内しますわ。」


 そこは、白い宮殿のような印象の建物。大理石のような、また、そうではない別のもので出来ているのかと思われる、もしかしたら、日本や他の国にはない鉱物で作られているのかもしれない。


 しかしながら、とても、高級な印象の、その建物は、管理官がその大きな扉に着いて、扉の左側にある液晶のようなパネルに向かうと、不思議な心地よい音と共に、扉が青く光って、ゆっくりと開いていった。

「さあ、どうぞ、お入り下さい。」

そう言うと、2人は、中に進んでいく。しばらく進んでいくと、再び、今度は、普通の大きさの扉があり、そこは、管理官が手動で開けた。

「さあ、ここが、美の歴史の間ですよ。ここに、コスメスのお母さんの写真が飾られています。」

ゆっくりと入っていく2人。

「お母さんのお名前は、フェリメス・マキエル・エカテリーナ、ですよね。そうすると、今から、50年近くさかのぼりますね。最近では、美の極みの称号を与えられる人も、多少多くなってきましたが、当時は、本当に少なかったですね。」


 ゆっくりと、中を進んでいくと、約30年以上前の人たちの登録者の当たりに入ってきている。

「もうそろそろだと思うわ。」


さらに、進んでいくと、やっと40年前の登録者に行き着いた。すると、先に、管理官が、その名前を確認した。


「ありましたわ。フェリメス・マキエル・エカテリーナ、なんと、ここ何年かは、該当者がいなくて、とてもその価値が高かったのですね。」

言われても、コスメは、すぐにはわからなかった。そして、やっと、その名前を見つけ出した。ところが、その名前から、その写真をみたコスメは、驚きのあまり、言葉を失った。


「ええっ!!うそ、うそでしょ!!」


 その写真は、日本でたった2年だけで活動していた、コスメが尊敬する伝説のモデル アリステアであった。


「こんなことって、、、こんなことってある!!」


 すると、その写真を見ていたら、幼い頃見ていた母の顔の記憶が、奇跡的によみがえり、一致した。なんともなつかしい気持ちと、嬉しさと、そして、悔しさがこみあげてきた。すると、涙が出てきて、止まらない。


「まさか、お母さんが、あの、アリステアだったなんて、信じられない!」


「ああ、記憶が、、、記憶が、よみがえってきたわ。本当に、それは、私のお母さんよ、私の大好きだったお母さんよ!」


 隣りで、管理官も感無量の表情で、

「よかったわね。あの頃の記憶が、よみがえって、本当に、再会できたのね。」

「あの時、、、あの時、私が、あの実さえ食べなければ、お父さんにも、お母さんにも、余計な心配をかけずに済んだのに、、、こんなことには、ならなかったのに、、、。私が、勝手に研究室に入ったばかりに、、、、あの実を食べたばかりに、、、、、ごめんなさい、お父さん、お母さん、、、ごめんなさい、、、。」


 コスメは、思わず、膝から崩れ落ち、しばらく、涙がとめどなくあふれて止まらず、その写真を見つめていた。


第2章は、今回で、終了です。次回から、第3章が始まります。新たなる、予想外の展開に、どうぞご期待ください。

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