ビィのショートターン!
ナ『ビィさ……』ぶつっ
ビ「また、紹介ですか? この前やったばかりでは?」
ナ『いえ、今回は一人ずつこまか……』ぶつっ
ビ「私だってそんな暇なわけではないんですよ?」
ナ『それは重じゅ……』ぶつっ
ビ「でしたら一回限りにしてほしいものですね……?」
ナ『すみませ……』ぶつっ
ビィ
外見、群青髪氷目。身長、魔王より高め。髪は頭の上半分くらいを束ねている。上着まできっちりと着こなした使用人服。とっても美人。
性格、慇懃無礼? 叱るときはつい言いすぎるもよう。モーブだけは全然へこたれない。魔王は敬われていないと思っている。本気で怒らすと怖い人。
趣味、手芸、特にぬいぐるみづくり。
好きなもの、(モーブ)、モーブのお菓子、紅茶、コーヒー、(意外と可愛い物が好きとかいう噂アリ)。
嫌いなもの、徹夜、ベットから出るときのあの気怠い感じ、朝食にラーメンとか重いもの食べるやつ。
氷の君。口調も外見も氷。
以上。
ナ『私に喋る隙をお与えくださいぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!』
ビ「うるさいですね。私はこれから書類をまとめなくてはいけないんです。あなたなんかにかかわってる暇などありません」
ナ『ばっさり!! 流れるような口調でバッサリ行きます!! ぐっ、頑張れ、私のメンタル!』
ビ「頑張らなくてよろしい。いえ、頑張るのでしたら私のいないところで勝手に頑張っていてください」
ナ『取りつく島もない!! くっ、こうなったら最終手段です!!』
ビ「なんです?」
ナ『モーブぅぅううううううううううううううううう!!』
モ「なんですかぁ?」ぱたぱたぱた
幼稚園くらいのミニモーブ。
モ「あ、オジサマぁ~!!」ぱぁぁぁあ
ビ「も、モーブ?」
ナ『説明しましょう! 小さくなったモーブは無警戒に、いつも以上になついてきます! そして、ビィさんにべたっべた!! ビィさんも、ミニモーブにはあまっあま!! なんか、昔ビィさんの家に行儀見習い? に行っていたようで、その時になついたようです。そして、この時のモーブはちまっこくてかわいいんです! 耳も尻尾も全開です! 感情がダイレクトに伝わってます!! 皆メロメロ! 敵なしです!!』
モ「オジサマ! 僕も、い、いんたびゅぅ? します!!」
作『あ、本当はセリフひらがな表記なんですけどね? 元々はですね? でもですね? もう、面倒だし読みづらいなぁ、と思いましてね? もう、漢字でいっか! な感じでお送りいたしております、はい』
ビ「え、えっとですね……?」
モ「ダメですか……?」うりゅ
ビ「そ、そう言うわけじゃないのですが……」
ナ『ビィさんがどもっております! ふっ、ミニモーブに翻弄されるがいいわ!! そんなビィさんも素敵ですからぁ!!』
ビ「……」いらっ
ナ『おっと……口がすべ……』ぶつっ
モ「じゃぁ、いいんですか!?」ぱぁっ
ビ「え、えっと……」
モ「……」うりゅっ
ビ「……ほ、ほら、モーブ、一緒にあっちに行きましょう?」
モ「うぅ……」うりゅりゅりゅ
ビ「い、一緒にお菓子でもどうです?」
モ「お、お菓子……お菓子っ!!」きらきらきらきら!!
ナ『あ、あれ……?』
ビ「では、行きましょうか。あんなの放っておいて」ぼそっ
ナ『!?』
モ「ハイっ!! お菓子、お菓子っ♪」
ナ『え、ちょ……』
ビ「モーブの好きなクルミのケーキでも作ってもらいましょうか?」
モ「はいっっっ!!」ぱぁぁぁぁああああああ!!
ナ『おっと、モーブの喜びように花の幻影がちらつ……じゃなくて、ビィさん!? 紹介は!?』
モ「ぅ?」こてん
ビ「何も聞こえません、何も聞いてません」
ナ『え、酷くないですk……』ぶつっ
ビ「行きましょう行きましょう」
ナ『え、ちょ、ビィs……』ぶつっ
ビ「ではこれで失礼します、読者の方々」
モ「さようなら!」
ナ『え、それ私のしごt……』ぶつっ