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四日目(最終日)

492:JK

新情報

夕食の買い出しのためスーパーに行くと

クラスメートにばったり出会う

いじめの力になれなくてごめんと謝罪

ついでにサッカー部のやつの情報を提供してもらう

2年の先輩に告って付き合い始めたらしい

もちろん巨乳。氏ね

では夕飯の準備してきます

また明日


493:名無しさん

これはサッカー部を擁護できない

振られて2,3日後に別のやつに行くとは


494:名無しさん

巨乳女子高生と付き合うとか爆発しろ


495:名無しさん

爆発しろ





(※延々とサッカー部に関してのコメントだったので省略)






544:JK

おはようございます

朝から主犯+取り巻きに絡まれました

昨日の手紙を無視したのをご立腹らしい

部活をサボることになって先輩に怒られたとか

そんなこと言われてもね?

幸い人通りがそこそこあるので

手出しはなかった

授業時間が近づき解放

ボイスレコーダーはもちろん作動してます

手の怪我については何も言わなかった

さすがに人の靴箱に手を突っ込んで怪我をしたとは

言えなかったのかも


545:名無しさん

朝からお疲れ

絡まれたのは通学路か?

よっぽど追い詰められてるのかもしれんね


546:名無しさん

効いてる効いてる

あとひと押しだな

そろそろ切り札を使ってもいいんじゃないだろうか


547:名無しさん

タイミングがね

JKのところは土曜休みかな?


548:名無しさん

公立なら休み

私立なら土曜あるところはある


549:名無しさん

相手に考える時間を与えてはだめだな

ボイスレコーダー

サッカー部の情報

この2つを上手く使えば敵を制圧できると思うんだ


550:名無しさん

何かいい案でもあるのか?


551:名無しさん

うむ

高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処するのだ


552:名無しさん

それって行き当たりばったりってことじゃねーか!


553:名無しさん

そうとも言う

ぶっちゃけスレの情報だけじゃ

判断ができないのだ


553:名無しさん

現場に任せるしかないのか

もどかしいな


554:名無しさん

俺にできるのはただ安価を取ることだけだ


555:名無しさん

お前はちょっとは自重しろ!


556:JK

休み時間です

土曜は休みです

机の落書きを見つけた主犯が

授業中にがんばって消そうとしてました

いい気味

こちらは平和です

無視は続いてますが

昨日の人が目があったとき軽く会釈してくれたり

一人でも味方がいるんだと

ちょっとほっこり

これから体育の授業です


557:名無しさん

が、がんばれ


558:名無しさん

味方がいてよかったな


559:名無しさん

また2人組みになれーの犠牲になるのか


560:名無しさん

誰か欠席して都合よく偶数になるかもしれないぞ


561:JK

いつもどおりぼっちです

でも私がぼっちになることによって

他の人が悲しい思いをしなくて済むのです


562:名無しさん

全俺が泣いた


563:名無しさん

なんという自己犠牲の精神


564:名無しさん

別に自己犠牲のためにやってるわけじゃないと思うが

その考えは素晴らしい


565:名無しさん

ものは言いようだな

おれもあのときそんな風に思えていれば


566:名無しさん

ところで

すでに昼休みの時間なのに

JKさんの書き込みがないわけだが


567:名無しさん

確かに

ちょっと遅いな

何かあったんじゃないだろうか


568:名無しさん

心配だな

いじめられてないといいが


569:名無しさん

案外スマホの電池が切れたとか

そんな落ちかもしれないぞ


570:名無しさん

そうだな

俺達のJKさんはいじめに屈するほど

弱くない


571:JK

遅くなりました

屋上の人気ないところで

こっそり隠れてお弁当を食べているのがアダとなりました

見つからないようにしてたんですが

どこで嗅ぎつけたのか主犯と取り巻きに捕獲されました

ちょっとやばい状況です

まずは小手調べにお弁当が破壊されました

一口しか食べてないのに

さらに隅の方に追い詰められ囲まれます

4人がかりで罵倒

色々言われましたが

要は胸が大きいのが気に入らないみたい

4対1で言い返すのも怖かったので

黙っていたのが気に触ったのでしょうか

ついに肩をドンッ

でも主犯の右手はカッターで怪我をしてるので左手

利き手じゃないほうなので威力は控えめ

さらに追撃をしようとしてたので切り札です

「今の話、全部録音してる」


長くなったので一旦切ります

食事はパンと牛乳を買ってきました

食べながらぽちぽち打ってます


572:名無しさん

遂に対決か!

パン食べてるってことは無事切り抜けたんだな


573:名無しさん

切り札最強だな

早く続き続き


574:名無しさん

まあまあ

落ち着いて待てよ


575:JK

「今の話、全部録音してる」

大騒ぎです

嘘だろうとも言われたので

ボイスレコーダーを見せてやります

奪われそうになったので

「今週ずっと持ち歩いてたから。

昨日までの分は家にコピーしてある。

これ取ったり壊したりしたら全部ぶちまけるよ」

大勝利です

今までの発言を思い返しているのでしょう

どう考えてもアウトです

「公表したら停学くらいはいくかなあ。

どう思う?」

涙目になってます

ついでにサッカー部の情報も提供してみました

この情報は初耳だったようです

完全に戦意喪失です

そもそもの原因だったサッカー部のやつが

預かり知らぬところで別の人とくっつく

彼女は何のために戦っていたのか?

そこら辺で隙を見てさっさと逃げて来ました


576:名無しさん

大勝利!

JKさん大勝利!!


577:名無しさん

さすが巨乳力士女子高生だ

俺達にできないことをやってくれる!

そこにしびれるあこがれるぅ


578:名無しさん

これでもういじめもなくなるだろう

よかったなー


579:名無しさん

待て待て

逃げてきちゃったんだろ

まだ逆恨みとかするかもしれんぞ

きちんと決着付けないと


580:名無しさん

証拠があるんだ

これで更にどうにかするほど

頭は悪くないだろう?


581:名無しさん

やぶれかぶれで何かやってくる可能性も

捨てきれない


582:名無しさん

呼び出してもう二度と手を出さないとか

念書を書かすとか


583:JK

主犯の処遇

安価↓2


584:名無しさん

ここに来て安価か

念書を書かす


585:名無しさん

友達になる


586:名無しさん

様子を見る


587:名無しさん

念書


588:名無しさん

友達ってwww

どうやるんだよ


589:名無しさん

つい思いついた

友達になればもういじめられない


590:名無しさん

またお前か!


591:名無しさん

いやいや無理だろう


592:JK

友達ですね

がんばってみます

友達になろうって言えばいいんですかね?


593:名無しさん

妙案かもしれない

弱ったところに手を差し伸べる

友達の少ないJKにいい機会じゃないか


594:名無しさん

友達ってどうやって作るのかわからない


595:JK

そろそろ授業です


596:名無しさん

どうやるんだろう?

分かる人ー?


597:名無しさん

分かる人ー?


598:名無しさん

どなたかこの中にリア充の人はおられませんかー?


599:名無しさん

おい、大学生がいたろ

なんとかしてくれ


600:名無しさん

え、いやあ

俺もぼっち……かなあ


601:名無しさん

おい、どうすんだよ

スナイパー!

責任をもって何か考えろ


602:名無しさん

安価があればがんばれる気がする


603:名無しさん

だめだこいつ……


604:名無しさん

とりあえずお弁当の弁償に

食事を奢らせるのはどうか


605:名無しさん

それ友達のすることじゃないだろう

完全に脅しに入ってる


606:JK

休み時間です

最後くらいは安価なしで

がんばってみようと思います


607:名無しさん

そうか

すまない

ほんとうにすまない

頼りない名無しで


608:名無しさん

がんばれ!

いい報告を期待してるぞ


609:JK

ここまでいじめを切り抜けられたのも

皆さんのおかげです

本当にありがとうございました


610:名無しさん

JKはわしの安価が育てた


611:名無しさん

うん、まあそうかもしれない

結果オーライ?

そんな感じだな


612:名無しさん

まだ結果は出てないけどな


613:名無しさん

なあに俺達のJKさんならきっとやってくれるさ


614:名無しさん

最後の最後に役に立たない名無し達

全ての命運はJKさん一人の肩に託されたのだ


615:名無しさん

結局俺達にできるのは

ほんの少し女子高生の肩を押してやるだけ

頑張れと言ってやるのが関の山


616:名無しさん

きれいにまとめようとするな

友達の作り方一つ教えてやれなかった癖に

おれも含めてな


617:名無しさん

人には向き不向きがあってだな


618:名無しさん

じゃあ何が向いてるんだよ?


619:名無しさん

安価のスナイプ、かな


620:名無しさん

かな

じゃねーよ!


621:JK

放課後

主犯の人に話があると言って

廊下の隅に連れて行く

人気のないところだとちょっと怖い

ここなら話は聞かれないけど人目がある

向こうもすごく警戒していた

「友達になろう」

「はぁ?」

ちょっと傷ついた

「あんなおっぱいしか見ない馬鹿野郎のために

喧嘩するなんてアホらしいでしょ。

あなたとは仲良くしたいの」

「そうだね」

ちょっと考えこむ主犯の人

「いいよ。色々やって悪かった。

許してくれるなら友達になってほしい」

「うん」

ちょっと泣いた

主犯の人がそれを見て慰めてくれた

本当は優しい人なんだ

そのあとは部活があるからと別れた


622:名無しさん

ブラボー!


623:名無しさん

全俺が泣いた!


624:名無しさん

全俺も泣いた!


625:名無しさん

月曜日にいじめが始まって

わずか5日の電撃解決

素晴らしいな


626:JK

ほんとうにありがとうございました

そろそろ一人の名無しさんに戻ろうと思います


627:名無しさん

一週間お疲れ様

あとは後日談があれば書き込んでくれると嬉しいな


627:名無しさん

了解しました


628:名無しさん

涙目になりながら

いじめっこに友だちになろうと告げた

JKさんの勇気を俺達は讃えたい


629:名無しさん

ああ、永遠に語り継ごう!


631:名無しさん

そうだな!


631:名無しさん

いや、それはちょっと

恥ずかしいかなあ




 主犯の人と和解したことを受け、月曜日にはいじめは終息した。

 そしてJKさんには、主犯の人を含めて何人もの友だちができたと報告があったのを、最後に付け加えておこう。


このお話はフィクションです

いじめられていた女子高生はいませんでした

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