スナイパーのターン!
スナイパー
外見、ピンク髪茶色目。身長、(自称)百五十。ウサ耳ツインテ。いつもはゴスロリだが、“仕事”時だとシンプルな服になる。
性格、女の子女の子。見た目はサバサバ系JS、中身は一応成人、その名も、スナイパー!!
趣味、可愛い物集め、ネイル。
好きなもの、ピンク、リボン、フリル、可愛い物、モーブのお菓子、抹茶系お菓子。
嫌いなもの、チーズケーキ、ちび扱い、バッタ、砂扱い、減給。
話し方、元気系女の子女の子な感じ。
以上。
ナ『魔王と勇者デート前日、ピンクルームにて。あ、ピンクルームというのは、ピンク(スナイパー)の部屋、という意味と、めっちゃピンク! な部屋という意味です』
ス「悪いか」
ナ『いいえ、別に?』
ス「……」
ナ『あ、中身はいわゆるピンクな姫部屋をご想像くださいね。……と、そこに訪問者アリ』
勇「す、スナイパー!」
ス「え、勇者?」
勇「あ、明日、何着てけばいいか相談に乗ってくれないか!?」
ス「何? なんかあるのー?」
勇「実はかくかくしかじか……」
ス「……」
勇「スナイパー?」
ス「よしっ!! 勇者をキラッキラのぴらっぴらの女の子女の子した可愛いあたし好みのギャルにしてやんよ!!」
勇「それはやめてくれ!!」
ス「大丈夫! そこら辺の男なんて骨抜きっ! くらいにして見せるわ!! やるわよー!!」
勇「やっぱり盗賊に頼めばよかったかー!?」
ナ『という様な事がありましたが、ちゃんと勇者に似合う様な清楚系春コーデに……』
ス「あたしをなんだと思ってんのよ……」
ナ『……』
魔「わり、遅れた」
勇「別にそこまでじゃないぞ?」
ス「ふふふ……」
ナ『初々しいカップルのような二人を、遠く離れた物陰でのぞk……いえいえ、見守っているとてつもなく怪しい不審者一人』
ス「誰がとてつもなくよ! 不審者よ!」
ナ『怪しいという自覚はあるようですね、それは何より……』
ス「……ナレーのくせに、生意気ね……」
ナ『ロリに凄まれてもあんまり怖くないっ!』
ス「なんですってぇ!!」
ナ『きゃー、こわーい』
スナイパー、仕事着、カーキ色のトレンチコートに同色のキャスケット、黒のニーハイソックス。仕事時にはサングラス着用で、髪は低い位置で二つ結びにしているが、今はサングラスはなく、髪はキャスケットに全部押し込んである。
ス「あ、遊園地に入った! ほらナレー、行くわよ!」
ナ『いや、私はあっちでも仕事が……』
ス「どっちにしろ遊園地じゃないの! い・く・わ・よ!!」
ナ『はーい……って、なんで私尻にひかれてるんです!?』
ス「な・あ・に?」
ナ『……いえ、別に……』
ス「あ、いいなぁ、ジェットコースター……」
ナ『尾行者は見失うと大変ですから乗り物に乗ることはできません。残念ですね』
ス「ホント残念ねー、また今度みんなで来ようかしら……」
ナ『優待券とか盗賊にもぎ取ってもらってみてはどうですか?』
ス「あ、それいいわね! ……それにしても暇だわー、アイスでも食べようかしら……」
ナ『あれ結構並びますもんねー、いいんじゃないですか?』
ス「よし、ピーチ味くださーい!」
店員「毎度ー」
ス「最近、昼は暑いくらいね……」
ナ『そうですね、着々と夏に近づいて行ってますよ……?』
ス「……いやねー、イベント多いのはいいけど……」
ナ『そうですねー……』
~数十分後~
ス「あ、出てきた! いくわよ……って、ぐえっ!?」
首根っこひっつかまれたスナイパー。
ス「なにすっ……って、盗賊じゃない!!」
盗「やぁ、スナイパー?」
片手にソフトクリーム、片手にスナイパー、男バージョン盗賊。
ス「こんなところで男一人で何して……って、勇者の尾行か」
盗「君みたいに言わないでもらえる? 僕は今日はエミリーちゃんとのデートだよ。リニューアルだから行こうって強請られて。勇者と会いたくなかったから行きたくなかったんだけど、可愛い女性の頼みは断れないからね」
ス「ウソでしょ!? あんたが勇者の尾行しない!? アリエナイ!!」
盗「……君ねー、僕を一体なんだと……」
ス「勇者大好きっ子でしょ!?」
盗「……否定はしないけども、今回はしない。それと、君もやめてあげて」
ス「何よ!? あんた、いつも尾行、というより、邪魔? してたじゃない!!」
盗「……否定はしない」
ス「じゃぁ……」
盗「でも、ダメ。今回だけはダメ。今、君見つけて、だから僕は注意しに来たの。せっかくのデートで、エミリーちゃん放っておいてね?」
ス「なんでよ!! 意味わかんない!!」
盗「わからなくてもいいよ。でも、ダメ」
ス「り・ゆ・う!!」
盗「……今回は真剣ってことだよ。邪魔しちゃだぁめ」
ス「それじゃあ理由になってないじゃない!!」
盗「詳しいことは僕からは言えない」
ス「じゃぁ……って、勇者、どこ!?」
ナ『いつの間にか見失った勇者と魔王の姿』
ス「ちっ、放せ!!」ばたばた
盗「わ、ちょ!?」
ス「ダメって言うならあんたは一人で何も見ないでいれば!? あたしは行くから!」
盗「待てっつってんだろ!?」
ス「スキル発動!!」
盗「あ、こら!!」
ナ『スナイパーはスキルを並行して発動し、盗賊から逃げおおせました……。あ、勇者はその後、近くのショップにて発見。あまり離れていなかったため、すぐに見つかりました。そして尾行され続けました』
勇「ごめん!!」
魔「勇者!?」
ナ『遠くで何かがあったと思われる二人の姿。それをのぞk、ではなく、見守っていたスナイパー』
ス「……」
ナ『ちょ、ちょっと!? どこ行く気ですか!?』
ス「ちょっと魔王をぶん殴りに……」
ナ『ダメですダメです!!』
ス「だって勇者泣いてたじゃない!! 話は聞こえなかったけど、泣かすって……何言ったのよ、あのバカ魔王は!!」
ナ『だからって乱入禁止ですよ!! 盗賊さんもなんか言ってたでしょう!?』
ス「だからなんだって言うのよ! 友達泣かされてそのままなんておかしいわ!!」
ナ『でーすーかーらー!! ダメなものはだめです!! だいたい、そういうのは当人同士で何とかするものでしょう!? 第三者が入っても余計悪化しますって!!』
ス「だけど……」
ナ『ね、もう少し見守りましょう、ねっ!?』
ス「……分かったわよ……」
ナ『と、何とかスナイパーを私がなだめ……って、これナレーション辛い!』
ス「その後、勇者と魔王が仲直りしたのか、二人仲良く手をつないでどこかへ行ったのをまた尾行するあたしとナレーだった……」
ナ『つらいからって、仕事とっちゃいやー!!』
ス「あんたが悪いわ」
ナ『妖精の花園に続く森の入り口』
ス「森? なんで? まぁ、いっか、って、ぐえっ!?」
盗「よくない」
ナ『またもや首根っこつかまれたスナイパー。つかんだ盗賊!』
ス「またなの!?」
盗「それはこっちのセリフね?」
ス「なんなのよ邪魔しないでよ!!」
盗「はぁ、もういいよ諦めたよ……」
ス「じゃあ放しなさいよ!」
盗「待って。話聞いて。……ここ、妖精の森なんだよ。道間違えたら、人間の君なんかあっという間に殺される」
ス「はぁ!?」
盗「道は俺がわかってるから、もう少し後で行こう。ばれないように?」
ス「……あんた、最初からここに来るってわかってたの?」
盗「まぁ、遊園地で告白なんて、魔王にできるとは思えないからねぇ……」
ス「告白ですってぇ!?」
盗「そ。真面目に真剣モノ。だから邪魔しないようにしたかったんだけど……」
ス「バカ! そういうのは一番祝福しないとダメでしょ!?」
盗「へ?」
ス「何してんの、さっさと案内しなさいよ!!」
盗「え、あ、は、はい……?」
ナ『押しの強さに戸惑う盗賊だったが、少しの間をおいて歩き出した……』
ス「……そういえば、エミリー、だっけ? 彼女さん、どうしたの?」
盗「彼女? ……あー、あの子ね、本物の彼氏さんと今頃アツアツじゃない?」
ス「……ハ? 振られたの?」
盗「違いますー。あれだよ、彼氏さんの気を引きたいから彼氏(仮)になって、みたいな?」
ス「……それもどうなのかしらねー……」
盗「悪かったね。っと、もうすぐ着くよ?」
勇「私でよければ、喜んでっ!!」
からの、
魔「はははっ」
勇「なんなんだも―!!」
ス「よかった、勇者……」
盗「……」
ス「なにしてんの、盗賊? さ、祝いに行くわよっ」
盗「僕は……」
ス「行くの!!」ぐいっ
盗「わ、ちょっと!?」
がさがさっ
魔「誰だ!!」
ス「やっほー!! 出来立て甘々カップル!!」
盗「や、やぁ、魔王、勇者……」
勇「スナイパー!? 盗賊!?」
盗「え、えっと、ごめん……」
ス「何よ! 祝福しに来てあげたんじゃないのよ!! おめでとう!!」
魔「おー、そっか、やっぱ来るよな……」
ス「それがね、盗賊、あたしに尾行やめろとか言ってきて! 自分もしないつもりだったのにとか!!」
魔「え、お前、本当に来ないつもりだったの!?」
盗「お邪魔しちゃ悪いかなーって……」
勇「いつものことじゃないか……だったら最初からするな!!」
盗「……ごめん……」
勇「? 今日はいつになくしおらしいな? 何かあったか?」
盗「いや、なんでもないよ……?」
ナ『悲しい笑顔が辛そうですが?』
盗「うるさいなー……」
ス「どうしたのよ盗賊!? いつもだったら、ユシャちゃぁーん!! おめでとー!! とか言って抱き着いてるのに!?」
盗「それ今ここで俺がやってもいいのかね……?」
魔「やめてくれ切実に」
ナ『盗賊、現在男バージョン』
盗「いや、やっぱやる、ごめん魔王!!」
勇「え、えぇ!?」
魔「え!?」
盗「勇者っ、俺やっぱあんたのこと好きだわ! ちゃんとした彼氏できるし、べったりしないようにとか、そういうのも思ったけどさ、やっぱさ、ダメだよ!!」
ス「ちょっと盗賊!? 男バージョンでそれはいろいろだめだから!?」
盗「なんだよ! 我慢してたのにぐいぐいいったの君だろ!?」
ス「えー!?」
勇「ちょ、ちょっと、盗賊……?」
盗「俺の好きは多分恋愛感情の好きじゃないと思うから別にいいんだけどさ!? でもさ、やっぱさ、彼氏だからって、勇者独占なんてさせないからね!」
魔「それはないだろ!! させろよ独占!!」
盗「俺は勇者が好き! それだけは絶対に譲らないし、譲ろうとも思ってないから! 想うのは勝手でしょ!?」
勇「……」
魔「やめろよ! 勇者は俺んだ! 大体お前一応女だろ!?」
盗「性別なんて関係ないね!」
魔「ふざけんな!!」
勇「…………」
ス「……勇者」
勇「……なんだスナイパー」
ス「……なんかごめん……」
勇「……ふっ、今に始まったことじゃないさ……」
ス「……そう……」
勇「……ふふっ……」
ス「……勇者ー、目が、目が逝ってるわよー……」
勇「ふふふふふふふふふふ……」
ス「ゆーしゃー……!」
ナ『と、いうことでして……まぁ、これ、コメディーですしね、勇者のターンのげろ甘っっっ!! な感じでは終われないわけですね……ってな感じで今回、そして、勇者の恋編、終っていきたいと思います! 読んでくださった皆様、ありがとうございましたー!! これで一応主要メンバーのターン終わりです! 毎回こんな感じでぐだぐ、ダーッ! とやっておりますが、よろしければ、これからもよろしくお願いしまーす!!』




