Day 1-peace day
第1章です。
ついに始まりました。
まぁ……またしばらく更新できないかもしれませんが(おいおい)。
「ん……」
目覚めは最悪だった。
「また……あの夢か」
ここんとこ毎日見る、親父の夢。
親父が、小さい女の子に殺される。
そんな、ありえない夢。
「……まさか、親父があんな子に殺されるはずねぇよな。それに、あの子は……」
夢に出てくる女の子。
その子は、前に俺の家に住んでいた女の子だったと思う。
その頃の記憶はあんまり覚えていないけれど、確か九日間だけ、この家に女の子が住んでいた
こともあったような気がする。
まぁ、それこそ今となっては昔の話となってしまうのだが。
「……だとしたら、親父はどうして死んじまったんだ?」
俺の親父は、殺された。
犯人は、未だに見つかっていない。
「母さんはショックで死んじまうし、残されたのは俺一人。広い家に俺一人だけ残されても
仕方ないんだけどね。ま、のんびり暮らせる分にはいいってことか」
母親も、親父が死んだことが来てしまったのか、若くして病死した。
今では、この広い家に一人暮らしだ。
金の方は、爺さん達がなんとかしてくれるから問題ないし、遺産も随分と残ってるから、
安心して学校には行けるのだが、こうして親の脛をかじっていて本当にいいのだろうか?
……家事全般は、自分でやる羽目になっているが。
まぁ、そこまで言うんだから屋敷かなんかに住んでいるのかと思うだろう。
実はそうでもない。
赤い屋根の2階建ての一軒家だ。
まぁ、一人暮らしで使うような広さじゃねぇことだけは確かだな。
言い忘れていたが、俺の名前は卯木神深夜。
変な名前だけど、よろしく。
「深夜〜」
「ん?」
外から俺を呼ぶ声が聞こえる。
多分、俺の幼馴染の、大場香華だろう。
……って、あいつが俺を呼びに来たってことは……。
「……やべぇ。時間が、ねぇ……」
現在、8時00分。
制限時間、20分。
学校までは走れば2,3分で着いてしまうが、俺は着替えてもいないし、朝食も食べてない。
「絶対絶命だぜ!!」
そこからの俺は頑張った。
着替えから食事まで、わずか5分。
急いで用意を済ませ、外に出る。
「遅い!!」
「悪い悪い。寝坊してたみたいだ」
「まったく、どうしてアンタは一人暮らししてるくせして成長という言葉を覚えないのかしら
ねぇ?私がいないと何も出来ないじゃないのよ」
「一応、掃除洗濯食事の支度、家事の基本は出来るがな」
「……とにかく、走るわよ!!」
「おう!!」
結果的に、学校には間に合った。
そんな、平和な日常が、今日も始まろうとしていた。
「ふぅ」
学校に着いた俺は、息をつく。
まぁ、遅刻は免れた。
後はゆっくり教室に入って行っても大丈夫だろう。
(ギン!!)
(ゾクッ!!)
「……え?」
どこかから殺気を感じる。
その正体は、不明。
「……気のせい、か」
「どうしたの?早く行くわよ」
「へいへい」
とりあえず教室に入ることにした。




