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エブリデイ・オブ・魔国  作者: 盗賊
 
1/66

紹介~一応朝食の席にて~

『貴方方は知っているだろうか? 人間の闇に潜む魔の世界に……』


 「ちょっといいか、勇者……?」


『そう、物語の舞台、ここは魔国。人間の世界に隣り合う、魔王が治める魔族の国……』


 「ん? どうした、魔王?」


『ここはいわゆる、魔王と勇者のゲームのような世界、と言えば分っていただけるだろうか?』


 「ちょっと、な……」


『人間がいて、魔族がいて、魔物がいて、妖精などがいる。そんな世界だ』


 「勇者、今から真面目な話をする。茶化すなよ?」


『最近では、魔国と人間の国、人間と魔族は手を取り合い始めた』


 「あ、あぁ……」


『それでも、完全に争いは絶えることはない。表面上の平穏。その中で……』


 「勇者……お前が好きだ。結婚を前提に、付き合ってほしい……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「勇者?」

 「わ、わわわ……」

 「?」

 「私でよければ、喜んでっ」

 「勇者……!!」


『これは、人間の希望、勇者と、魔族の王、魔王の、許されざる、禁断の恋の物語……』


「などではもちろんなくぅ……!!」

「って、おい、なんだあの前振り!?」

「え? 事実じゃん?」

「だ、ダダダダダダだ誰がっ!」

「よし、分かったからいったん落着け勇者? リズムを取るな?」

「っっっ!!」

「よしよし」

「でも、告白して付き合うのは事実でしょ?」

「そ、そそそ、それはだなぁ!!」

『はいはいはいはい、お二人さん? せっかくの雰囲気台無しにしないでくださいよ?』

「誰のせいだ誰の!!」

「えぇー? なんでこっち指さすのぉ?」

『さて、仕切りなおしますよー。一回ぶっつんきりますね?』

「え、ちょ、」ぶつっ

「最初からこれかy」ぶつっ


『はい、どうも、改めまして。はじめましての方、はじめまして。私、司会進行を務めさせていただきますナレーターです。詳しい紹介はされるか謎ですが、また後ほど……』

「はい、どうも、しょうがねぇからまた来てやったぜ! という、『魔国の日常』からの心の広い方、またお会いしましたねっ! 私、勇者パーティの盗賊と申しますが、紹介は後ほどとさせていただきます」

ナ『これが初見だぜぇっ! という方もできるだけ楽しめるように、『魔国の日常』しか知らないような内容でしたら私が説明を挟もうと思っていますので、皆さん楽しんでいってくださいねっ!』

盗「と、いうわけでして、まずは紹介、行きますよー! 完全見切り発車ですので、魔国はいつもグダグダ。ということだけは覚えていてくださいねっ」

ナ『大半は内容ない感じでぐだっております。それが魔国!!』

盗「それでも御付き合いしてくれたら作者が泣いて喜びます! 作者が!! 泣いて!! 喜びます!!」

ナ『そこ強調してどうしたいんだかわかりませんが……、ここの会話を見てぐだってんなー、この調子かー、しかもなんかテンションたけー、うわー、等と皆さんにわかっていただければ幸いです!』

盗「幸いなのか? しかもうわーって……まぁ、いいか……はいっ、今度こそっ、本編いっきまーす!!」

ナ『はいはーいっ!!』


ナ『薄暗い部屋、天蓋付の大きなベッドに、その部屋の主はいた……』

?「魔王様、朝食の支度が整いました……」

 カーテンを引き、部屋の中に光を入れながら魔王の側近が告げる。

魔「後五分……」

?「え、えっと、あの……!?」

魔「いいじゃねぇか、早朝の仕事とかねぇはずだし……」

?「いや、でも朝ごはん食べないとだめですよ!?」

魔「食欲あんまねーからいいや……」

?「体に悪いですって!!」

魔「でもねみぃし……」

ナ『ちょっと起きてくださいよ魔王!! せっかく厨二テンションに戻したのになんであんたがぐだらせるんですか!?』

魔「るせぇ。もともとはお前らが率先してグダグダにしてんだろうがよ……寝かせろよ……」

ナ『このいつまでも布団から出てこようとしないだらけた男が、今代魔王です』

魔「え、この状況で紹介!?」

ナ『血のように真っ赤な髪は寝癖でぼさぼさ。闇のような漆黒の瞳は細められ、寝起き特有の目つきの悪さで私をにらんできます。おお、こわっ』

魔「最後聞こえてんだよ。そういう悪口は人の見てねぇとこでやりやがれ……ふあ~」

ナ『大きなあくびも見てないとこでやるべきかと……』

魔「るせぇ」ごそごそ

ナ『お、やっと起きだす気になりましたね!?』

?「あ、支度手伝います!!」

魔「さんきゅ。モーブ」

?改めモ「いえ! そんな! 当たり前のことですから!!」

魔「あー、ねみー……」

 魔王:レベル八十七。性別、男。種族、王族。職業、魔王。見た目年齢、二十三。

ナ『このヒト、“魔王”らしくない魔王として有名です。……魔王様?』

魔「あぁ?」

ナ『世界征服するとしたら、その時のマニュフェストは?』

魔「俺が世界征服したあかつきには、争いが起こらねぇように全国統一します」

ナ『わー、すごーい』

魔「棒読みやめろ」

 服装、黒い魔王に相応しい豪華な服。特徴、魔族の尖った耳(魔族というよりかは人間以外は全員尖った耳。なので他は略)。左耳にピアスを何個かつけ、チャライ。

魔「チャラくねぇよ!?」

ナ『口癖はだりぃ、ねみぃ、メンドくせぇ。のくせに、初期設定ではボケとして暴走役のはずだったが、今ではいいツッコミ役お兄ちゃんです』

魔「それだけはなんかずっと納得いかねぇんだよな……」

モ「はい、終りました! 食堂行きましょう!!」

魔「おー」

ナ『やっと朝食です……』


盗「おっそーい!! マオマオ!!」

魔「なんでお前は俺より先に食事してやがんだ!!」

ナ『朝日が降り注ぐ、真っ白のテーブルクロスが眩しい食堂。その上にはおいしそうな料理の数々。そして、もうすでにデザートを食べている盗賊の姿……』

盗「魔王が遅いのがいけないんじゃないのよ!!」

魔「いや、ここ俺の城! 俺魔王様! なんでお前に指図されてんの俺!?」

盗「もぐっうりゅ、もぐもぐ……さいのよ!」

魔「なんか食べながら話すのやめろ! それと何さきに食ってんだよ!!」

盗「マカロン?」

魔「そう意味じゃねぇけど……はっ!! 俺の分は!?」

盗「あ、ごめーん、これ最後だったみたい。ぱくっとな」

魔「最後と言いつつ食うやつがあるかぁぁぁああああ!!」

ナ『うーん、魔国の日常の方でもこんなことが……』

盗「やほやほ~、ナレーちゃん」

ナ『さて、魔王よりも先にデザートを食していたこの人、勇者パーティで、キャラの濃い謎の人、盗賊です』

盗「みなさーん、以後お見知りおきを~」

ナ『雪のような白銀のゆるく波打つ長髪に、瞳は翡翠で、今は意地の悪いニヤニヤ笑いが浮かんでいます』

盗「おや、意地が悪いだなんて、失礼しちゃーう」

魔「事実だろ?」

盗「酷いっ!!」

 盗賊:レベル八十五。性別、(一応)女。種族、(一応)人間。職業、盗賊。見た目年齢、二十一。

ナ『この人は、これぞ謎の人って感じで、キャラが統一してません』

盗「一人称すら統一してないしね……とりあえず僕が多め、次は俺とかあたしとか私とか? あ、男バージョンであたしとかは言わないわよ? ……結論。まぁ、よくわかんないねぇ」

ナ『そして、一応、が多くつきます』

盗「元々女としては生まれてきたけどさ、呪われて、男女どころか獣人としてでも変化できるしね!」

魔「それただの変身じゃねぇのか?」

盗「さぁ? 違うはずだけど。まあ、色々あるってことさね!」

ナ『キャラ濃いです!! そして、盗賊でありながら魔法を使ったり、色々な職業のスキルを並行して使ったりと、謎の人! まぁ、この辺もおいおいわかっていただけるでしょうか?』

 服装、黒いフード付のローブ風ワンピース。特徴、人間の丸耳(人間は先が丸い。なので他の人は略)。少したれ目で左目の下に泣きぼくろ。体型はグラマラス。

盗「あ、今紹介されたのが初期設定で、説明ないときは大体この姿。何か変わってきたら説明が入ります。だから俺はよく説明されちゃうんだよねぇ。姿とか服装もコロコロ変えてるから」

ナ『謎の人はめんどいのです』

魔「まったくだ。……って、あれ? 勇者は?」

盗「お隣のおばちゃんが腰わるくしちゃって、そのかわりに買い物行ってる」

魔「……パシリか!!」

 ばぁぁん!!

 「誰がパシリか!!」

ナ『扉をけ破らん勢いで食堂に飛び込んできた、この人が勇者です!!』

勇「あ、あぁ、どうも。勇者です。遅れてしまって申し訳ない」

ナ『金糸のようなサラサラの髪は、キノコをオシャレな感じに伸ばして崩したような髪型。瞳は夏のすっきり晴れた青空』

勇「キノコいうな!!」

ナ『うるさいですねー』

 勇者:レベル五(笑)。性別、女。種族、人間。職業、勇者。年齢、二十四。

勇「レベルに笑いをつけるな!!」

ナ『スルーでーす』

勇「おい!!」

ナ『あー、この話は『魔国の日常』から五年後の設定なので、勇者の歳は二十四なのですぅ』

勇「……なんか、もう、だいぶグダグダっとしてないか? 今更五年後とか……」

ナ『グダグダというよりダラダラですかねー……』

勇「あまり変わらないじゃないか!?」

ナ『最初の厨二のノリに命懸けすぎてこっち手抜きになり始め……』

盗「ちょっとナレーちゃん!? 裏事情! それダメなやつ!!」

魔「てか、もともとぐだだらな魔国だろ?」

盗「いえ、そうなんですけどね!?」

 服装、青いシンプルな騎士服に、細身の剣を帯剣。特徴、オサレキノコ。体型、まな板。

勇「紹介もぶっちぶちだし……って、キノコから離れろ!! それからまな板いうな!!」

魔「てか、もうだいぶ伸びてセミロングみたいになってるけどな?」まな板はスルー

勇「だよな!? ……魔王? 体型の方h」

盗「でもからかうネタがなくなるのでキノコのままですよー」

勇「何故だ!! って、妨害をするn」

ナ『そして完全なツッコミ属性です』

勇「話を聞け!!」

 「諦めなさいよ勇者」←

勇「大体な、私はレベルのとこも抗議し足りないぞ!!」

 「え、勇者?」←

盗「いつものことじゃない。最弱勇者レベル五www」

 「え、ちょ、あの聞いてー?」←

魔「てか五年もたってたのに……よわっwwwww」

 「ねぇー!?」←

ナ『でも最初よりはだいぶ進歩しましたよ? 一レベから、よくぞここまで……うぅっ……』

「いい加減にしなさいよ! ここまでがん無視ってどういうことなの!?」

皆「あれ? いつからいた?」

 「……ずっと、いた、わよー!!!!!!」

ナ『こちらスナイパー、今のように完全なるスルーキャラです」

ス「スルーキャラって何!? 酷いじゃないのよ!!」

魔「事実だろ?」

盗「事実でしょ?」

勇「じ、事実じゃないのか?」

ス「あんたら……鬼悪魔人でなしー!!」

ナ『ウサギ耳のようないちごミルクのツインテを振り回し、大きなキャラメル色の瞳を怒りに吊り上げております。あらまぁ……』

ス「あらまぁ、って、あんたらのせいでしょー!!」

 スナイパー:レベル五十七。性別、女。種族、人間。職業、雇われスナイパー。年齢、二十一。

 服装、ゴスロリ。髪には黒のリボン。ふりっふりのびらっびらのきらっきらのごてっごてのろりっろりのぶりっぶり。特徴、ちっっっっっっっっさい。体型、ロリ。

ナ『この話最小ということだけを覚えて帰ってくださいね』

ス「なんでそこだけなのよ!! 小さいを強調しないでよ!!」

ナ『百四十センチくらいですか?』

魔「ちっせぇなwww」

盗「二十歳こえてんのにねwww」

勇「……w」

ス「こらー!! 笑ってんじゃないわよ!! それと勇者! さっきはフォローしてあげたのにスルーってどういうことよー!!」

勇「え、あ、い、いや……気が付かなくて……」

盗「小っちゃいもんねっ」

魔「wwwww」

盗「wwwww」

ス「お前ら、ホントいい加減にしろー!!」

魔「あ? 雇い主誰だと思ってんだ? 直属の上司に向かってそんな口きいていいと思ってんのか? あ?」

ス「う、ご、ごめんなさーい……」

ナ『スナイパーは魔王に直接に雇われております。意外と業界ではそこそこの知名度を誇っているらしいのですが……この面子にかかればただのギャグキャラです』

ス「何よその言い方ぁぁあああ!!」

勇「え、スナイパーってそんなに有名なのか?」

盗「勇者より余裕で強いし、暗殺者ではかなりの上位らしいぜ?」

魔「……知らんかった……」

盗「雇い主のくせに……」

ナ『魔王は優しいですから、暗殺の依頼なんて頼みませんよ? ではなぜ雇ったのかというと、まぁ、その辺の過去も追々……やるんですかね!?』

ス「やらないの!?」

盗「やんないの!?」

ナ『予定は未定……』

ス「ちょっとぉ!?」

盗「僕の呪いの話とかもかかってんだから、ちゃんとしなさいよ!!」

ス「あんたがいうの!? 作者名一応あんたよね!?」

盗「魔国の日常ってことでそうしただけで、もうほとんど別人と化してるって言わなかったっけ!?」

ス「知らないわよ!!」

ナ『はいはい!! 一応、これで主要メンバー出そろったはずですので、今回は切りますよ!? もうだいぶ長いんですからね!?』

盗「あ、その前にナレーさんの紹介!」

魔「こいつはナレーター。ナレーと略してよばれること多し。神視点とか、そんな感じか?」

盗「普段は存在ないはずなんだけど、睨めるし、攻撃やろうと思えばできます。なんでだろうねっ!?」

ナ『それは私が一番聞きたいのです……』

盗「地雷踏むと容赦ない攻撃がナレーさんに!!」

ナ『ヤメテー!!』

魔「設定更新とかになると、ナレーがカメラ役、盗賊がマイク役になって突撃インタビューしてくる。結構めんどい。嵐みたいだし……」

盗「あ、ひでー……!!」

ナ『実態ないはずなので特徴とかはなし! 以上、紹介でした!!』

盗「さ、終わりです! みなさん、行きますよー!?」

勇「最後急かしすぎじゃないか!?」

ス「いつものことじゃないのよ!!」

ナ『行きますよって! せーのっ!!』

魔&勇&盗&ス&ナ

「これからよろしくお願いしますっっっっっっ!!!!!!!!!!」

 どうもはじめまして。注意するべきことは大体キャラの皆さんが言ってくださったので、私からは……これからよろしくお願いします! だけで……どうでしょう?

 謝ることも多いかもしれませんが、どうか、よろしくお願いします!

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