10-12 コスメ・小染真希の秘密12
それから、新しい両親、小染夫妻は、コスメスを、いや、真希をとても可愛がった。小学校に通い始めた真希、
そして、高校生になったコスメス、いや、真希は、その頃から、メイクにとても興味を持ち、女性がメイクをすることは、決して、本当の自分を偽ったり、別の自分にみせるためではなく、自身の魅力をよく綺麗にみせたり、その魅力を際立たせてみせることができることなのだと、メイクにとても興味を持って勉強を重ねた。
もともと、コトールルミナス人であるが故の記憶力は、他国の人々の10倍以上であることも手伝って、勉強を重ねるほどに、その方面で頭角を表して行った。そして、やはり、コトールルミナス人としての、その血によって、女性をより綺麗にみせることが、とても大切なことだと思うようになっていたのだろう。
真希は、ついに日本国内でも名だたるメイクアップアーティストとなり、ついには、世界へ進出し、その世界大会へ出場する。すでに、国内において、その方面では、真希の名前は、もはや、その、小染という苗字から、コスメ、という異名がついて、その業界では知らない者はいない。
メイクアップアーティスト世界大会に、初出場にて、もうすでに、その優勝は誰の目から見ても、間違いなかった。しかし、同様にアメリカより、出場している女性が、その世界での大物の娘であったことから、裏工作をされて、真希は、次点となり、優勝を逃してしまう。
そのことに憔悴した真希は、メイクアップアーティストを引退して、モデル事務所を開くことになる。やはり、メイクアップアーティストといい、次の、モデル事務所といい、興味を深く持つものは、女性の美にまつわるものが多く、女性の美をもっとも追求する国の血が流れていることを語っているかのようであった。




